ヒデリンさんは網膜色素変性という病気で失明されてもなお、
困難や辛さを笑いに昇華してブログを綴っていました。
オカンはそのブログを別のブログで知って、訪問するようになった新参者ですけど、
ヒデリンさんのお誕生日がオカン父の命日と同じということにご縁を感じましてね。
以来、しょうもないことを愚痴ったり小自慢したりでお邪魔してるのです。
ヒデリンさんが旅立ったあともお友達や常連さんはもちろん、
ヒデリンさんの娘さん、息子さん、そしてお姉さんや姪御さんも書き込みされるという、
稀有なあたたかい掲示板なのですよ。
いつか、皆さんの生息地(お住いの所)の真ん中あたりでOFF会したいと思っていたのですけどね。
なんとオカンはこの度、旅に誘われましてね(フフフ)
行き先が東北方面と聞いて参加を決めました。
旅の二日目にヒデリン縁の地を訪れたのですワ。
中央改札口を出たところにはおそぼパート2さん(ヒデリンさんのお姉さん)が待っていてくださいました。
お電話で聞いた声から想像していた通り優しい笑顔の方で、
つい「おねえさん♪」と呼んでしまいました。
初めてなのに和んでしまって、スラスラとおしゃべりを始め、
ときに涙しては「いかんいかん」と押し留めたりね。
写真を持ってきて見せてくださったの。
姉妹だから当たり前かもしれないけど、似ていらっしゃる。
「こちらがお姉さんですね?」と指さしたほうがお姉さんだった(テヘヘ)。
ヒデリンさんが贈ったというバレンタインカードも大切に保管されていてオカンにも見せてくださいました。
ヒデリンさんはスーパーのポップを書いていたそうで、とても味のある文字なのです。
添えられたイラストも可愛くてね。
写真に撮らせてもらいましたよ。
でもお見せしません、大事大事です。
いつのテレビだったかな?
夫が闘病中に綴っていたブログを残された妻が引き継ぎ、
夫の生前と変わりなく読者との交流が続いている、
というドキュメンタリー番組を観たのです。
まるでヒデリンさんの掲示板みたい、と思ったのを記憶しています。
このブログにもそのことを書いたような…。
おねえさんがその話をされてね。
同じ番組を見たんだな〜と、コレまたご縁を感じます。
話は尽きないけど時間は無情。
集合時間を決めているし、集まる前に泣いた顔を洗いたくて、お別れすることにしました。
なのにお姉さんてば、少し歩いたその先で…。
立ち去り難く見送っていたオカンもつられて…。
そして互いに見交わして、手振りで行くからねって。
その後、ホテル迎えのバスに乗り込み、連れに聞かれて様子を話していたら、何やら名前を呼ばれてる。
慌ててバスを降りると、お姉さんが居て、
「ヒデリンの息子と娘にも見せたい」と二人並んで写真を撮りました。
ヒデリンさんが教えてくれたのね「写真を忘れてるよ〜」って。
飛行機と新幹線を乗り継いだ今回の旅。
やっぱりおいそれとは行けない距離です。
この次が有るのかどうか?
でも思い出はしっかりと胸に刻みました。
お姉さん、会いに来てくださってありがとうございました。
ヒデリンさん、ご縁をありがとう。
合掌
↓お土産に頂きました🩷
柿をベースにしたエナジーバーです