日々“RYO”好

ちーばの“RYO”さんは日々“ゴルフ命”に情熱を燃やす!
遼クンに負けじと、“58”を目指し日夜奮闘する挑戦ブログ!

初の予選突破で明かした、石川遼が目標とする「姿」

2013年02月20日 | Ryo log
 5年連続5度目の出場となるノーザントラストオープンで、石川遼が米ツアー本格参戦4戦目にして初の予選突破を果たした。だが、70位タイというぎりぎりの予選通過で、決勝ラウンドでも思い通りにスコアを伸ばせず、4日間通算5オーバー、61位タイで終了。特に最終日は3オーバーと崩れて、石川からは自身を戒(いまし)める言葉ばかりが漏れた。

「不甲斐ないラウンド。(最終日は)スコアを伸ばして終わりたかったんですが……。もちろん学んだこともありますけど、内容も良くなかったし、終わり方としてはとても悔しい形になってしまいました。たとえ予選を通ったとしても、この順位では経験値もわずかでしかない。やはり優勝争いをして初めて、得られるモノがあったり、自分の悪いところを実感できたりする。経験値というのは、その積み重ねがあって増していくのだと思います。(米ツアー選手として)初の賞金獲得? 今の段階では、そういうことも自分の頭の中には入っていませんし、(自分の評価では)ゼロに等しいです」

 結果が振るわなかった最大の要因は、アイアンショットにあるという。
「アイアンの技術が足りない。バリエーションというより、精度です。その点は、明らかに足りないと思いました。例えば、100球打った場合、一球、一球にかなりのばらつきがある。要するに、いいときと悪いときの差がある。それは、決して微調整して良くなるものではありません。単純に練習量の問題です。プロになってドライバーはずっと練習してきましたけど、アイアンの練習量は圧倒的に足りない。長いスパンをかけて、精度を上げていくしかないと思っています」

 さらに、パッティング、アプローチと、ショートゲームでも苦しんだ。芝目のきついポアナ芝のグリーンに惑わされ、粘りのあるラフからのアプローチをミスしてリズムを崩すシーンが目立った。スコアをふたつ落とした2日目などは、最終18番ホールで1mのパーパットを外して混乱。自分の中で整理がつかなかった石川は茫然自失のまま、初めてひと言も発せずに会場を後にした。

「グリーンは固くて、非常に難しい。おそらく選手全員がそうだと思うのですが、いいパットをしても入るかどうかわからない感覚に陥る芝。(パットを)打った瞬間はすごく良くても、(頭の中で)イメージしている映像から不自然な感じで曲がるんです。それで、昨日(2日目終了後)は自分の中でパッティングについてまったく気持ちの整理ができていなかった。(メディアの)皆さんの前で話すこともすべてウソになると思ったので、コメントもせずに帰ってしまい、申し訳ありませんでした」

 初の予選突破も、反省の弁を繰り返した石川。だが、前週のAT&Tペブルビーチナショナルプロアマには出場しないで、練習を重ねてきた効果は少なからずあった。今季の開幕前に改造したスイングの安定感は増して、石川自身もかなりの手応えを得ていた。

「休みの間は、練習を繰り返してきました。どこかを重点的に、ということではなく、全体的にバランスよくこなした。仕上がりとしては上々で、自分としてはすごくいい状態にあると思います。(初日は)ミスショットがほとんどなかった。自分でもびっくりしていますけど、ドライバーの飛距離も出るようになった。クラブが変わって、慣れるまでに多少時間が必要でしたが、今では(自分の感覚と)だいぶかみ合ってきました。今週は少しティーを高くして、打ち出しの角度を1、2度高くしていますが、スピンの少ないドライバーの特徴をうまく生かせていると思います」

 2日目に泣いたパッティングも、その日の夜には即改善した。腰に負担のかからないスイングを習得しつつあり、トーナメントを一週休んで体調改善を図れたのも大きいのだろう。

「(パットの)ストロークはこれまで悪くないと思ってやっていましたが、2日目が終わってからは、自分の一番納得のいくフィーリングで、改めてスムーズなストロークができるか調整してみました。それで、このストロークができれば問題ないというストロークに修正して、(3日目のラウンドでは)すぐに内容と結果が同時に出た。時間的には40、50分の練習だと思いますが、ここ半年は体調の問題でパッティング練習が5分以上できなかった。それからすると、すごく長い時間練習ができるようになって、パッティングはこれからさらに良くなっていくと思います」

 自身が納得できる結果は残せなかったものの、コンディションは万全に近い状態にある石川。出場資格を得られなかった次週のアクセンチュアマッチプレー選手権(2月20日~24日)の間には、より一層の練習量をこなして、今後の巻き返しを狙う。

「(次週は)ようやく練習ができる体ができてきたので、たくさん打ち込みたい。それができるのが、すごく楽しみ。そして、ツアーでは常に勝ちを目指してプレイしていきたい。ここには、予選を通ればいいと思ってゴルフをやっている人はいない。うまくはまったときには自分が勝つとみんなが思っていて、誰もが優勝を狙っている世界。自分もそういう選手のひとりだと思っています。シード権獲得も大切ですが、自分が目標とするのは、常に(年間)100位くらいで、10年間シード選手で居続けることではないんです。米ツアーで勝つ、メジャーで勝つ、そういう選手になりたい」

 米ツアーであっても、石川のスタンスは変わらない。常に結果を求め、小さくまとまることをよしとはしない。だからこそ、多くのファンが彼に期待する。そして、彼がその期待に応える日は、突然やってくるかもしれない。
(webスポルティーバ)

石川遼、本田&松井から勇気!自ら企画・演出のTV番組で赤裸々告白

2013年02月20日 | Ryo log
     

 今季から米ツアーを主戦場として戦っている男子プロゴルフの石川遼(21)=が赤裸々な今の思いをテレビ番組で語っていることが19日、分かった。23日にBS日テレで放送される「もし石川遼が自分の番組を作ったら」(午後7時~同8時24分)で自ら企画・演出を担当。昨年から抱える腰の痛み、苦戦が続く米ツアーでの日々に加え、元プロ野球選手の松井秀喜さんやサッカー日本代表MF・本田圭佑の言葉に勇気づけられた話など、ありのままの石川をさらけ出した。

 15歳だった2007年のマンシングウェアKSBカップで優勝。それ以降、石川は世間のイメージと等身大の自分とのギャップに戸惑いながら生きてきたことをを明かした。

 「すごいしっかりしているよねっていうのを15、16歳の頃から言われていて、実際そんなことないって自分で思っていますし、自分でそれを払拭するのか添っていくのか、どっちかしかない。まだどうすればいいのかわからない」

 サッカー日本代表の本田の大ファン。本田が右ひざに全治3か月のけがを負った時の「これまで以上の自分になれる」という一言に感銘を受けた。

 「けがというと筋力が衰えるとか不安で思い切ったプレーができないんじゃないかとか見方があるけど、本田さんだったら全く違う180度の方向から見ることが出来る」

     


もう一つは松井秀喜さんの「調子が悪くなった時も絶対に前の感覚を思い出そうとするのは嫌なんです。そう思った時点で、それは後戻りですから」の言葉だった。

 「野球もゴルフもプロ生活のなかで良い時も悪い時もある。常に進化していくつもりでやっていかないといけない。過去の良かったものを参考にするのはいいことだけど、しがみつくのは嫌ですね」

 昨年5月から腰痛を抱えている。現在腰回りの筋肉を鍛えることで克服しようとしている。

 「朝動かないと。腰回りをトレーニングして、柔らかくしないと不安ですね。ゴルファーって一つの方向にしか振らないのでゆがみやすい」

 今季4戦中3戦で予選落ちも、冷静だ。結局は自分の実力不足。ならば「絶好調」という気持ちで挑みたいと考える。

 「結果がすぐに出なくても、それは自分が一番覚悟できていることだった。今のところは特に、めっちゃうまくいっているという感じはないですけど、まだまだこれからかなという気持ちがある。これからの自分の頑張り次第じゃないかなと思う」

 ◆次戦28日へ自宅で調整
石川は今季初の決勝ラウンド進出を果たした前週のノーザントラストオープン(61位)最終日に、全身白のウエアで登場した。昨年までは赤いパンツが定番だったが「赤とか白とか黒とか(特定の色の)イメージをなくしたい」と、番組内で勝負カラーについて触れている。現在は次戦のホンダクラシック(28~3月3日、フロリダ州、PGAナショナルGC)へ向け、自宅で調整を続けている。

 ◆「もし石川遼が自分の番組を作ったら」 石川とテレビスタッフの番組企画会議の様子も放送。昨年11月の三井住友VISA太平洋マスターズでの涙の優勝の真相や、被災地で目の当たりにした命の尊さ、子供たちとの絆を紹介。タイガー・ウッズ、リッキー・ファウラーのファッションチェックなどユニークな企画も満載。テーマは「見た人が勇気をもらえる」。テーマソングは石川が大好きなYUIの「fight」。共に石川が決めた。ナレーションはタレントの志田未来。
(スポーツ報知)

石川遼、日本開幕戦出る

2013年02月20日 | Ryo log
 石川遼(21=フリー)が、日本ツアーの国内開幕戦の4月の東建ホームメイト杯に出場することが濃厚になった。この日、石川は3バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの74で回り通算5オーバー、289の61位タイとなった。今季初の予選通過を果たし最終日までプレーしたことで、米ツアーで戦っていく第1段階のメドがついた。米国でグレードアップした石川遼が、日本のファンの前に凱旋(がいせん)する。

 石川は「数字的にシードが確実になるか、日本へ帰っても、戻って確実にシード権を取れるという流れになれば」としながらも、もともと母国の開幕戦出場の意向を持っていた。だが、初戦から3連続予選落ちで、検討の余裕がなくなっていた。それが最終日までラウンドして流れのきっかけができた。「東建に出られるならば出たい。それには、これで大丈夫というふうにならなくては」とする父勝美氏も今大会の結果から「ショットは、もう問題ない」と話した。

 池田が今季から史上最年少で選手会長に就任したことも理由の1つ。勝美氏は「彼は非常に頭のいい人間だから、選手会長も立派に務めてくれるはず。協力してあげないと」と話す。それが石川の国内開幕戦出場だ。

 この日の石川は、前半のインはボギーが先行しながら、しぶとく取り返して粘った。後半は2番から3連続ボギーで、ズルズル崩れるかと思わせたが、残りのホールをパーでしのいだ。石川は「ふがいなくて悔しいけど、学んだこともたくさんある。一番足りないのはアイアンの精度。微調整ではなく、もっと練習量が必要」と、次週ホンダクラシックに照準を合わせた。【日刊スポーツ】