goo blog サービス終了のお知らせ 

ゆっくり行きましょう

引越し先は
https://ameblo.jp/4lastsongs/
「定年後にやっていること」です

ブログ引越しのお知らせ

2025年05月26日 | その他いろいろ

読者の皆様へ

ご訪問ありがとうございます、goo-blogが閉鎖されるので引越し先を検討していましたがameba blogに引越しすることにし、この投稿もってgoo blogへの新規投稿は終了し、本日分の新規投稿からはamebaにすることにしました、goo blogは閉鎖時期まで残します、amebaでは過去のgoo blogの投稿も読めます

引越し先のwebアドレス
https://ameblo.jp/4lastsongs/

Amebaではブログ名も名が体を表すように「定年後にやっていること」に変更しました、当ブログに訪問してくださっていた皆様には、今後はamebaの方に訪問していただければ有難く、よろしくお願いします、また、私も今まで拝見していたgoo blogの皆様のブログは、それぞれの方の移転先を確認して引き続き拝見したいと思っています

amebaにした理由などについて

  • Hatenaとamebaの両方に引越しデータを移管して、新規投稿も1週間試してみましたが使い勝手はそんなに差はありませんでした、ただ、引越し処理はカテゴリーやコメントの引継ぎなどHatenaの方が優れていると感じました
  • リタイア生活の記録と楽しみとしてやっているブログなので、何となく楽しそうなamebaの方が、ちょっと理屈っぽさそうなHatenaより自分に合っていると感じました
  • ブログの発信者としてはどの会社のブログを使うかはあまり重要ではないと思っています、goo blogのアクセス解析を見ても自分のブログのへの訪問者はgoo blog以外の方が圧倒的の多いためです

今までご贔屓にしていただき、ありがとうございました、また、goo blogには無料で素晴らし投稿の場を提供していただき、ありがとうございました

(記録)

引越し直前(2025年5月25日)のアクセスデータ
累計PV:307,638
累計UU:221,831
ブログ開設からの日数:874日


柚月麻子「BUTTER」を読む(追記あり)

2025年05月25日 | 読書

(2025/5/25追記)

当ブログで女性の痩身願望のことを書いたが、今日の読売新聞に「女性の低体重 健康を損なう極端なやせ願望」という社説が出た(こちら)、それによれば若い女性のやせすぎは月経周期の異常、貧血のみならず糖尿病になりやすく、生まれてくる赤ちゃんも低体重や糖尿病になりやすいなどの大きなリスクがあるという

社説ではSNSの体験ダイエット動画などの影響が指摘されているが、テレビの影響が一番大きいのではないか、ニュースの女性アナウンサーやお天気姉さんに太めの女性は一人もいない、私の良く見るアメリカのPBSNewsには太めの女性キャスターもちゃんと出ている、そこから直していくのが一番手っ取り早いと思うけど・・・

(2025/5/9当初投稿)

どういう理由だったか覚えていないが、柚月麻子「BUTTER」(新潮文庫)を買って読んでみた、彼女の本を読むのは初めて

柚月麻子は1981年生まれ、大学時代より脚本家を目指してシナリオセンターに通い、ドラマのプロットライターを務め、卒業後、製菓メーカーへの就職を経て塾講師や契約社員などの職のかたわら小説の賞に応募し、2008年に第88回オール讀物新人賞を受賞して頭角を現し、その後、数々の受賞歴を誇る人気作家

本書は2017年4月 新潮社から出版されたもので2017年の直木候補作にもなり、英訳されて海外でも出版、2024年11月に英大手書店チェーンのウォーターストーンズが2024年の「今年の一冊」に「BUTTER」英訳本を選んだと発表した

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中高年の男たちに次々に金を貢がせ、3件の殺害容疑で逮捕された女、梶井真奈子(カジマナ)が主人公、彼女が世間を賑わせたのは、彼女の決して若くも美しくもない容姿だったからだ、週刊誌で働く30代の女性記者・町田里佳はカジマナへの取材を重ねるうち、欲望に忠実な彼女の言動に振り回されるようになっていき・・・

物語は殺人犯のカジマナ、記者の里佳、里佳の親友伶子が中心となって展開していく、そして食に関する考えが一つの大きなポイントとなる、カジマナは日本の女性たちの痩身願望をあざ笑い、女性はもっとバターを使った美味しい料理を好きなだけ食べるべきで、太ることを気にしたらダメだ、そして男たちはそういう美味しい料理を作ってもてなしてくれる女を望んでいるんだと言う

この小説は、首都圏連続不審死事件(木嶋佳苗事件)をモチーフにした作品、作中の人物はフィクションであり、事件の再現ではないとされている、木嶋事件をちょっと調べると確かにこの小説のモデルと似ているし、木嶋の周りに登場する人物も小説の登場人物と似通ったところがあるが、巻末の解説を書いた山本一力によれば、途中から現実の事件とはかけ離れた展開になるという

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読後感

  • なかなか面白かった、物語の展開が一本調子ではなく、意外な場面転換が適当なタイミングで入り、その複数のプロットが最後で連結して結末を迎えるという面白い小説の作法をしっかりと展開していたと思った
  • 小説の中での意外性という点では、伶子が疾走した理由と失踪中にやっていたこと、伶子や里佳がカジマナから受けた衝撃的な言葉の2点がある、山本一力が言うように途中から実際の事件や登場人物から離れて、これだけ豊かな内容を作り出す著者の力量はたいしたものだと思った
  • 特に伶子や里佳がカジマナから受けたショックの大きさはよくわかる、そしてそのショックの大きさをよく描ききれていると思った、今まで自分がやってきたことを全否定されるようなことは長い人生では起こることもあるでしょう、最近のネット証券口座乗っ取り詐欺で大きな被害を受けたシニアは里佳と同じように茫然自失となるのではないか
  • 本書を読んで里佳の仕事に対する取り組み姿勢など共感できる部分も多かったが、私生活についてはついていけなかった、かなり深い仲になった男性の誠との関係を最終的には断ち、仲間に囲まれながら一人で生きていく決意をしたのが最後の場面だ、仲間や母親が気軽に来れるような中古マンションを購入し、女性が生涯一人で自立して生きていくライフ・スタイルをとる決意をする・・・「こういったライフ・スタイルもある」ということが小説、テレビドラマなどを通じて世の中に広まっていくことに懸念を感じた
  • 多様な生き方があるのは当然であり、それぞれ尊重されるべきでしょうが、若い夫婦でも自分の子供には良い人を見つけて結婚し、子供を作って楽しい家庭を築いてほしいと願っている人が大部分ではないか、結婚しない人や子供がいない夫婦を差別や一人前扱いしないことは反対するが、生涯独身が多様な生き方の一つとしてたびたび世上に登場することが如何なものかと思う、何か進歩的な女性の一つの生き方みたいに言っているようにも感じ、そういう生き方に誘導さえしているのではないかと感じ、感化される若者もいるのではないか
  • もともと日本人は何事につけ奥手で、恥ずかしがり屋で、特に男女関係については断られたら恥ずかしいと思い、異性をデートに誘うことや気持ちの告白をためらい、ずるずる年を重ねて婚期をのがしてしまう若者が多いのではないか、そういう若者たちが小説やテレビドラマで里佳のような生き方を見て「ああ、一人でもいいんだ」と無理やり自己を納得させてしまうのが心配だ、本書も最後は誠とよりを戻して新たな歩みを開始するとしてほしかった
  • 一方、カジマナが言っていることに同意できる部分もあった、それは若い女性の痩身願望に対する批判である、最近医師が若い女性がやせすぎで危険である旨警告したとのニュースを聞いたが、その通りであろう、若い女性の痩身願望をあおっているのがテレビだ、テレビの女性アナウンサーなどはみな一律にモデルのようなウエストラインだ、昔は痩身は貧困を意味していた、男性がそういうスタイルを望んでいると勘違いしているのではないか、若い女性のスタイルについてもテレビは積極的に得意の多様性を発揮してもらいたい
  • 本書のタイトルになったバターは物語の一つの象徴だが、作中でバターに関する記述で共感できるところもあった、例えば、カジマナはエシレのバターとカルピス・バターを里佳に勧めるが、私もカルピス・バターの愛好者である、このバターは上品な薄味で色もどぎつくない、有名なレストランでも使用していると聞いたことがある、そしてスーパーでは売っていないことが多くデパートの食品売り場でないと買えないし値段も高めだ

  • そして、熱いご飯の上にカルピス・バターを一切れ乗せ、醬油を2、3滴立たらし、バターが溶けない間に食べると非常においしいことが書かれている、私はバターご飯は好きではないが、トーストの上にスライスしたカルピス・バターを乗せて、カジマナが言うようにバターが溶けない間にトーストを食べるのが大好きだ、バターの味がよくわかるからだ

面白い小説だと思った


台東区三筋の喫茶「らい」で昼食

2025年05月25日 | カフェ・喫茶店

蔵前、新御徒町、田原町、稲荷町あたりはよく行くことがある、春日通りを歩いていると「らい」といういかにも古い喫茶店があるのを何度も見かけたが、何となく古すぎて入る気が起こらなかった

本屋で喫茶店関係の本を読んでいるときだったか、この店のことが書いてあったのを見つけて「あっ、あそこかな?」と思い、一度行ってみようという気になった、この日は健診を受けた日、終了後はちょうど昼時、新御徒町まで移動して「らい」で昼食をとろうと思いついた

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12時ちょっと前に到着、中に入るとまだ空席があったので1階の座席に案内され腰かける、注文は外に出ていたランチメニューのペペロンチーノとスープ、コーヒーのセットで1000円を選択

店内はかなりレトロな感じ、通りに面したガラスはステンドグラスがあり洒落ている、入口右横がレジとLPレコードプレーヤーが置いてある、かかっていた曲は私も好きなノラ・ジョーンズの歌だった、2階もあり、階段の途中にLPレコードが収納されていた

オペレーションは女性2名でやっているようだ、1階奥がカウンターとなっていた、そこで調理したペペロンチーノが出てきた、食べてみると、どうも麺は茹でてオリーブオイルとニンニクのすり身を和えたものでフライパンで調理してないと思われた

食後にはちょっと小さめのカップに入ったコーヒーが出てきたので、ゆっくり頂いた、食事中に何人かのお客さんが入ってきてほぼ満席状態になった、見ていると常連さんが多いような気もした、チェーン店ではないので私と同様、初めて入ろうとしようとする人には若干敷居が高いかもしれない、しかし、入ってみると実にレトロで落ち着いた雰囲気のある昔からの喫茶店であった

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この日は、その後、いくつかのところで買い物をして帰った

最初はパンのペリカンに寄り、中ロールパン5個入り650円を買う、次に合羽橋道具街に行き、料理の時に使うメジャーカップを買い、肉の松喜に寄り合挽肉300g、600円を買う、夕食でハンバーグを作ろうと思って買ってみた、最後に、東武浅草松屋1階にある地元の老舗の甘味を売っている「江戸のれん」で言問団子3個入り750円を買う

既に投稿した通り、合挽肉は夕食でハンバーグにして食べ、言問団子は食後のデザートとして美味しく頂いた

ご馳走さまでした


茨城県陶芸美術館「ティーカップ・メリーゴーラウンド」展に行く

2025年05月24日 | 美術館・博物館

水戸でゴルフをした帰りに、笠間市の茨城県陶芸美術館で開催中の「ティーカップ・メリーゴーラウンド ヨーロッパ陶磁にみるモダンデザイン100年 ~ 岐阜県現代陶芸美術館コレクション」展に行ってみた、この美術館に来るのは2回目、前回もゴルフ帰りに寄ったものだ

この展覧会では、19世紀半ばから20世紀半ばまでの約100年間に焦点を当て、ドイツのマイセン、フランスのセーヴル、イギリスのミントン、デンマークのロイヤル・コペンハーゲン、フィンランドのアラビアなど、ティーウェアやコーヒーウェアを中心に室内装飾品などを加えた名品が展示されている、入場料950円

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順路に従い、観ていくと、ティーカップがメインであるが、皿や壺、花瓶などテーブルを飾る食器も多く展示されていた、展示作品の中から特に自分のセンスに合ったものを少し紹介したい、自分は王族が使うような装飾がきらびやかなものが必ずしも好きではない、落ち着いた絵柄や色合いのものから上品なセンスを感じられるものが好きだ


(ロースルトランド、スウェーデン)


(マイセン、ドイツ)


(ロイヤル・コペンハーゲン、デンマーク)


(ミントン、イギリス)


(アラビア、フィンランド)

この展覧会の入場券を買うと新所蔵品店、常設展も入れるので鑑賞してみた、その中から特に今回印象に残ったものを紹介したい


(エミール・ガレ)


(松井康成、昭和27年から茨城県に移住し陶芸家として活動)

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この美術館のある「笠間芸術の森公園」は茨城の新しい文化の発信基地として伝統工芸と新しい造形美術をテーマとして平成4年に完成したもの、笠間の中心部から近い小高い丘の上にある、美術館の他、野外コンサート広場や、イベント広場、陶造形物が屋外に展示されている陶の杜がある、また、公園には陶芸品を展示・販売するセンタープラザや眺めの良いカフェなどがあり休日は家族で来て楽しめる場所のようだ

楽しめました


「谷津バラ園」に行く

2025年05月23日 | お出かけ・国内旅行

習志野市にある「谷津バラ園」に行ってみた、初訪問、満開のバラを観たかった、南船橋駅から徒歩15分、1キロちょっと、すぐ近くにはららぽーと船橋、船橋競馬場などがある

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バラ園に到着し、入園料250円、65才以上のシニア料金を払う、免許証を提示、平日だったがそれなりに混んでいた、到着したのは10時ころ

このバラ園は閉鎖された谷津遊園の一部であり、昭和32年に開園、その後昭和40年に現在の地に移り、昭和57年の谷津遊園閉鎖に伴い閉鎖になったが、昭和63年に再び市の都市公園として開園されたという歴史を持つ、市営だから入場料も安いのでしょう

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バラ園のパンフレットをもらい、入口を入って園内を一望するとほぼ正方形の敷地で全園を見渡せる、パンフレットによればここは12,600㎡で800種類、7,500株のバラが植えてあるという、一昨年行った京成バラ園は、30,000㎡、1,600品種、10,000株であった(こちら参照)

左手から順番に見て回る、ちょうどバラの最盛期、いずれのバラも大きな花を開花させている

バラ園の中にはいくつかの見物のポイントが示されており、例えば、香りの庭、皇室・王室コーナー、コレクションコーナー、鈴木省三コーナー、青バラコーナー、バラの大アーチなどだ

園の中央には噴水があり、奥は少し高くなっていて、そこに行くと全園が見渡せる

ここの特徴は園内に高いヤシの木が何本も植えてあり、南国のムードがあることだろう、また、以前訪問した京成バラ園と同じく、園の周りには大きなマンションがありそれが視界に入ってくるのが都心に近い場所らしい

ゆっくり歩いて40分くらい鑑賞した、この日は30度はあっただろうか、日差しが強く、背中にうっすらと汗をかいた、もう外で歩いたり、見物するのもつらい時期になってきた

十分楽しめました

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さて、南船橋駅からバラ園に歩く途中には谷津干潟公園があった、ここは、国指定谷津鳥獣保護区、ラムサール条約登録地、日本の重要湿地500指定地、この横の湾岸道路は何回も通っているのにバラ園も干潟も知らなかった

そして帰りは京成の谷津駅から帰った、こちらの方が南船橋駅より近かった


演劇「星の降る時」を観劇

2025年05月22日 | 演劇

演劇『星の降る時(原題:Till the Stars Come Down)』を観劇した、10,000円、場所はPARCO劇場、開演13時、終演15時30分、ほぼ満席に見えた、PARCO劇場は初訪問だが、劇場内は絨毯が敷いてあり、座席も立派なもので、設備的には非常に贅沢な劇場だと感じた

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作:ベス・スティール

2023年のイギリスでの初演で大きな話題を呼び、2024年度「ローレンス・オリヴィエ賞」BEST PLAYにノミネートされた戯曲、日本初公演、原作者の劇作家ベス・スティールは今回、この演劇のために来日した、この公演はイギリス以外で初となる海外での上演

翻訳:小田島則子
演出:栗山民也
出演:
江口のりこ(長女、ヘーゼル) 那須凜(次女、マギー) 三浦透子(三女、シルヴィア) 近藤公園(長女夫、ジョン) 山崎大輝(三女夫、マレク) 八十田勇一(叔父、ピート)/ 西田ひらり(ヘーゼル長女、リアン) 佐々木咲華(ヘーゼル次女、セアラ) /秋山菜津子(叔母、キャロル) 段田安則(父親)

あらすじ:

イギリスのかつて栄えた炭鉱町、早くに母親を早くに亡くし元炭鉱夫の父に育てられた三人娘がいた、その三女の結婚式で久しぶりに集まった家族と親戚、人生で一番幸せな時を過ごすはずの家族だったが、過去の確執や裏切り、憤りなどが次第に浮かび上がる

長女ヘーゼル(江口のりこ)は二人の娘を持つ母であり、移民に職を奪われて失業状態の夫ジョン(近藤公園)との倦怠期に悩み中、次女マギー(那須凜)は町に嫌気が差して実家から遠ざかっていた、三女シルヴィア(三浦透子)はポーランド移民のマレク(山崎大輝)と恋に落ち結婚式を迎えることに、三姉妹の母親代わりを自称する叔母キャロル(秋山菜津子)、その夫ピート(八十田勇一)は三姉妹の父であり兄でもあるトニー(段田安則)とは絶縁状態にある

(原作について)

  • 読んだことがなかった、物語は久しぶりに集まった家族が喜び合うどころか喧嘩しあうというありがちなもので、同じような筋の演劇が過去にもあったような気がしたが思い出せなかった
  • ハッピーエンドでないところが欧州らしい結末だと思った
  • 原作でそうなっているのか不明だが、会話中、性に関する露骨な表現があったのは好きになれないと感じた

(演出について)

  • 栗山民也は今や売れっ子演出家であろう、今回の舞台設定などは特に違和感はなかった
  • 途中で集まった家族がバカ騒ぎする場面や、性に関する露骨な演技があったのが好きになれない、しかも長女の子供が見ている前でということも如何なものかと感じた

(俳優について)

  • PARCO劇場は600人収容できる会場であるが、俳優たちのセリフは特に大声で話すようなところはなく、ごく自然な日常生活と同じような話し方だったのは良かった、私は会場の後ろの方の座席だったが十分にセリフが聞こえた
  • 俳優のうち知っていたのは父親役の段田安則だけだったが、彼のセリフは少なく、あまり持ち味を出していたとは言えなかったと思ったが、これは原作がそうだからでしょう、もうちょっと父親が何らかの役割を負う方が劇に深みが出ただろうと思った

楽しめました

なお、PARCO劇場のある渋谷PARCOは少し前に改装したらしいが、内部は実に洒落たものとなっており、半日くらい見て歩いても飽きないような気がした、コンセプトは世界へ発信する唯一無二の「次世代型商業施設」で、 ファッション、アート&カルチャー、エンターテインメント、フード、テクノロジーの5つのテーマで構成し、それぞれをミックスしてフロアを編集しており、 従来の商業施設とは一線を画した、新感覚の刺激や楽しさを体験できるという、まさにそのような空間であった


水戸レイクスCCでゴルフ

2025年05月21日 | ゴルフ

茨城県城里町の水戸レイクスCCでゴルフをしてきた、3回目の訪問、気に入っているゴルフ場だ、天気は晴れ、気温は22度くらいまで上がった、ちょうどよい陽気だった

早めのスタートだったせいもあり、スタートホールでは前の組は見えず、スイスイとラウンドできた、最初のハーフは1時間半で終了し、まだ昼ご飯には早いのでスループレーでできないかと聞いたら、可能とのことなのでスループレーに変更した、この臨機応変の対応は評価できる

こういう場合に備え、クラブバッグには常にカロリーメイトを入れていたので、嫁さんと1本ずつ食べて後半をスタートした、前半と違い前の組がいるのでラウンド2時間かかったが、ほとんど待たされることはなく、ストレスのないラウンドであったことはありがたい

この日は、前の日の夜にかなり雨が降った模様でカートのフェアウェイ乗り入れはできなかったが12時ころにカートナビで「これ以降乗り入れOK」とのアナウンスがあり、最後の2ホールだけ乗り入れできた、このような柔軟な対応も評価できる

コースはかなりのホールでエアーションンによりグリーンに穴が空いており、砂が入っていたので春先特有の難しさがあった、また、コースのガードバンカーが相変わらず硬かったので改善してほしい

カートに備付の説明書には一部のグリーンをバミューダグリーンに変更し、今秋には全グリーンをバミューダグリーンに変更すると出ていた

ちょうど12時半くらいに18ホール終了し、レストランで食事をして1時過ぎにはコースを後にした、まだ時間が早いので、この後、笠間市の茨城県立陶芸美術館に行ってみたがそれは別投稿で

お疲れ様でした


旧古河庭園にバラを観に行く

2025年05月20日 | お出かけ・国内旅行

バラが開花する時期になった、今年は都心の旧古河庭園に行ってみようと思った、もうだいぶ前に一度行ったことはある、訪問したのは5月9日、上中里の駅から歩いて10分もかからないだろうか、坂道を登って入口の立派な門前に到着、平日だがチケット売り場には行列があった、券売機でシニア料金70円を払う

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この旧古河庭園の由来は邸内の庭や邸内に説明がなされおり、散策の途中でよく読んでみると

  • 北側の小高い丘に洋館を建て、斜面には洋風庭園、そして低地には日本庭園を配した、洋館の中は1階が洋室、2階が和室となっており、庭園も含めて和洋調和となっている
  • ここは、元は明治の元勲・陸奥宗光の邸宅、その後古河家の所有となった
  • 現在の洋館の設計者は、英国人ジョサイア・コンドル博士(1852~1920)、彼の晩年の作
  • 日本庭園の作庭者は、京都の庭師・小川治兵衛(1860~1933)

ここまで説明を読んで驚くのは、

  • コンドルは明治政府のお雇い外国人であるが日本を気に入り、日本画はこのブログでも取り上げたあの河鍋暁斎(こちら参照)に弟子入りして学んだ、その彼の描いた日本画も邸内に展示してあった
  • 庭園は同じくこのブログで取り上げたあの「蹇蹇録」を書いた陸奥宗光(こちら参照)であり、庭師の小川治兵衛は京都にある山形有朋の別邸「無鄰菴」も作庭したというが、この無鄰菴には少し前に京都旅行に行ったときに訪問した

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さて、邸内に入るとすぐに邸宅と庭園が見えてきて、邸宅の横と前庭には満開のバラが何輪も植えてあり壮観であった、平日であったがけっこう混んでいたのは今がバラのピークで週末の天気予報が悪いということもあるでしょう

バラの種類は多く、それぞれのバラの前にはバラの名前が書いたカードが立てかけてあり、参考になる、観ていくと大きな花を咲かせたバラが多かったように思った

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前庭のバラ園を見終わると、そこから先の庭園は階段で下ったところにあり、池を囲んだ回遊式の庭園となっていた、階段で降りたところから邸宅の方を振り返ると、これもなかなかいい景色であった

池の周りをゆっくりと歩いていくと、いろんな形の灯篭が置いてあり、それぞれに名前や種類、特徴などが書いた解説のプレートが置いてあり、これも参考になった

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再びバラ園に戻り、今度はバラ園とは反対側の邸宅の入口から400円を払って邸内を見物してみた、ここは残念なことに写真撮影禁止だった、なぜなのだろうか、昨年訪問した前田邸などはOKだったのに

邸内は1階と2階の一部が見学できるので、順路に従い見物して歩いた、内部造作は意匠を尽くした贅沢なもので、各部屋の天井も高かった、こんな邸宅に住むのも維持管理が大変そうだとつい考えるが、住んでいた人はそんな心配の必要のない人たちでしょう

楽しめました


渋谷ゆう子「揺らぐ日本のクラシック」を読む

2025年05月19日 | 読書

どういう理由で読んでみようと思ったか覚えていないが、渋谷ゆう子著「揺らぐ日本のクラシック」(NHK出版新書)を読んでみた

著者はクラシック音楽の音源制作、コンサート企画運営をしている方で、本書では日本のクラシック音楽はどう成り立ってきたのか、今はどのようになっているのか、未来につなげることはできるのか、について書いてみたいと述べている

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本書で著者が述べているいくつかの大事な点と思われるところを書いてみると

  • オーケストラや楽団、劇場の経営は厳しい、国の支援や寄付に大きく依存している
  • 芸術の質の向上と採算の確保とは相矛盾するところがあり難しい
  • 短期的な採算改善というビジネス視点と長期的なクラシック音楽ファンの増加とは別視点で考えるべき
  • 長期的にはクラシック音楽の都市集中を改善し、教育分野へのアウトリーチ(音楽リベラル・アーツ教育)や、市民活動と連携した地域に根差したアウトリーチ(音楽祭など)でファンを増やしていくことも一つのアイディア
  • これらのアウトリーチ活動を支える組織・団体が必要

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読後の感想などを述べてみたい

  • クラシック業界発展のために何をしたらよいかについての見識は持ち合わせていないが、業界として改善してほしいなと思う点はある
    ①公演会では、演奏をするだけではなく必ずトークを入れる、演奏前の時間でも演奏の合間でもよい
    ②終演後には指揮者、演者らがすぐにホワイエに出てきて、希望する人にサインしたり、話をしたり、写真撮影に応じる
    ③日ごろから各個人がSNSでの発信を強化する
    ④公演のカーテン・コール時の写真撮影を常に許可する
    ⑤プログラム・ノートやチラシはペーパーレスにし、公演前閲覧を可能にする
  • カラヤンは当時新しく出てきたCDという音楽媒体を最大限使用して業界の発展に貢献した、今それはネット、SNS、ストリーミングなどのIT技術であろう、そこが日本のクラシック音楽業界は著しく遅れている
  • 古今東西、およそ芸術には国家やパトロンによる金銭的な支援が必須である、芸術とビジネスは両立しな面があるからだ、国や地方の予算が制約がある中で次にその支援の担い手になるのは経済的に成功した人たちであろう、そういう人たちに支援してもらうよう働きかけてもらいたい、例えば、ZOZO創業者で巨額の富を得た前澤友作氏などはまだまだ金はいっぱい持っているでしょう、是非クラシック音楽業界にも貢献してもらいたいし、ビジネスマンとしてのアイデアも出してもらいたい
  • 本書の中で幸田露伴を兄に持つ幸田延の話が出てくる、創設されたばかりの音楽取調掛で学び群を抜いた才能を開花し、1889年に第1回海外留学生に選ばれウィーンなどで勉強し、帰国すると滝廉太郎や山田耕作などの後進を指導し、日本のクラシック音楽教育に大きな足跡を残した女性であるが、当時の新聞「日本」は延が高額所得者であることを批判的な論調で紹介したため東京音楽学校の校長らとの軋轢を生じ、さらに「東京日日新聞」では彼女を有害な存在として取り除くべきとの長文の記事を書いたため休学を余儀なくされたとある、今に続く新聞による富や成功者を妬んで敵視する報道であり、読んでいて気分が悪くなった
  • 本書では、外国から招へいした指揮者に対する報酬が高いことが書いてある、もういい加減にこういうことはやめた方がよいのではないか、サッカー日本代表の監督ももう日本人ではないか、高い報酬を要求する外人指揮者は中国や韓国に行ってもらえば良いと思う、有能な日本人指揮者や奏者はどんどん海外に出て活躍すればよく、そうすれば優秀な若者がどんどんこの業界に入ってくるでしょう

参考になった、著者の言う通りやり方によってはまだ改善の余地はあると思った


自宅でハンバーグ作りに挑戦

2025年05月18日 | グルメ

なぜかハンバーグを自分で料理してみたくなった、というのもテレビの料理番組で以前も紹介した帝国ホテル総料理長の村上信夫氏がハンバーグの作り方を講義しているのを見たことがあるし、最近では肉料理で有名な和知徹シェフが自宅でできるおいしいハンバーグの作り方の講義をしていたのを見て挑戦したくなった


(緑の包みが松喜で買った合挽肉)

今回は和知シェフの講義を3回見直して、メモを作り、材料を用意して夕食のメイン・ディッシュとして焼いてみた、肉は先日浅草の松喜で買った合挽肉300gを使用、テレビで説明していた和知シェフの講義内容を要約すれば

2人分のハンバーグ

  1. 合挽肉200gに玉ねぎ150gみじん切り、ニンニク1枚みじん切り、卵1個、パン粉大さじ4杯、マヨネーズ大さじ1杯、塩大さじ4分の1を入れて混ぜる(練るのではない)
  2. おにぎり状に2個分成形、その際、手のひらにオリーブオイルを塗って空気抜きする
  3. フライパンにオリーブオイル大さじ3杯入れて中火で1分焼き、ひっくり返す
  4. 弱火にしてバター20グラム入れ、溶けたらアロゼを30秒くらい実施
  5. フタをして9分焼く
  6. ふたを開け、竹串で焼き具合を確認、ダメ押しアロゼ
  7. 再びフタをして、火を止め、余熱で5分焼くと出来上がり

ソース

  1. フライパンに残った油をキッチンペーパーで少しふき取り、酒を大さじ4杯、弱火で温める
  2. そこにケチャップと中濃ソースをそれぞれ50gずつ入れてかき回すと出来上がり

玉ねぎ切りから全部自分でやってみた、うまくいくか心配だったが、何とか完成した、嫁さんには付け合わせのアスパラガス茹で、玉ねぎスープづくりを担当してもらいながら横で見てもらった

食べてみると、まあまあの味だった、初回にしては合格点だろう、パンはペリカンのロールパンという贅沢な夕食となった、反省点としては

  • 焼くときにオリーブオイルを大さじ3杯入れるべきところ2杯しか入れなかったことから溶けたバターやオリーブオイルが少なくてアロゼが十分できなかった
  • ソースを作るときに焼酎を使ったが、酒が十分飛ばなくて若干焼酎の香りがソースに残った

横で見ていた嫁さんからは、自分はこう作っていると

  • 玉ねぎはみじん切りにした後、軽くフライパンで焼いてから肉と混ぜる、生のまま肉と混ぜると火が十分通らない(これは結果的にそうでもなかった)
  • 小麦粉やバターを使わない、高カロリーになるから
  • 塩も使わない(塩分はなるべく使わない)
  • オリーブオイルも使わない、肉から油が出るから
  • フライパンで焼く時間がもっと長い

以上を踏まえ次回は、塩は使わない、ソースづくりの際の酒はワインかウィスキーにする、合挽肉は200gで良い、オリーブオイルは大さじ3杯分しっかり入れる、という点を修正して挑戦したい

さて、食後はこれも昼に浅草で買ってきた言問団子にした

お疲れ様でした