あらすじ。
友達に誘われヨットセーリングに出掛けたジェス(メリッサ・ジョージ)だったが、嵐に襲われヨットが転覆してしまう。運良く助かった彼らの前に大型客船が現れ、助けを求めて乗り込んでみると直前まで人がいた形跡はあるものの、なぜか人の姿がまったく見えなかった。一行が船内を探索していると、突如覆面をした人物が現れ次々に殺されていく。
(『シネマトゥデイ』より)
((((;゜Д゜)))
金曜の夜1時頃にテレビで放送していた映画。時間は99分。まだ眠くないし、見終わると2時30分頃。いい感じかもと何気なく見始めたのに…。
寝ようと思った時には4時を過ぎていました。
( TДT)
何故か?見終わった後に一緒に見ていた姉と90分程話し合ったからです。図まで書いて…。
以下ネタバレになります。
私の解釈です。すっごい長くなります、
とにかく同じことが繰り返されるお話。ループ地獄というらしいです。では。
1.覆面の殺人鬼を客船から落とすジェス。ちなみに、このジェスこの客船に来たことがある気がするというようなことを言います。
2.覆面の殺人鬼を客船から落とした後、客船に乗り込もうとしている自分達を目にして驚愕するジェス。ジェスは、皆が殺されないように奔走します。しかし、結局皆殺されてしまいます。そして、またしても海には客船に乗り込もうとしている自分達が。
3.ジェスは、皆が死ぬとリセットされ客船に乗り込もうとする自分達が現れることに気付きます。リセットするために、覆面をして皆を殺し客船に乗ろうとする自分達を客船に乗せないようにしようとするジェス。このジェスは、1のジェスに客船から落とされます。
3のジェスは客船から落とされた後、岸にたどり着き家に帰ります。家には息子ちゃんを虐待している自分がいます。ヨットセーリングに行く前の自分です。ジェスは、虐待している自分を殺し、息子ちゃんを車に乗せます。しかし、運転中に事故に遭い息子ちゃんが死んでしまいます。ジェスは、息子ちゃんを助けるためにタクシーに乗り港に向かいます。
(。>д<)
この話1→2→3→1と繰り返しているように見えますが、考えてみるとサリーをナイフで殺すジェスがいないのです。3のジェスは銃を使っているので。
((((;゜Д゜)))
ということは、3→1ではなく3→4ということ。4のジェスも既に何度も繰り返されていることは、ナイフで殺されたサリーの死体が客船にたくさんあったことやカモメの死骸がたくさんあったことからも考えられます。
客船の名前はアイオロス号。死神を騙し、この世に居座った~のようなことを途中でサリー(だったと思う)が言います。アイオロス号の乗船者は死者なんでしょうね。それならば、一緒にヨットに乗ったヘザーが行方不明になり、アイオロス号に乗らなかった説明がつきます。行方不明になったヘザーは救命胴衣を着けていたはず。確かサリーがそんなことを言っていました。おそらくヘザーだけが生きているのでしょう。
そう考えると、客船の中での時刻の食い違いも納得。今何時か?という場面で、確かジェスは8時台で他の人は11時台だったような。それぞれの死んだ時刻なのでしょう。
(;>_<;)
息子ちゃんを殺してしまったことを受け入れないジェスは人を殺し続け、グレッグ達は死んだことを受け入れないために殺され続け…多分ジェスにとっては、自分が死んだことよりも息子ちゃんを殺してしまったことの方が受け入れられないのでしょう。
それらを受け入れたら、タクシーの運転手さん(多分お迎えさん)が連れていってくれるはず。しかし、タクシーから降り続けるジェス。ループ地獄は終わらない…。
(;>_<;)
というのが私の出した結論です。見た方の感想を読むと様々な意見があり面白いです。昔読んだ少女漫画『見知らぬ街』を思い出しました。松本洋子の本。実は皆死んでいたという。
さて、もう少し他の人の意見も見てみます!