ゆっくり行きましょう

気ままに生活してるシニアの残日録

「笠間日動美術館」に行く

2024年04月29日 | 美術

ゴルフの帰りに笠間日動美術館に立ち寄った。久しぶりであるが、何回か来たことがある。全てゴルフの帰りに寄ったものだ。

この美術館は1972年(昭和47年)に日動画廊創業者・長谷川仁氏によって郷里である笠間市に開館したもの。

敷地は広く、敷地内には鴨居玲(1985、57才没、洋画家)の部屋、ピカソや藤田嗣治をはじめとする国内外の著名画家の展覧会を開催する企画展示館、 おもにフランス美術を常設するフランス館、金山平三・佐竹徳記念室を併設し、画家が愛用したパレットを常時200点以上展示する日本館 、日本の著名彫刻家によるブロンズ像が佇む野外彫刻庭園がある。

この日に開催中の企画展は「岩合光昭写真展 ねこづくし」、猫の写真を撮ることで有名な写真家の岩合光昭氏の作品展である。我が家も随分長く猫を飼っていたので、観てみようと思った。ただ、写真撮影は禁止のため具体的な内容は紹介できないのは残念だ。岩合氏が瀬戸内海の島や街などを訪ねて撮影した猫たちの写真に癒やされた。

ここは画廊の営む美術館でコレクションを保有しており、その一部を常設展として展示してあるのがうれしい。せっかく来たのだから常設展も当然観ることに。企画展の建物から常設展の建物には敷地内の庭園を経由して行くが、その庭園には彫刻の作品群がある。また、よく手入れされた竹藪があり風情をそそる。

この日はゴルフの後で疲れているので欲張らないでフランス館を中心に鑑賞した。素晴らしい絵ばかりでじっくり時間をかける価値が充分あるが、ある程度のスピードでざっと観た。今回特に印象に残った作品からいくつか紹介しよう。なお、常設展は写真撮影はOKであるが一部の作品だけ撮影Noとなっている、これは有難い。


ゴッホ「サン=レミの道」(1889-90)


マティス「窓辺にすわる女」(1919-20)


カンディンスキー「活気ある休息」(1923)


岸田劉生「夏の道(鵠沼海岸)」(1922)


ルノワール「花梨の木」(1908)


ルノワール「泉のそばの少女」(1887)


モネ「チャリング・クロス橋」(1900頃)

この美術館全体は実に贅沢な作りだ。庭園も展示室も余裕があり、よく手入れされている。今は新緑の季節であり緑がまぶしい。ゆったりとした気持で鑑賞できた。笠間は泊まりがけで来ても良いくらいの見所の多い土地である。我が家の今年の初詣も笠間稲荷神社であった。笠間焼の窯元などを訪ねて歩くのも良いだろう。

楽しめました。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿