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グルックの主題によるピアノのための１０の変奏曲。宮廷の音楽監督グルック、その後任を務めるモーツアルト。先輩後輩の関係。先輩に捧げられた作品なり。グルックさんと云えば、アウリスのイフイゲニアを作った方ですよね。フルトベングラーの指揮で序曲を聴くと、お漏らししてしまうくらい荘厳にして緊張感がありながら美しい旋律を思い出します。ただ、やはりそこは、モーツアルト。主題を大切にしながらも自由に羽ばたいております。とゆうか、おかまいなしに羽ばたきすぎ。音楽の楽しみは、ここにありという作品なのでしょう。