87純花のブログ

あたりまえの存在、 空や、海や、草花、そして人。 でも、奇跡に近い、あたりまえの事に 心うたれるときがある.(美日記)

いつの時代も むさしあぶみ

2016-04-12 22:26:29 | ブログ


庭の隅に咲く「むさしあぶみ」サトイモ科
名前の由来は、武蔵野国で作られた、鐙(あぶみ)
鐙とは、馬の両側に吊り下げて、乗る人が足を乗せる馬具です

むさしあぶみを上から見た写真です 花の形には驚きますが、うす緑色の中に紫色の線が入っていて綺麗なんですよ
伊勢物語の中に、武蔵に下った既婚男性が、京に残した妻へ武蔵鐙(むさしあぶみ)と書いて送った手紙があります
鐙は、馬に乗る時に片足ずつ乗せる事から
男性は、武蔵国に愛人ができた事を妻へ知らせることは「聞ゆば恥ずかし」と書き
されど、妻の事も案じている事を「聞えねば苦し」と手紙にしたためたそうです
京の妻は、「恨む武蔵鐙」と返事をしたそうですよ
むさしあぶみも迷惑な事に使われたものですね 
おまけ:

庭の花、今年もオオデマリの木が、たくさんの花を付けてくれました
花は、4月~5月にかけて咲き、花色も緑色から白色へと変わり、清々しい初夏を感じさせてくれます

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