草の実窯だより

岐阜県のはしっこの里山のふもとから おりにふれて陶器や窯や、草木の色や雲の様子や…そよっとふく風のようにお伝えできたら

大詰め

2014-09-29 00:29:14 | 日記
日曜日の深夜零時前、窯は1250度以上をキープしたまま12時間、1300度を越えてから4時間ほどになりました。零時ちょうどまでこのまま保ち、いよいよ最終段階へ。

スマホのカメラは煙突から噴き出す美しい炎をとらえてくれませんが、例えば…薔薇色の光をまとったような、と言ったら、表現としてはなんだか恥ずかしいけれど近いでしょうか。

充分な温度と時間が得られたと見られたこれからは、いちどに入れる薪の量を今までより多めにしてしばらく焚き、そして火を止めます。くり猫♀は残念ながら明日に差し支えるので最後まで見届けずに休むことにしましたが、くり猫♂とその弟や甥っ子はあと少し、最後の仕上げです。

なかなか……

2014-09-28 06:17:01 | 日記
夜が明けて来ました
ただいま1290度を越えるところまで上がっていますが、あと少しのところで1300度になりません

焚き手の疲労もかなりなものになっていますが、薪窯素人のくり猫♀は、とてもこのタイミングで交代はできず…せめてせっせと薪運びをしましょう

窯詰め

2014-09-24 07:40:02 | 日記
先週後半、いちばん奥から作品をいれ始め、やっと焚き口近くまで来ました。
ガスや灯油などで焼く現代の窯と違い、穴窯の窯入れは腰を屈めたつらい姿勢での作業です。二人の若者とくり猫♂と、3人で幾日も頑張り、今日火が入ります。

窯のまわりで今がさかりと燃えている曼珠沙華

フジバカマ、渡りをするアサギマダラという蝶々がこの花に来るのですが…ことしは今のところ会えません


窯につづく坂道のヒヨドリバナやシオン…秋の花たちが咲いています