No Room For Squares !

レンズ越しに見えるもの または 見えざるもの

猫のトペ・スイシーダ

2017-08-31 | 
我が家のルチャドールのトペ・スイシーダ。ルチャドールとはメキシカンプロレスの選手のことであり、トペ・スイシーダとは頭から突っ込む空中殺法攻撃のことである。迷いのないジャンプが彼の長所である。


X-PRO2 / XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS
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肘折温泉が少しだけ広く見えた日

2017-08-30 | 温泉・宿














肘折温泉で数時間の短い休日を過ごした。先週は帯状疱疹で殆ど動けなかったが、ほぼほぼ回復に向かってきた。少しだけ足を伸ばして温泉街を散策したわけだ。駐車場から温泉街の中心までゆっくり歩いて十分。行きは35ミリ相当のレンズを使い、帰りは21ミリ相当のレンズを使った。21ミリで撮る肘折の町は、いつもより少しだけ広く見えた。


X-PRO2 / XF14mm F2.8R
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肘折温泉・夏は終わりゆく

2017-08-29 | 温泉・宿














北朝鮮がミサイルを発射した。こんな時になんだけど、ミサイルに屈せず自分の日常を消化させてもらう。山形県・肘折温泉は湯治の温泉街なので、農作業シーズンが終わった頃が書き入れ時になる。具体的には田植えが終わった5月下旬とか、稲刈りが終わった10月下旬とかである。夏はシーズンオフなのである。高地にあるので真夏でも朝晩は涼しく、とても良い季節だと思うけど、温泉街は空いている。ちなみに僕は真冬の肘折温泉も好きで、大雪で道路は走りにくいけど、着いたらそこは天国だ。静かで山奥に篭るような感覚が味わえるし、どんなに寒くても温泉がある。でも冬は夏以上に空いている。夏は真冬に比べれば、まだ人通りが多いといえよう。

駐車場から中心地まで、行きは35ミリ(XF23ミリ)をつけてモノクロで撮り、帰りは21ミリ(XF14ミリ)をつけてカラーで撮った。今回が全てjpegそのままである。色は見えなくても、短い肘折の夏は終わろうとしていることが伝わればなと思う。


X-PRO2 / XF23mm F1.4R
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狩の刺激を知った猫,その後

2017-08-28 | 
少し前に生きたオニヤンマをハンティングした、そのことが余程刺激的だったのだろう。ハンティングは日頃、「カシャカシャぶんぶん®️とんぼ」で行う訓練そのものだった。「カシャカシャぶんぶん®️とんぼ」は猫が大好きな玩具で、家の猫は過去2回もプラスティックのトンボを飲み込んで病院に行った経歴を持つ。あのハンティングの体験を求めて、猫は執拗に遊びを要求する。僕だって毎回要求に応えるわけにもいかない。断られると猫はテーブルの上に登ってフテ寝をする。テーブルの上に登るな、とか言うと僕がハンティングのターゲットになりそうなので黙認している。


LEICA M9 / ELMAR C90mm
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蓮ど真ん中

2017-08-28 | 風景・自然
カメラだけを片手に歩いていた。カメラには広角レンズが付いている。この状況をどう見るか。不運とも言えるし、そういう運命だったとも言える。仮に望遠レンズがあったとしても、良い写真が撮れるとは限らない。こう撮る運命だったのだろう。運命は結果に宿るのではなく、プロセスに宿るのだ。


『8のつく日はwebにお花を』

X-PRO2 / XF14mm F2.8R
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大館寸景・・・記憶にございません

2017-08-27 | 街:秋田








帯状疱疹の発病から約一週間が経った。先週は激痛と共に帰宅して、すっかり忘れていたけど、青森に行った帰りに大館により写真を撮っていた。かなり痛かったけど、単なる汗疹と思っていたわけで、半分意地になって写真を撮ったのだ思う。記憶に残っているのは、痛みだけた。身体の動作が制限される関係から構図は単調だけど、写真自体はいつもと変わらない。いや若干良いかも。思考能力が破綻して本能に従ったからだろうか。能書きと理屈は時に写真を窮屈にしているかもしれない。


LEICA M9 / SUMMICRON M35mm ASPH
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道を間違えた代わりに得たもの

2017-08-26 | 街:青森
家には何台か車があり、今回使った車は唯一、地図更新ができるカーナビが使われている。当然最新版にアップグレードしてある。秋田の大舘から自動車専用道を通り、東北道に入る。そのルートは他の車でも通行済みで問題ない筈だった。ところが、今回漫然と運転していると、ナビから「小坂北IC」で自動車専用道を降りるよう指示され、おかしいと思いつつ降りてしまった。

単にナビのバグだったのだが、なんと小坂北ICは降りることはできても、東北道方面には乗ることができないICだった。そんなわけで山道を青森方面に向かって走ることになった。結果的にこの道は交通量も少なく面白い道で、年甲斐もなく峠を爆走して楽しんだのだけど・・・。そんな山道で見つけたのが、写真の建物。「古遠部鉱山跡」である。一部が稼働している施設なので内部には入れず、川の対岸から撮った。更に先には、鉱山掘削中に湧き出したという「古遠部温泉」がある。立ち寄ることは出来なかったけど、場所は分かったのでいつか行ってみたい。かけ流しの源泉が浴槽から滝のように溢れ、その床面では入浴客が洗面器を枕に寝ている。通称「トド寝」。どんだけ気持ちよいのだろうか。未舗装路、携帯電話圏外、テレビ等なし。宿泊の場合は夕方5時以降のチェックインは不可。夕食は5時15分から。それでも大人気で、日帰り客の平均入浴時間(トド寝ふくむ)は、2時間近くになるという。これ全部あとで調べたのだ。

ちょっと道を間違えると、その一日すべて無駄にしたが如くに騒ぐ人もいる。たった一つの道間違えで、鉱山跡を発見し、温泉の入り口を見つけ、峠でのスポーツ走行を愉しむ。これだけ出来るのであれば、むしろ得したと思う。

X-PRO2 / XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS
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マルカン大食堂・・・THE定番のナポリカツ

2017-08-25 | 街:岩手








ピークは越えたようだが、「帯状疱疹」と闘っている。ピリピリと左上半身が常に痛く、時折電気ショックでも当てられたかのように激しい痛みが突発的に発生する。「アルコールは控えなきゃいけないですか?」そんな余裕をこいた質問を医者にぶつけたのも遥か昔、気がつけば丸一週間お酒を飲んでいない。そういう気分にすらならない。気を紛らわそうと、この夏休みの出来事で忘れていることはないかと探して見た。岩手花巻のマルカン大食堂に昼食を食べに行ったことをブログに載せていなかった(絵日記か?)。行列に30分以上並び、そこから更に30分近く待ってまで、久しぶりにド定番の「ナポリカツ」を頼んだのであった。定番ソフトクリームも追加した。


X-PRO2 / XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS
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障害があると恋は燃える、体調に問題があると板柳は美しく見える

2017-08-25 | 街:青森












板柳を歩いている時点では、「帯状疱疹」を発症していることは分かっておらず、単に汗疹が悪化したと考えていた。そう前回も書いた。それしきのことで、あそこが痛い、ここが痛いというのは軟弱だと考えていた。泣き言を封印したところで、痛みが激しいことに変わりはない。何よりも困ったのは身体を捻る動作が困難なこと。後ろも左右も満足に見ることができない。一筆書きの如く直進あるのみである。

そんな不自由な時に限って、散策した町は魅力的に見えて、ザルのように取りこばしてきたものを思うと愕然とする。この日の屈辱をいつか晴らすのだ。健康なときに・・・。(終)


LEICA M9 / SUMMICRON M35mm ASPH
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初めての板柳は、ほろ苦くてヒリヒリ痛かった

2017-08-24 | 街:青森












青森県板柳町は、弘前市と五所川原市の中間にあり、林檎作りで有名な町だ。少し北側には以前に散策した「鶴田町」がある。黒石の温湯温泉に行った帰りに、プラスワンの訪問先として選んだのである。だが温湯温泉の記事の際にも書いたが、汗疹と思われる箇所が炎症を起こし、ヒリヒリ痛くて堪らない状態での出発となった。なにしろ服が擦れるだけで痛いのである。この時点では、それが「帯状疱疹」という立派な(?)病気であるとは知らず、単なる汗疹の悪化と思っていたのだが・・・。
黒石から板柳に向かう途中、10年に一度しか見つからないであろう歴史ある商店を3つも見かけた。車が停めにくい場所ではあるが、通常であれば万難排して立ち寄る筈だ。ところが、首が痛くて後方の目視確認もままならない状態であり、それは次回の宿題とした。板柳の町も1時間半ほど歩いたと思うが、段々炎症が酷くなったので、早々に撤退せざるを得なかった。無念である。
考えてみれば、普段は町歩きの際に滅多に喫茶店には入らない。歩き通しなのである。でもこの日は何故か喫茶店に入っている、雰囲気のあるお店だとしても、普段であればスルーするので、やはりしんどかったのだろう。板柳、もう一回あります。



LEICA M9 / SUMMICRON M35mm ASPH
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