自宅レストランは、自宅のリビングルーム(居間)にお客さんを招いて料理をふるまうレストランで、
自宅で開業しているので、「完全予約制・昼夜各一組限定・メニューはコース料理のみ」が一般的とのこと。
2年前に予約したと言う友達に誘われ、そんなレアなところは是非行かねば!と、
1月21日に、千葉県からえんやこらと電車を乗り継いで、
途中
アクシデントに見舞われながらも、東京を横断し(?)、
東京都西部の町田市まで行って来ました~。
新百合ヶ丘で乗り換えたから、てっきり川崎市かと思っていたら、
あとで東京都とわかりビックリでした。
自宅レストランと言うだけあって、外見はほんとに普通のお家(写真撮り忘れた!)

招き入れられたお部屋も、洋風客間って感じで、足を下に下ろせる掘り炬燵式の長いテーブルがひとつ
最低6名からと言うことでしたが、ランチタイムなら12人くらいまでは座れそうな大きなテーブルだった。
今回は7名だったので3人と4人で互い違いになるようなセッティングにしてあった。
この日のコースは
・菜の花のすり流し 鶏ささ身の春巻き 五色膾

菜の花を摩り下ろしてお出汁をちょっと加えただけだそうですが、美味でした
・清酒の入った徳利2合入りかな?(お酒の名前聞いたけど忘れた)

徳利の反対側
・汁椀

蟹しんじょのお吸い物 つなぎは山芋と鱧のすり身

海老しんじょは食べたことがあるけど、蟹しんじょなんて初めてでした
つなぎの山芋は大匙1杯しか使ってないとのことでしたが、
型崩れもせず、フワッとしていて海老とはまた違った蟹の風味が美味でした
・ゆず釜

鰻の乗ったおこあが入っていました

もち米にゆずの香りが一杯しみこんでいてとても美味しかった
・マグロの漬け 上にかかっているのはミョウガとウド

トロ~とした中トロで口の中でとろけてしまいそうでした
・ゆり根饅頭

本来は鶏のそぼろを入れているそうなのですが、鶏がダメな人には生麩の佃煮を入れるとのこと
・博多揚げ

縞模様がが博多帯に煮ているところからそうつけられたらしい・・・?
絹ごし豆腐と焼きホタテと黒ゴマと里芋をすり潰して裏ごしをかけたものを
重ねて揚げたそうで、作り方を聞いてとても手の込んだものだとびっくり!
里芋がとても滑らかで美味しかった
・紫蘇ジュースと梅ジュースのシャーベット

紫蘇ジュースの色が出てきれいなピンク色!
さっぱりしていて美味しかった
マイセンのデミタスカップをこういう風に使うとは・・・
・糠漬け

・甘酢漬け
・お茶漬け(?)

これをお茶漬けと言っていいのいか定かではありませんが・・・
ゴマ鰯と摩り下ろした生姜が乗っていました。
こんな食べ方もあるんだ~♪
・お薄とお饅頭

それぞれの器がどれも素敵なものばかり

全員が揃いの柄ではなく、みんなが楽しめるように数種類の柄を用意してありました。

私のお薄が入っていた茶碗は、花瓶

の柄を取り入れて作ってもらったとのこと

この花瓶は、見た目がグレーがかっているのですが、水を入れると透き通って見えるとのこと。
お部屋の調度品も季節に合わせてアレンジしてありました。
床の間風に見立てた壁側

掛け軸の後ろは壁ではなくて窓だそうで、その前にスクリーンを下ろして掛け軸を下げてありました。

香炉を真ん中に、右側の重箱の蒔絵を左側のランプに描いてもらったそうです。

花瓶に生けられた松はご近所からもらったそうですが、普通の松よりも葉が長い珍しい松でした。

反対側の壁には、紅白の餅を付けた柳が飾ってあり、いかにもお正月って感じでした。

出窓にもさりげなく干支のウサギの置物が置いてありました。

何だったのか・・・聞くのを忘れました

年代物のピアノ

脇には椿が1輪

大きな花瓶に生けられているのは黒モジ作る木の同種で緑モジの木だそうです。
また行けるかどうか分からないから、もっと色々と鑑賞しておけばよかった、、、。
素敵なお部屋と素敵なランチでした