遼がマスターズ用基地を初公開！高級住宅街７ＬＤＫ

　【オーガスタ（米ジョージア州）３０日】石川遼（１８）＝パナソニック＝がマスターズ拠点を初公開した。８日に当地のオーガスタナショナルＧＣで開幕する今季メジャー第１戦のマスターズに向け、コース近くの高級住宅街にある７ＬＤＫの家を確保。マスターズ出場時は来年以降もこの家から通うことが分かった。また、３０日はコースでの今季初ラウンドを行い、平常心で臨めたことを明かした。

　２０歳でのマスターズ制覇を夢見る石川が、最高の前線基地を確保した。オーガスタナショナルＧＣから車で１５分と近い７ＬＤＫの２階建て一軒家で、バスルームは３つもある。鳥のさえずりが聞こえる緑豊かな住宅街の入り口には警備員が常駐するゲートがあり、部外者は中に入れないため安全性も申し分ない。この日、報道陣に初公開し「僕の部屋はホテルの一室みたいで落ち着けますよ」と笑顔を見せた。

　マスターズに出場する多くの選手はコース近くの一軒家をレンタルしている。石川が昨年借りた家は、所有者の意向で「においが残るのでしょうゆ、みそを使ったり、たばこを吸ってはダメ」という細かな制約があった。そこで父・勝美さん（５３）が昨年から近郊の家を２０軒ほどリストアップし、条件に合う家を見つけた。２９日には春休みを利用して母・由紀子さん（４２）、妹・葉子さん（１３）、弟・航くん（１０）も合流。練習の前後には家族水入らずの時間を過ごすことができる。

　玄関を入ってすぐ右側には、昨年の家にはなかったトレーニングルームがある。ダンベル、ベンチプレス、バランスボールが置かれており、仲田健トレーナーと入念なトレーニングを行っている。今週はトーナメントウイークではない一般営業日のため、オーガスタナショナルＧＣでのラウンドに同行できるのは加藤大幸キャディーだけ。しかし住宅街の中にはゴルフ場があるため、この日はラウンド前に練習場で勝美さんのチェックを受け、オーガスタに向かった。

　さらに庭には満開に咲いた桜の木もあり、石川も「まさかアメリカで花見ができるとは…」と驚いた。「今後も同じところから通えれば落ち着けると思います。やれるだけやって成績が１打でも良くなればいい。僕ができるのはそれぐらいですよ」と勝美さん。家族の大きなバックアップを受け、２度目の挑戦が始まった。
（スポーツ報知）

遼 開幕までオーガスタで毎日ラウンド

　米国遠征中の男子ゴルフの石川遼（１８）＝パナソニック＝が２９日、今季メジャー初戦のマスターズ（４月８～１１日）に出場するため、ジョージア州オーガスタ入りした。
　朝に前週のアーノルド・パーマー招待が行われたフロリダ州オーランドを父・勝美氏（５３）らと車で出発、約６５０キロを約７時間半かけて移動した。車中では音楽を聴くなどリラックスして過ごした。
　３０日から会場のオーガスタナショナルＧＣで練習ラウンドを開始。「開幕まで毎日ラウンドしたい」と気合が入っている。前々週のトランジションズ選手権は予選落ち、パーマー招待も４０位だったが、開幕までの９日間で２度目のマスターズに備える。
（デイリースポーツ）

遼くん現地入り 長距離移動もリラックス

２度目のマスターズに挑む石川遼が２９日、米ジョージア州オーガスタ入りした。

　午前９時３０分にアーノルド・パーマー招待が行われたフロリダ州オーランドを車で出発し、２回の休憩をはさんで午後５時ごろ到着。約６５０キロの道のりを７時間半かけて移動した。米ツアーに慣れた石川は長距離移動も苦にせず、音楽を聴いてリラックス。３０日からは会場のオーガスタ・ナショナルＧＣを連日、ハウスキャディーとともにラウンドする。「コースの隅まで知り尽くしたい。試合に近い雰囲気で回りたい」と、４月８日の開幕へ向けて入念な予行演習を行う。