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「定年後にやっていること」です

台東区三筋の喫茶「らい」で昼食

2025年05月25日 | カフェ・喫茶店

蔵前、新御徒町、田原町、稲荷町あたりはよく行くことがある、春日通りを歩いていると「らい」といういかにも古い喫茶店があるのを何度も見かけたが、何となく古すぎて入る気が起こらなかった

本屋で喫茶店関係の本を読んでいるときだったか、この店のことが書いてあったのを見つけて「あっ、あそこかな?」と思い、一度行ってみようという気になった、この日は健診を受けた日、終了後はちょうど昼時、新御徒町まで移動して「らい」で昼食をとろうと思いついた

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12時ちょっと前に到着、中に入るとまだ空席があったので1階の座席に案内され腰かける、注文は外に出ていたランチメニューのペペロンチーノとスープ、コーヒーのセットで1000円を選択

店内はかなりレトロな感じ、通りに面したガラスはステンドグラスがあり洒落ている、入口右横がレジとLPレコードプレーヤーが置いてある、かかっていた曲は私も好きなノラ・ジョーンズの歌だった、2階もあり、階段の途中にLPレコードが収納されていた

オペレーションは女性2名でやっているようだ、1階奥がカウンターとなっていた、そこで調理したペペロンチーノが出てきた、食べてみると、どうも麺は茹でてオリーブオイルとニンニクのすり身を和えたものでフライパンで調理してないと思われた

食後にはちょっと小さめのカップに入ったコーヒーが出てきたので、ゆっくり頂いた、食事中に何人かのお客さんが入ってきてほぼ満席状態になった、見ていると常連さんが多いような気もした、チェーン店ではないので私と同様、初めて入ろうとしようとする人には若干敷居が高いかもしれない、しかし、入ってみると実にレトロで落ち着いた雰囲気のある昔からの喫茶店であった

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この日は、その後、いくつかのところで買い物をして帰った

最初はパンのペリカンに寄り、中ロールパン5個入り650円を買う、次に合羽橋道具街に行き、料理の時に使うメジャーカップを買い、肉の松喜に寄り合挽肉300g、600円を買う、夕食でハンバーグを作ろうと思って買ってみた、最後に、東武浅草松屋1階にある地元の老舗の甘味を売っている「江戸のれん」で言問団子3個入り750円を買う

既に投稿した通り、合挽肉は夕食でハンバーグにして食べ、言問団子は食後のデザートとして美味しく頂いた

ご馳走さまでした


木挽町「樹の花」でくつろぐ

2025年05月17日 | カフェ・喫茶店

五月の歌舞伎公演で歌舞伎座に来た時、少し早く着きすぎたので、久しぶりに歌舞伎座の横の通りに面してある喫茶「樹の花」に寄ってみた、店は2階にある

ほぼ満席の人気だ、ちょうど帰るお客さんがいて席が空いて、その空いた席に座れたのはラッキーだった、嫁さんと二人で座り、コーヒーと焼き菓子のセット、アイス・ティーを頼んだ、値段は高めだが銀座だから仕方ない、手淹れの珈琲が自慢とのこと、飲んでみると若干の酸味があった

店内は木製のテーブルやカウンターなど落ち着いた雰囲気で、窓の外には木の緑が見えるしゃれた雰囲気が気に入っている

この店にはかつてジョン・レノン、洋子夫妻が来店したことがあり、その時にレノンか洋子が書いた絵や文章が額縁に入れて飾ってある、我々が座った席が偶然、ジョン・レノンらが来店した時に座った席だと出ていた

過去何回か訪問したことがある、この日は席に座って店の内外をゆっくりと見物していると、けっこう出入りが激しく、どんどん新しいお客さんが入っては出ていく、場所柄我々と同じように時間調整のために利用している人が多いのかもしれない

店員さんは全員女性であるのも店の雰囲気をソフトなものにしているのでしょう、くつろぎやすい雰囲気がある、来店するのはほとんど女性客のグループだ、だからおしゃべりの声がうるさく感じるが、これは仕方あるまい

30分くらい滞在して歌舞伎座に向かった


吉祥寺「バロック」に行く(2025年)

2025年05月10日 | カフェ・喫茶店

中央線沿線に用事があったときは必ず立ち寄りたいいつもの「バロック」、午前中に用事を済ませ、早めの昼食をとり、12時の開店時間から訪問した

この日は入口から入って正面スピーカーに向かって左側の座席に腰かけた、正面スピーカー左横には大きな紫色をしたユリの花(だと思う)が活けてある、いい匂いが座席にも漂ってくる、女性店主ならではの雰囲気だ

いつものようにコーヒー800円を頼む、しばらくすると続々とお客さんが入ってくる、ゴールデン・ウィークだからか10人くらいは来ていた、圧倒的に男性だ、クラシック音楽ファンには女性も多いが、名曲喫茶でストイックな雰囲気で聞くのは男性の方が好きなようだ、男性は求道型なのでしょう

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この日かかっていたのは、

  • ベートーヴェン、ソナタ5番、スプリング(ハイフェッツのバイオリン)
  • ベートーヴェン交響曲1番、ウィレム・メンゲルベルク
  • 同2番
  • メンデルスゾーン、ピアノ三重奏曲1番、カザルス、ホルシェフスキー、シュナイダー

コーヒーを飲みながらじっくりと聴いた、読みかけの本もゆっくり読めた、ベートーヴェンの交響曲1番は好きな曲だ、あとの3番や5番の基礎がこの時点ですでにできていたような気がする

この日は2時間とちょっと滞在した、ご馳走様でした、また来ます


カフェfrom afarでくつろぐ(2025年)

2025年05月07日 | カフェ・喫茶店

小石川植物園に行った後、疲れたので帰宅途中にある東向島にあるカフェfrom afarに寄ってみた、ゴールデン・ウィーク中なので混んでいるかなと心配したが、いつもよりは若干混んでいる程度で、すぐに入れた

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入口近くのところでブレンド・コーヒーを注文して空いている座席に腰かける、この日はkindleを持ってきたので、読みかけの本をゆっくりと読む、この日は窓際の席が埋まっていたので店の中央にある大テーブルの一角に腰かけたが、読書には何にも問題ない

このカフェは雰囲気が最高でありコーヒーカップも良いものを使っている、この日に出てきたコーヒーはNARUMIの「ミラノ」コーヒーカップだった、けっこう高いでしょう、NARUMIの創業は1946年、当時極めて困難といわれた高級食器“ボーンチャイナ”の生産に挑戦し、日本で初めて量産化に成功したボーンチャイナのリーディングカンパニー

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ゆっくり1時間くらいくつろいで店を出て東向島駅に向かおうとすると店の横にベーグル・ショップがあった、from afarと同系列の経営のようだ、中に入り美味しそうなベーグルを2つとスコーンをひとつ買ってみた、1,060円


(左がオニオンチーズ・ベーグル、右がハラベーニョベーグル)

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そして、東向島駅に到着して何気なく付近の地図を見たら向島百花園がすぐ近くだとわかったので行ってみる気になった、これは別投稿で既に紹介した、東向島駅から百花園に行く途中、駅の高架下に東武博物館があるのに気付いた、知らなかった、この日は歩き疲れたので次回from afarに来る時に寄ってみようと思う

お疲れ様でした


渋谷「名曲喫茶ライオン」に行く(2025年)

2025年04月30日 | カフェ・喫茶店

この日は夜にNHKホールでN響の公演を見る予定、JRの渋谷駅から行くことにしたが、せっかく渋谷に行くなら少し早めに出て公演前に「ライオン」に寄ってみようと思った、2025年初訪問

この日は4月26日、ゴールデンウィーク初日だ、渋谷の街は大混雑である、道玄坂を登っていく途中も多くの人でごった返している、百軒店商店街に入り坂道を登っていくとライオンがある、入口の前には外国人の数人がたむろしているので、「もしや、ライオンも満席か」と危惧したが、入ってみると何とか座れた

この日は普段よりお客さんが多く、驚いた、外国人もいる、名曲喫茶がはやるというのはいいことだ、今回は初めて2階に上がってみた

2階に行ってみると結構座席数が多い、こんなに広かったのか、例によって座席はすべて正面のスピーカー側に向かって配置されている、中ほどの2人掛けの席に腰かけると係の人がメニューとステレオコンサートの曲目などを書いた二つ折りのしゃれたパンフレットのようなものを持ってきてくれる、コーヒー650円を注文した

正面スピーカーは縦長で2階席も意識したものなのだろう、2階席でもよく音楽が聞こえる、来ている人は本やスマホの画面を見ている人もいるし、じっくりと腕組みして聴いている人もいる、会話は禁止でしょう、私が滞在中にかかっていたのは

  • ブラームス交響曲1番、グイド・カンッテリ/NBC交響楽団ライブ
  • ショパン、ノクターン3番、ワルツ1番ほかライブ
  • シューペルト「未完成」ライブ
  • マックス・ブルック「バイオリン協奏曲1番」

コーヒーをゆっくり飲みながら音楽に集中していると、外では土砂降りの雨が降り出した、来るときに雲行きが怪しいと思っていたらやはり来たか、NHK ホールまで歩いて行こうと思っていたので「困ったな」と思っていたら、30分くらいで止んだので助かった

1時間10分くらい滞在した、楽しめました、また来ます

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さて、この日はN響の公演の前に腹ごしらえをしようとライオンからNHKホールに行く途中の宇田川町にあるかつ丼が人気の店に行ってみた、メニューはカツ丼のみで1,500円、若干名並んでいたが7、8分で案内された、カウンター席のみの店だった

ホームページを見ると英語のサイトが出てくる、来ていた人は外国人、特に韓国人が多かったが、私が食べた感想は「なんでこの店が人気店なのだろうな?」というものだった、営業がうまいのでしょう


神保町の「サロンド冨山房 FOLIO」で一休み

2025年04月17日 | カフェ・喫茶店

駿河台でカレーの昼食を食べた後、少し休みたくなり喫茶店に入ろうと三省堂の裏の通りを歩いていると、「そうだ、Folioに行ってみよう」と思いついた、ちょうど12時半くらいだったか、食事時なので喫茶店も混んでいるが、ここなら大丈夫だろうと思った

ここは出版社の冨山房ビルの地下にある冨山房が経営している喫茶店で、以前一度訪問したことがある(こちら参照)、良い店だったとの印象がある

地下の入口から中に入ると予想通り座席に余裕がある、どこでも好きな席におかけください、とのことなので4人掛けの席に腰かける、ここは穴場の喫茶店ではないか、あまり知られてはいないので昼時でもすぐに席につける、地下のせいでしょうか

店内は店名の通りサロンのような雰囲気で座席の間隔にも余裕があり、調度品も上品な感じがして良い雰囲気である、サロンとしているのは「神保町におみえの文化人、学者の先生がた、知的な会話をお楽しみいただき、文化人相互の交流の場の応接間、談話室として、お使いくださいませ」との店側の思いがあるためだ

また、店名のFolioという意味がメニューの中に書いてあり、これは横長の紙を左右真ん中で二つ折りにしたものを言い、本の見開きのイメージがあるので出版社の喫茶店としてふさわしい名前と考えた、というような説明だった

メニューを見てブレンドコーヒー(苦み)を注文した、周りのお客さんはランチのカレーを食べている人が多かった

店内を見ていると男性の店主のワンオペのようでお客さんが多く入ってくると忙しくなる、コーヒーは作り置きではなく、注文の都度抽出しているようだ、だから少し出てくるまで時間がかかるが全然問題ない、出てきたコーヒーは今はもう製造していない「Blue Danube(ブルーダニューブ)」のコーヒーカップに入れられていた、このカップは比較的大きく、持ちやすかったしデザインもよかった

この日は喫茶店には寄る予定はしていなかったので読みかけの本を持ってこなかったのが失敗だった、出版社の喫茶店なのでまさにコーヒーを飲みながら本でも読む雰囲気であった、照明も明るく読書に適した空間だ、入口直ぐのところには新聞も置いてあったので、今日はその新聞を読んで過ごした

ゆっくり寛げました、ご馳走様です


ゴルフの帰りに守谷のサロンドカフェよしだ

2025年04月09日 | カフェ・喫茶店

今日は眼科で視力、眼圧、視野、眼底、視神経の検査、1月に眼圧が20以上になり様子見、3月に再検査したらまた同じ、今回の検査となったが結果は同じ、寒いと上がりやすいので下がっているのではと期待したがガッカリ、ただ、私の場合はこのくらいでも視神経や視野に異常がないことなどから点眼はせず、3か月後に再診となった、やれやれだ、血圧と違い自己努力ではどうにもならないので始末が悪い

さて、先日、桜川市でゴルフをし、桜見物をした帰り、まだ時間が早かったので久しぶりに守谷の「サロンドカフェよしだ」に行ってみた、広々とした落ち着いたカフェで気に入っている

到着するとこの日は駐車場にけっこう車が停まっていたので混んでいるのかと心配したが、中が広いので十分に空席があった

一番奥の方の席に腰かけ、いつものようにケーキセットを注文した、自家製ケーキと飲み物のセットで1,000円と安い、以前は900円くらいだったかもしれないが値上げしても十分以価値がある

店内はゆったりとしており、花も活けてありセンスが良く、気品を感じる、広い窓からは前庭の植物が見えて優雅な雰囲気になる、座席間隔もまずまず広く、近くの客の話し声がうるさいということはない、来店しているお客さんんを見ると圧倒的に中高年の女性客が多い、ここは守谷のマダムたちの憩いの場なのでしょう

ケーキもコーヒーもおいしかった、大きさも安かろう小さかろうではなく、普通の大きさでうれしかった

ゆっくりくつろげました


笠間市のカフェ「風音」に行く

2025年04月03日 | カフェ・喫茶店

水戸でゴルフをし、春風萬里荘を見学した後、まだ時間が早かったので笠間市のカフェ「丘のギャラリー風音(かのん)」に寄ってみた、初訪問、ネットで事前に調べて雰囲気が良さそうなので立ち寄ってみようと思った

このカフェは名前のとおりちょっとした丘の上にある、車でそこまで上がる道が狭いので気を遣うが、後で確認したら丘の下にも駐車場があった

ロッジか別荘のような雰囲気がある一戸建ての外観、店の前にバルコニーがあり、その先の入口から中に入る、先客はいなかった、店内のほぼ真ん中の席に腰かける、窓からは眼下の景色が見える、店の前の道路の向こう側には水戸線の線路があり、笠間駅の近くだ

メニューを見て、嫁さんはケーキセットで紅茶を、私はコーヒーをたのんだ、ケーキはガトーショコラを注文、このケーキは有機カカオを使うなど材料に凝ったもの

店内をゆっくり見てると、ずいぶんと洒落ている、暖炉があり、欧州の食器や人形などが飾ってある、カーテン、家具なども洒落ている、嫁さんが言うには厨房内のやかんやコーヒーミル等の調理器具もおそらく欧州のものではないかとのこと、何から何までこだわりがあるカフェのようである、おそらく女性客を意識した内外装ではないかと思った、そして、室内にはギャラリーがあり、ある画家の絵が10枚以上展示してあった

コーヒーとケーキが出てきた、味わってみると両方とも実においしい、ケーキは甘さを抑えた大人の味で、大きさも大きい、大きいが値段は良心的だ、コーヒーは酸味がなくまろやかな苦みで好みの味だ、コーヒーカップは春を感じさせるウェッジウッドのワイルド・ストロベリーだった


(このケーキはサービスでつけて頂いたもの)

店のホームページ(こちら)を見ると、日頃からギャラリー展示や洒落たコーヒーカップなどの小物の販売、グラスアートなどのワークショップなどもやっているようだ

店のオペレーションは年配の男性と若い男性の二人、親子ではないかと拝見した、この男性二人でこの店を設計したとはとても想像できない、おそらくこの時間は出勤していなかったが若い奥さんがいるのではないかと勝手に想像した

30分くらいだがゆっくり寛げました、素晴らしいカフェであった、帰りがけに店のお二人に開店してからどのくらいになるのか聞いてみたら、もう10年目だとのこと、平日の2時ころだったが他のお客さんは来なかったの採算的に厳しいのではないかとつい余計な心配をしてしまったが、10年続いているなら大丈夫でしょう、あるいは笠間のお金持ちが経営しているのでしょう

ご馳走様でした


名曲喫茶「ヴィオロン」に行く(2025年)

2025年03月30日 | カフェ・喫茶店

久しぶりにヴィオロンに行ってみた、開店の12時を少し過ぎたころに到着、阿佐ヶ谷駅北口から徒歩5分くらいのところ

店内に入ると先客が3、4名、全員男性のシニア世代だ、この日は正面のスピーカーに向かって右側の4人掛けの席に座る、ホッとコーヒー500円を注文、すぐ横の壁には「お静かにお願いします」の注意書きが貼ってある、名曲喫茶のマナーでしょう

この喫茶店はウィキによれば1979年創業、店内はウィーン楽友協会を参考にしており、25分の1サイズで再現されているという

音楽がより広く店内に響き渡るように、シューボックス型コンサートホールのような高低差のある2段作りとなっている、具体的には中央の席を一段下げており、さらにスピーカーをオペラハウスのオーケストラピットのように更に一段低い場所に設置している、また、床に空洞を作ることで店全体が鳴り響くようにしているという凝りよう、創業者の寺元健治氏のクラシック音楽にかける想いがすごい

中野にあった名曲喫茶クラシックは寺元氏に大きな影響を与えた、店主の美作七朗と親交を深め影響を受けた、美作氏は画家でもあったため氏の絵がこのヴィオロンの店内に飾ってある

この店は夜はライブ・タイムになり毎日のように演奏会が開催されている、まだ一回も参加していないが、しっかりと固定客を掴んでいるのでしょう、そうでなければ駅近とはいえ住宅街の中にひっそりとあるこの店が継続していけないでしょう、私の入店後も何名か来店していた

この日は1時間40分くらい滞在した、長居しても居ずらい雰囲気は全くない、椅子の座り心地もよい、滞在中にかかっていた曲は

シューベルト、交響曲8番
ハイドン、交響曲104番
モーツアルト、アイネクライネナハトムジーク
ほか

くつろげました、また来ます


長命寺桜もちを買い、東向島のfrom afarでくつろぐ

2025年03月20日 | カフェ・喫茶店

3月中旬、だいぶ温かくなってきた、この日はもうコートも着ないで出かけた、都心で用事を済ませた後、季節のものとして桜餅を買って帰ろうと思った、東京で桜餅と言えば向島の長命寺の桜もちだ、昨年もここで買った

事前に調べると、浅草松屋の「下町銘菓撰」という日替わりで下町銘菓を販売するコーナーがあり、そこに長命寺さくら餅を売る日がある、ちょうどこの日はその日だったので行ってみたら売り切れだった、仕方なく、そこからバスで「長命寺桜もち」まで行き、5個入りの箱詰めを買った、1,250円

この「長命寺桜もち」は享保二年(1717年)創業と歴史があり、関東風の桜もち、小麦粉を溶かして作った生地で餡を包む方式、関西では蒸したもち米を干して砕いた道明寺粉を使った餅で餡をくるむ方式で違いがある、この辺のことは以前のブログで少し述べた(こちら参照)

その後、せっかくここまで来たので、東向島までバスで移動し、お気に入りのカフェfrom afarを訪問した、ここは以前は蔵前にあったがビルの老朽化でこちらに移転したもの、今回の訪問は2回目、混んでいるかなと心配して行ってみると、そんなに混んでいなかった、入口近くの受付でブレンドコーヒー590円を注文

好きな席にどうぞ、ということで店内を見渡し、今日は文庫本を読みたかったので道路に面した明るい窓際の席を選んだ、店内の奥の方は少し暗いのでKindleで読むときは問題ないが紙の本の場合は明るい場所が良い

しばし読書しているとコーヒーが出てきた、ウィリアム・モリスの洒落たコーヒーカップに苦みのあるコーヒーが満たされており、おいしかった

店内は広く、家具類も洒落ておりセンスの良さを感じる、お客さんは全席3分の1くらいしか入っていないので普段なら騒がしくないのだけど、この日は声が大きい中年のご婦人数名がいたため話し声が気になった

ゆっくり休めました、長居しても全然気にならない居心地のいいカフェである

ところでここから帰宅するため東向島駅に行って何げなく駅を見たら「東向島駅(旧玉ノ井)」と出ていた、玉ノ井の名前はここに残っていたのかとうれしくなった、昔はこのあたりの一部は玉ノ井と呼ばれた花街(遊郭)だったがその地名は無くなって久しい、永井荷風の墨東奇譚が玉ノ井を舞台にした小説として有名だ

帰宅してから長命寺桜もちでお茶にした、上品な味でおいしく、春を感じた