HILLCLIMB

力を入れてバイクを造り、力を抜いてバイクで遊ぶ

旧山陽道ポタリング

2015-02-17 11:30:03 | Weblog
先週、山口県下松市のシクロテックイチカワさんが自転車でやって来た。
下松から広島まで、交通量の多い2号線を自転車で走るのはイヤだ。
と思って聞いたら、旧山陽道を使ったそうで、自転車にはなかなか良いルートらしい。

そう言えば、広島から東方面への旧山陽道は部分的に知ってるけど、続けて走ったことが無い。
定休日に予定が無かったので、どんな感じなのかちょっと走ってみよう。

向洋駅から東に向かって出発。しばらくクルマの通れない道をJR沿いに走る。
人と自転車しか通れない、それだけで嬉しいんだな、自転車乗りには。
海田市駅手前でいよいよ旧山陽道に合流する。道は狭いけど、交通量は少ないし信号もない。
このあたりは良く通るので、まるでご近所感覚。



海田の山陽道沿いには、江戸時代の建物がたくさん残っている。
まずはこれ、三宅家。
広島市のサイトによると「江戸時代から安芸郡きっての大地主で有名な農業篤志家。 住宅は200年前の面影を良く残している。」



実は三宅家は内部まで良ーく知っている。いつもお世話になっているRTヒルクライム名誉会長の自宅なので。
そして道をはさんだ正面が明顕寺。
「浄土真宗本願寺派の寺院。境内には江戸中期の植木の梵鐘がある。植木の鐘は戦時中殆どが供出され現存は珍しい。」

三宅さんちの隣並びは千葉家。
「江戸時代、天下送り役・宿送り役を務めた。数寄屋造りの書院は県の重文、庭は県の名勝に指定。」






さらに東に進むと説明書きは無かったけど、うだつのある古い豪邸が。
「船越代官所跡から海田上市にかけてジクザグの家並み・大屋根・低い2階建・うだつの白壁が見られる。」


ということで、旧山陽道の海田には今も江戸時代の歴史が色濃く残っております。



海田を過ぎて中野に向かう途中、おっと、これは昭和を感じさせる駄菓子屋・・・
店頭には誰もいない。店につながった奥の自宅でテレビ見てます。


瀬野川を越えると、JRと2号線を時々交差しながら民家や田畑沿いを蛇行して走る。
このあたりまで来ると、ほとんど交通量ゼロで快適。
ただし交通量の多い2号線を交差するときは信号が無いところもあるので注意が必要。

左下が平行する2号線。右の旧山陽道の雰囲気がわかるでしょ?

東広島市に入る直前で、旧山陽道は2号線から離れて右手の山の中に入る。

工事中の東広島バイパスの橋脚の間から先に進むと、登山道のようになるので、ロードバイクでは無理。
MTBなら行けるかもしれない。
ということで、ここで折り返してしばらく2号線を走る・・・トラックが怖いよ。

志和インター入口交差点を越えるとすぐ、2号線から左に逸れる道を発見したので行ってみよう。
旧山陽道ではないけど、自転車にお勧めの旧道だった。

そのまま2号線に平行してJR沿いに八本松駅まで行ける。こちらも快適。

そして本日のゴールは、いつもお世話になっている八本松のユーロガレージさん。
普通のクルマから変なクルマまで、なんでも面倒見てくれます。



向洋駅から八本松まで往復約50km、(一部の2号線を除いて)のんびり快適な旧山陽道ポタリングでしたとさ。とっぴんぱらりのぷう。