はる日記

「人間万事塞翁が馬」

日々の出来事を綴ってます。

名脇役

2014-08-05 22:04:59 | 野球
勝ちたかった。

野村くん、中崎くん、イッチー、永川さんと繋いで何度もあったピンチを踏ん張って。頑張った投手陣の為に勝ちたかった。

廉くんの力があったからこそ、今の位置にいるのだけど。今日は、ちょっと単調に見えた。あっさりしてた。

(ー_ー;)

エルちゃんもホームランじゃなくてもいいのに。打線も繋がらなかった。繋がらないと勝つのは難しい。それは分かっている。だけど、投手陣が頑張っていたから。必死だったから。

こんなドラマあるんですね。盛り上げて盛り上げて。

ガックリ。

(ー_ー;)

明日はカープが主役の試合をしましょう。こんなこともあるよ。


『大誘拐』

2014-08-05 17:49:31 | テレビ・映画・本
天童真 著。

あらすじ。

戸並健次は、出所日に看守からの二度と戻ってくるなよという言葉に、看守さんに二度と迷惑をかけないと返した。健次は、確かに社会復帰を熱望していた。しかし、そのあり方とそのための方法は、看守たちが考えているものとは全く別だった。社会復帰するためには資本(お金)が必要。それを稼ぐ方法は…誘拐だった。標的は、柳川家当主とし子刀自。誘拐計画に刑務所で知り合った秋葉正義と三宅平太も加わり、三人は苦労の末に誘拐に成功した。が、気がつけば型破りな刀自のペースになっていて。誘拐事件の終着点は…。

(* ̄∇ ̄*)

1978年に発表された作品なのですが、今読んでも古さを感じません。テンポが良い。

県警本部長の井狩が出来る人なので、捕まってしまうのではないかとハラハラしながら読みました。出来る人VS出来る人の話は面白い。

( 〃▽〃)

でも、この話の面白いところは、三人が変わっていく姿と誘拐事件を楽しんでいる刀自の姿です。

三人は、根無し草で信念というか芯がない。だけど、誘拐事件をきっかけに自分の生き方を見つけます。途中で正義と平太が、お互いに変わったと言い合う場面があります。その場面で、正義が平太に刑務所にいたときはドブネズミみたいやったけど、今は人らしく見えるときがあると言うのですが、ここが印象的でした。

(  ̄▽ ̄)

反対に刀自は仏様のように見られていて。でも、実際は猜疑心もあるし、虚栄心もある。三人に会う直前には、気力も失っていました。死なないでいるだけだと。だけど、他人からはそうは思われてなくて。う~ん、孤独を感じますね。それが、誘拐されて一変。活き活きと誘拐事件を楽しんで。

刀自が「天の摂理」だったと言うのだけど、その通りだと思いました。四人が生きることを楽しむために。

(*´∀`)

せっかく生きているのだから楽しまないと。です。