歌野 晶午 著
《内容》
焼け跡から金貸しの老婆の死体が発見された。体には十数ヵ所の刺し傷があり、焼け残った金庫からはお金も債務者の記録も消えていた!事件を捜査する浜倉中央署の刑事・舞田歳三。彼にはゲームとダンスが好きな11歳の姪・ひとみがいた。行き詰まった事件の謎を、彼女の何気ない言葉が解決へと導く。キャラクターの魅力と本格推理の醍醐味が詰まった傑作推理小説。
(「BOOK」データベースより)
(  ̄▽ ̄)
「葉桜の季節~」の驚きが個人的に合わなかったので、歌野さんを避けていたのですが、読んでみました。電子書籍無料だったので。
出だしの歳三とひとみのやり取りが、暴力?と思わせてからの、実はゲームの流れが見事で、すぐに作品に引き込まれました。
(。_。)
事件の真相などで目新しい、斬新なものはないので、驚愕する場面はなかったのですが、伏線のばらまき方と解決までの進め方が好みでした。
歳三とひとみの関係もよく、微笑ましかったです。ひとみに歳三がいてよかったと、何度も思いました。
(*´ω`*)
ガッツリ読みたい方には物足りないないかもしれませんが、私はよかったです。食わず嫌いはよくないですね。しかし、まだ回収されていないものがあるような…。
と思っていたら、続編が出ていました。さらに改題されて出版されている。
(*゚Д゚*)
他の方の感想を読んだら、タイトルと中身が合っていないというのが多かったです。言われてみれば…って、言われなくてもなのかもしれませんが、事件解決するのは叔父の歳三です。私は気にならなかったのですが、タイトルから安楽椅子探偵を望んでいる方は違いますよ!ご注意を。