(1968/フランコ・ゼフィレッリ監督/レナード・ホワイティング=ロミオ、オリヴィア・ハッセー=ジュリエット、マイケル・ヨーク)
思い出の作品から。
シェイクスピアの原作ではジュリエットは13歳らしい。ちょっと前の「クイズ・ミリオネア」で細木数子の問題の中に出てきた。
何度も映画化された戯曲だが、原作の主人公達に最も近い年齢の俳優が演じるということで話題になったのが、この68年のゼフィレッリ版だ。それまでに有名だったのは、54年のローレンス・ハーヴェイがロミオを演った作品だった(監督:レナート・カステラーニ)。
「ウエストサイド物語(1961)」の若さと躍動感を15世紀にフィードバックさせたような演出で、それまでの“古典は格調高く”という定石をうち破った。時期的にもアメリカン・ニューシネマと通ずるものがあるなと当時は思ったもんだ。
ロミオとジュリエットが初めて会うダンスパーティーで流れる歌は、映画と同じく大人気となりヒットチャートを駆け上がった。音楽は、フェリーニ作品でおなじみのイタリアの巨匠、ニーノ・ロータでした。
ロミオはレナード・ホワイティング。ジュリエットはオリヴィア・ハッセー。当時確か、17歳と15歳だったと思う。二人とも(日本でも)アイドル的存在となり、二人が初めて結ばれた次の日の朝、15歳の彼女の胸が一瞬あらわになるシーンに男性陣は大騒ぎした。
オリヴィアは後に、日本の歌手布施明と結婚したが、(確か)一男をもうけた後離婚した。
96年にレオナルド・ディカプリオ主演の「ロミオとジュリエット」が作られたが、古典劇ではなく、“ウエストサイド”のように、設定のみ移植した現代劇らしい。残念ながらこれは観てない。
ゼフィレッリ版は原作通り15世紀の話で、まさに純愛ドラマでした。二人の若い役者の活きのよさも手伝って、誠にピュアで可愛らしい映画でありました。
1968年のアカデミー賞では、作品賞にノミネートされ、衣裳デザイン賞と撮影賞を受賞した。これ以上に美しい「ロミオとジュリエット」は出来ないのではないかと私は思っています。
ゼフィレッリ監督は、このあと「ブラザー・サン シスター・ムーン(1972)」でもピュアな修道士を描いたが、世界中を泣かせたのが79年の「チャンプ」。「真夜中のカーボーイ」のジョン・ボイトが息子の為に再起をかけるボクサーを演じた作品。残念ながら、コチラも未見です。
思い出の作品から。
シェイクスピアの原作ではジュリエットは13歳らしい。ちょっと前の「クイズ・ミリオネア」で細木数子の問題の中に出てきた。
何度も映画化された戯曲だが、原作の主人公達に最も近い年齢の俳優が演じるということで話題になったのが、この68年のゼフィレッリ版だ。それまでに有名だったのは、54年のローレンス・ハーヴェイがロミオを演った作品だった(監督:レナート・カステラーニ)。
「ウエストサイド物語(1961)」の若さと躍動感を15世紀にフィードバックさせたような演出で、それまでの“古典は格調高く”という定石をうち破った。時期的にもアメリカン・ニューシネマと通ずるものがあるなと当時は思ったもんだ。
ロミオとジュリエットが初めて会うダンスパーティーで流れる歌は、映画と同じく大人気となりヒットチャートを駆け上がった。音楽は、フェリーニ作品でおなじみのイタリアの巨匠、ニーノ・ロータでした。
ロミオはレナード・ホワイティング。ジュリエットはオリヴィア・ハッセー。当時確か、17歳と15歳だったと思う。二人とも(日本でも)アイドル的存在となり、二人が初めて結ばれた次の日の朝、15歳の彼女の胸が一瞬あらわになるシーンに男性陣は大騒ぎした。
オリヴィアは後に、日本の歌手布施明と結婚したが、(確か)一男をもうけた後離婚した。
96年にレオナルド・ディカプリオ主演の「ロミオとジュリエット」が作られたが、古典劇ではなく、“ウエストサイド”のように、設定のみ移植した現代劇らしい。残念ながらこれは観てない。
ゼフィレッリ版は原作通り15世紀の話で、まさに純愛ドラマでした。二人の若い役者の活きのよさも手伝って、誠にピュアで可愛らしい映画でありました。
1968年のアカデミー賞では、作品賞にノミネートされ、衣裳デザイン賞と撮影賞を受賞した。これ以上に美しい「ロミオとジュリエット」は出来ないのではないかと私は思っています。
ゼフィレッリ監督は、このあと「ブラザー・サン シスター・ムーン(1972)」でもピュアな修道士を描いたが、世界中を泣かせたのが79年の「チャンプ」。「真夜中のカーボーイ」のジョン・ボイトが息子の為に再起をかけるボクサーを演じた作品。残念ながら、コチラも未見です。
・お薦め度【★★★★=友達にも薦めて】
でも昔日本でも13歳とかで結婚していたわけだから、アリなのかな・・。
私は映画の件から「15歳」だと思いましたが、細木オバハンは確か、当てましたね。
この記事を書いた後、NHK-BSの放送を録画したんですが、DVDに落としたまま放置しております。^^
先日カンヌ映画祭60周年を記念して、三十数名の監督にそれぞれ3分間で「映画館」をテーマにしたオムニバスを観ました。イランのアッバス・キアロスタミ監督が、この作品をテーマに、ジュリエットがロミオの亡骸を前にした台詞とこのテーマ曲が流れていて、それをみている女性たちの反応を撮っているっていう作品でしたけど、キアロスタミも青春時代にオリヴィア・ハッせーにころりと参った思い出があるんだろうなって思ってしまった。このテーマ曲は今でも覚えている。でもいの作品ってBSとかCSで放映ってされてませんよね?
これ、実は去年の秋にNHK-BSで深夜に放送されたんですよ。録画はしたんですが、幾つかの思い出の場面を観ただけで、再見記事を書くほど観てはいません。
今年あたり、もう一度放送されるんじゃないですかね。
さて本作CS放映されていてやっと観れました!
この作品はなぜか観たいからといって、ではレンタルでとイージーに観たくないと思う作品。
いまみても若い二人が愛しくって美しくって、切なくて…でした。
私の思い出の映画。
ニーノ・ロータの音楽は今でも覚えてます、二人の恋に寄り添って実に効果的だった。
記事を書いてだいぶんしてからBS放送をDVDにしてます。ゆっくり観ようと思いながら、いまだに放置プレイ。
テーマ曲を聞くと一気にタイムスリップしてしまう、そんな魅力的な映画ですよね。