No Room For Squares !

レンズ越しに見えるもの または 見えざるもの

富山その3:富山シネマ・昭和の残滓

2014-05-04 | 街:富山















導かれるという言葉がある。今日明日の二日間は、富山散策中に何かに導かれて出会ったモノの写真である。朝6時前に出発の弾丸ツアー(自分でやっているだけで本当のツアーではありません)で、「ほたるいかミュージアム」に行ったり、高岡市内を散策したり。夕刻近くに富山市内の散策をする頃には、もうクタクタであった。自動販売機で飲み物を買おうと歩いた先を見上げると、そこにこつ然と「富山シネマ飲食店街」は姿を現した。実は、ここでもう一つ導かれたものに出会ったのだが、それは明日の話。
一体これは何なのか。足を踏み入れると、どうも昔の映画館を再利用した飲食店街らしい。といっても、その飲食店街自体も、相当古くさい。まさに「ゲ◯(失礼)」と「立ち小◯(失礼)」の匂い立ちこめる昭和の飲屋街である。

ここで、言い訳をさせて貰いたい。一応今回のツアーには複数の機材とレンズを持っていった。だが、疲れ果ててからの夕方散策。小さなカメラバッグにはライカと40mmレンズの付いたEOSしか入っていない。全然画角が足りなくて収まらないのである。ホテルの部屋には17ミリからのズームレンズがあるというのに。ホテルまで往復すれば軽く30分以上かかる。夕食のお店を予約済みなので、それでは間に合わない。じゃあ夕食後に戻るかというと、僕はシコタマお酒を飲むので、それも不可能である。無念、さらば富山シネマ、また会う日まで。

追伸:JR富山駅は、北陸新幹線乗り入れを前に改装中だった。帰宅後に調べたら、この富山シネマ飲食店街も、その余波で今年中に解体されるようである。一期一会になるかもしれない。撮れるうちに撮れ!鉄則である。次はないかもしれないのである。それにしても、僕には夕食のひとときにアルコールを我慢してでも何かを撮ることは出来ないのである。




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2 コメント

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Unknown (freecat2828)
2014-05-07 13:48:11
精力的に活動してますね~
昔はこういった商店街ばかりで富山シネマ飲食街が懐かしく感じられます。
旅の楽しみは地元の雰囲気だけでなく料理を味わうのが醍醐味だし、それには酒はつきもの。
飲んだ後街を徘徊しながらの撮影は億劫になるのはしょうがないです。
でも、広角があればという気持ち、よくわかります。
12年前だかホタルイカミュージアムから雨晴らしの宿へ向かってるとき友人が正面衝突起こし、二人とも肋骨古拙で高岡市民病院へ担ぎ込まれ、せっかくのゴールデンウイークも2日目に帰宅という憂き目に遭いました。
本来なら雨晴らしから富山高山へ行くつもりだったんですけどね~
それも今ではいい思い出です。
猫ちゃんとお見合いしたりいい旅のようでしたね~
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freecat2828さん (6X6)
2014-05-07 19:13:36
実際は、一泊二日の強行軍で、数少ない場所で撮りまくっただけでした。どうしても、質は落ちてしまいます。・・・。
フィルムも使用したので、現像やらスキャンやら後始末が大変でした。

ほたるいかミュージアムは僕も行きましたよ。でも、その後大変だったのですね。くしくもGWだったのですね。
楽しい旅ではありましたが、さすがに自分で運転して1泊2日というのはキツかったです。

追伸:「揺れるまなざし」、コメントできませんでしたが、とても良い写真だと思います。じーんときました。

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