遼「初日から飛ばしたい」首位発進を予告

　男子プロゴルフツアーのつるやオープンは、兵庫・山の原ＧＣ山の原Ｃ（６７７０ヤード、パー７１）で２２日に４日間の熱戦の火ぶたが切られる。２１日、プロアマ戦に出場した石川遼（１８）＝パナソニック＝が「１位でホールアウトする気持ちで初日から飛ばしたい」と首位発進を予告した。

　改造中のスイングの方向性が見えてきたことが自信の源だ。先週はスイング中のチェックポイントを気にするあまり予選落ちに終わったが「目指すスイングになってきたので、今週はリズムとテンポを優先したい。（コカ・コーラ東海クラシックで優勝した）昨年の１０月ぐらいになっている」と手応え。「最終日の優勝争いを頭の中に置いてスタートしたい」と意気込んだ。

　０８年は雨でスタートが遅れ日没サスペンデッド、０９年は第３日が中止になるなど、雨の影響を受けやすいコースで今年の初日も雨予報。「伸ばせる間に伸ばして上位にいることが大事。ある意味追い込んでスコアを伸ばしたい」。石川の頭の中にあるのは、予選落ちに終わったリベンジではなく優勝争いだけだ。
（スポーツ報知）

遼、新スイング完成！絶好調宣言

男子ゴルフの「つるやオープン」は２２日、兵庫・山の原ＧＣ（６７７０ヤード、パー７１）で開幕する。２１日はプロアマ戦が行われ、予選落ちした昨年大会のリベンジを期す石川遼（１８）＝パナソニック＝は、今季最好調宣言。初日からダッシュをかけ、国内開幕戦予選落ちの悪夢を振り払う。
　晴れわたった青空に、しめった顔は似合わない。スイングに悩んでいた開幕戦の姿は、そこにはない。遼クンに力強い目力が戻っていた。
　「ショットの状態は今シーズンで一番いい。初日から上位を狙って、まずまずではなく、（初日）１位でホールアウトしたい」と言い切った。
　いきなりの絶好調宣言。理由もある。今季から取り組む、鋭い腰の回転を意識した新スイングに確かな手応えを感じているからだ。前週の今季開幕戦「東建ホームメイトカップ」では通算８オーバーで約１０カ月ぶりの予選落ちを喫したが、週末に自宅近くの練習場で４時間以上の打ち込みを敢行し、ショットを修正。この日のプロアマ戦では４番パー４で残り１１０ヤードを１メートルに寄せるなど、切れ味鋭いショットを披露した。
　「目指すスイングになりつつある」と胸を張り、毎週のように優勝争いを繰り広げた昨秋よりも「精度は上」とも豪語した。昨年大会のリベンジへ、予選通過は当たり前。昨年賞金王は強気を取り戻し、先行逃げ切りでゴールへ突っ走る。
（SANSPO.COM）