松方コレクションの全貌がつひに、解明されたとか。第一次世界戦で、Ｕボートに沈められる船の山の隙間を埋めるように、鈴木商店を通じて、川崎造船が売りまくった船代金で、明治維新で喪失した浮世絵や、現地で購入した３０００点に及ぶ西洋絵画、計１万点のコレクションの解明だとゆう。まさに、悲願。私も注目していたので、嬉しい限り。ただ、１９３９年、ナチスによってロンドンが爆撃され、その時に倉庫に保管されていた９５０点が、日本に帰国していれば、西洋美術館でお目にかかれたかと思うと、残念でなりません。私としては、松方翁のやり方で、絵を購入するのが夢。ステッキを持って、『はい、ここからここまでの画、全部。』。ステッキの示すポイントは、すーっと何十メートルも。数億、あるときは、桁はずれの億円の使いっぷり。うらやましい。名画を日本に持って帰る。松方コレクションの果たした役割は、大きいです。また、西洋美術館に行きますか。モネに会いに。
