見返り美人
でしょ
ちょっと前に、カーサンがプラネタリウムの話をしたとき、
メイちゃんとメイちゃんのお母さんも知らなくて、
「何それ？」って聞いたそうです。
で、
「じゃ、一度連れて行ってあげようね。」ということになり、
今日はメイちゃんと三人で、米子の児童文化センターに来ました。
というか、メイちゃんとカーサンだけで行って、
ワタシはオババのおうちでお留守番です。
ワタシ、五か月になりました。
だからワタシのおうちと、オババのおうちは違うってわかります。
それにカーサンとメイちゃんが行っちゃったから、
さびしくて心細くて、それで泣けてきました。
ついでに眠たくて・・・。
オババいわく、
「豚が絞殺されるようなキーキー声」で、
思い切り泣きました。
「こんなに泣いてるのに、壱号は何をしとるだ！」って、
ジジが怒り出しました。
ジジは雨が降りそうだからといって、朝早くから畑仕事をしたのです。
そして午後はゆっくり眠ろうと思っていたのです。
ワタシ、お昼ごはんのときは静かに寝ていました。
途中で目が覚めた時は、かわいい声で笑い声を聞かせてあげました。
ジジも喜んでいました。
ジジが昼寝をするとき、ワタシも眠くなっりました。
でも部屋の中を見回して様子が違うから、また泣けてきました。
ワタシの寝ぐずりは、カーサンから遺伝したものですが、
ジジはすっかり忘れてしまって、
ワタシの声がうるさくてブチ切れました。
「カーサンに電話してすぐ帰れ！って言え！」って、
オババに言いましたが、
腹が減ってるわけじゃない。おしめもかえたばかり。
ちょうど人見知りする時期だから、様子が違って不安なだけ。
今泣いているのは寝ぐずりだからしょうがない。
といって電話しなかったので、ジジは自分で電話しました。
ワタシはそのあとすぐに眠ったのですが、
カーサンが迎えに帰ってきたそうです。
「今寝たところなのに、かわいそうに。」といいつつ、
「次に来るときはジジが居ないときにね！」といって、
オババはサヨナラしました。
ジジは出てきませんでした。
