「ピリオド」乃南アサ著を読了。
乃南アサは「凍える牙」がお初で、
オカンはこのシリーズからハマったです。
受け取って「あれ?表紙が違う!」
借りたのは2008年の第8刷発行の文庫本でした。
文字サイズは9級(6ポイント)で小さいし行間も狭い。
厚さは2センチもあって持ちにくいし……、
とグチりながらも読み始めたら止まらない面白さだった。
いつも苛立ってすぐに怒鳴る主人公の兄が、昨日見た映画の父親像と重なる。
気が小さいから外では見栄を張り良い人の仮面を被る。
そしてその抑圧を家族に当たり散らす。
軽重は違えども義父さんがまさにそうだったなあ。
気が弱いふりをして相手の罪悪感につけ込み、
思う通りに動かしてしまうしたたかさ。
そんな人、周りにも居るよね。
可哀想なのは中三の姪だわ。
強がっていても親の手を必要としてる。
なのに自分の事にかまけて、それをしない母親。
(コレはオカンの反省)