つれづれすけっち

ワタシらしく。 ワタシなりに。

内野聖陽 with METAL MACBETH GROUP シークレットライブレポ②

2005-11-06 15:20:33 | つれづれ
<長文&ネタバレ注意!>
メタルマクベスナンバー→懐メロと歌った後は、もう一度メタルマクベスの楽曲から。ストーリー後半部で歌われる予定の「私の失意」と言う曲を静かに、そして熱く歌ってくれた!正式に公演で歌われるかどうかは未定のようだが、是非是非歌って欲しい。

次は何と、ミュージカルナンバー!!まず「ジーザス・クライスト・スーパースター」から「ゲッセマネ」。作品は観たことがないけど、CDで山口祐一郎さんの歌を聴いたことがある!「ジーザス~、観たことある人!」と内野さんが観客に挙手を求めるとパラパラと手が。「お~、結構いますねぇ。これを観たことがあるということは結構なお年ですね」のようなニュアンスの問題発言が飛び出す!「あ・・・劇団四季でロングランされてるんですよね」とフォローを入れたが、時既に遅し?!まぁ、これもご愛嬌。
ゲッセマネは英語バージョン。日本語は四季の著作権等々があるから英語なのだろうか、なんて冷静に考えてしまった私。さすがESSにいただけに、英詩にも関わらず感情たっぷりの熱唱を聴かせてくれました!シャウトもすごかった~~~。最高でした!「メタルマクベス」の次は「メタルジーザス」ってどうですか?内野さん!

その後、ようやくバンドメンバーの紹介。最年少のドラマー川口さんのことを「危険物取扱資格を持っている」と紹介したり、ギターの高井さんを「夜な夜な家にロープを張ってギターの訓練(指を鍛える?)をしている・・・」などと紹介したりと、通り一遍の紹介にとどまらない内野さん。でも高井さんは内野さんの発言を「夜な夜なじゃなくって!・・・」と真顔で訂正し「みなさん、この人のことは信用しないほうがいいですよ。尾ひれ背びれが付くから」とまでおっしゃる。この二人仲が悪い?!(苦笑)それでも内野さんは涼しい顔。南原教授を地でいっているようだ。

そしてここでゲストの登場!
「メタルマクベスに出演する」「男性」で「本業はヘビメタシンガー」って???誰???
「“カンムリ”さんで~~す!」との紹介で登場したのが冠徹弥さんという方。(ライブでは冠さんとしか言ってくれなかったので後で調べました)目がクリクリっとしたいたずらっ子のようなお顔の若いお兄ちゃんで、ツンツンに逆立てた髪は真っ赤にカラーリングされ、そして着ている白い毛皮のような?扮装から「冠さん」より「ニワトリさん」のほうがピッタリくるんじゃないか、と思ってしまった。冠さんはヘビメタバンドを二つ掛け持ちされていて、何とアジアでは大ブレイク!?ベトナムのTVに出演したことがあるらしい。
ここで内野さんが「冠さん、知ってる人~」と観客へ問い掛ける。(今考えるとこれ、ちょっとキツイなぁ)パラパラと挙がる手をいち、にい、さん、し・・・と数えていく。「もう、悲しいからこのへんでやめてください!」と哀願する冠さん。もう、この際だから名前を“誰やねん”に変えようか、なんて話しにまで発展してしまい。冠さんが即興で「誰やねん!」と叫ぶと観客も「誰やねん!」と返す!「誰やねん!」「誰やねん!」「誰やねん!」「誰やねん!」と煽って最後に「死ねぇぇ~~っ!」ときた。関西のノリだわ!その様子を見ていた内野さんはきっと関西本場のノリにビックリしていたに違いない。

紹介はここまでにして、ミュージカルヘビメタ再開!冠さんを交えて「オペラ座の怪人」から「The phantom the opera」を。クリスティーヌが冠さん、内野さんがファントムのパートを担当したのだが、冠さん!!!上手いね~~~!本職ヘビメタシンガーの本領発揮!超高音までバッチリ出る歌唱力、バツグンの声量に、嫌でも会場はヒートアップ。内野さんがクリスティーヌの絶唱の合間合間にファントムの台詞を英語で挟んでいく。これがまたいい!

ここで冠さんが退場。再び内野聖陽オンステージ。
次は何と「エリザベート」ナンバー。まさかこんなところで聴けるなんて思ってなかったから驚き。9月の帝劇に行けなかった私には本当に嬉しいサプライズだった。
黒のターバンを取って、黒の帽子に変える。そう「キッチュ」だ。これも外国語(英語?)だった。ルキーニになりきる内野さん。この人は何をやっても上手い。冠さん登場以来ヒートアップに拍車が掛かった会場は、「キッチュ」でさらに大盛り上がり。「キ~ッチュ!」でみんな叫びながら拳を振り上げる。いいねぇ、この一体感!
そして最後は「闇が広がる(日本語)」。ここで冠さん再登場。よくよく考えたらヘビメタ調で「王座に~ 座るんだ~~~♪」という歌詞も不思議なものだ。内野さんがルドルフもトートも歌ってくれる贅沢さに幸せを感じつつライブは終わりを迎える。

拍手は鳴り止まず、アンコールを期待する観客。するとメンバー再登場。内野さんはターバンをはずし、服をマクベスライブTシャツに替えての登場。あら、髪がかなり茶髪になっている。こんなに茶髪も初めてではないかしら?アンコールでは何と「最後のダンス」も歌ってくれた。ファンの気持ちをよ~くご存知で!
アンコールも終わり、Tシャツの宣伝をした後「さよ~なら~」と下手袖に消えるメンバー。終了のアナウンスがあった後も、皆帰ろうとせず拍手は鳴り止まない。もう出てきてくれるわけないか、帰ろうかなと思った時に、まさかの再登場!!!会場がわっと沸く。
「もう、本当に歌う歌はないからね」と言いながら観客の声援に答えて登場してくれた内野さん。出てきてくれただけで感謝です。「では、さよ~なら~!また来年~~」という言葉を残し、内野さんは去っていたのでした。

あ~、終ってしまった。終演後は悲しさよりも、ものすごい爽快感が残った。こんなに楽しいひと時を過ごしたのは一体いつ以来だろうか?こんな間近で内野さんを目の当たりにすることができ、しかも約2時間ず~~っと内野さんを見続けることが出来て、歌もトークも堪能、しかも感情を抑制させることなく、キャーキャー叫ぶことができるなんて・・・こんなに幸せでいいのかしら?タイトルに“新感線”と銘打ってはいるが、ほとんど「内野聖陽ファンの集い」に近いものがあったため、新感線ファンからすると首を傾げてしまう内容だったかもしれない。内野ファンはファンで、こんなに豪華で素晴らしい内容のライブになるとは夢にも思わなかっただろう。内容が全く分からなかったため、皆大なり小なり不安と期待の入り混じった状態でこの会場に足を運んだだろうから。
今回、この貴重なライブに参加できたことを本当に幸せに感じる。

これを機に是非ヘビメタ、ロックアーティストとしての道も開いてほしい。是非またライブをやって欲しい!!今度は舞台の一イベントとしてではなく。
こんなステキなライブが1度きりなんて・・・悲しすぎる。

後日談。
腰が悪い私は、正直なところオールスタンディングライブに耐えられるか非常に心配だった。だが、終ってみると腰は全然痛くならなかった!きっとライブ中、始終飛んだり跳ねたり動いていたので、腰への負担が少なかったようだ。よかった。
しかし、今回痛くなったのは首。首が筋肉痛になったのだ。確かにライブ中、ジャンプしながら舞台上の内野さんを見上げていたため首が相当疲労したようだ。でも筋肉痛って!首が筋肉痛になるなんて生まれて初めてだ。ライブから2日経った今でも痛くて、ご飯を食べる時もちょっと痛いのだ。相当だなぁ。

でもこの痛さはライブの思い出。
痛みを感じるたびにライブのことを思い出しています。

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2 コメント

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Unknown (Eriko)
2005-11-08 01:15:33
mocoさん

大阪の盛り上がりが伝わるレポ楽しかったです!

クドカン作品のエピソードは内野さんの飾らない素直な性格がよく分かるなぁ(笑)

冠さんの「誰やねん!」も思い出すと笑える~

ライブでもらったパワーで年末まで頑張りましょうねー!
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Erikoさんへ (moco)
2005-11-10 00:07:40
こんばんは!

コメントありがとうございます~!

ちょっと興奮して書いてしまったので、読み返すと

何ともお恥ずかしい文章・・・

でも本当に楽しくて、内野さんから一杯のパワーをもらいました。



内野さん、また一つ新境地を開拓しましたね。

是非またライブやって欲しいですよねぇ。

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