退院前日の出会い

退院前日（四日）の大山の画像です。

この日は初めて先客がありましてね。

日の出を待ちながらお話しました。

車椅子の男性は

先月の座礁事故で脊椎を損傷し、正座あとのような痺れが脚に残っているそうです。

海猿が救助に来たこともあり、乗組員全員が救助されました。

その時の模様を熱心に語られました。

事故時はもう助からんと思い奥さんにもそう告げたそうです。

病院に駆けつけた奥さんは対面したときフフフと笑ったそうですよ。

奥さんの父親も船乗りで、そこら辺の肝が据わっているんですね。

若い頃はカニ漁の指導で北朝鮮に渡ったこともあるそうです。

還暦過ぎてそろそろ船を降りようかと思っている矢先の事故。

それやこれやの話を聞かせてくださいました。

お返しにオカンは此処から見える山の名前を教えてあげました。
やがてお日様が大山の左端、三鈷峰から顔を出したのを期に部屋に戻りました。

オカンより一日遅れて退院だそうです。

リハビリの日々が始まりますね。