子育て・私流

子供を三人育て、孫も五人になった。
男親の私がどのように考え、子供や孫に接してきたかを書く。

目の付け方(私の金銭管理)結婚の準備 その7

2009年06月03日 | 我が家のつれづれ
話は私の25才の時代に戻る。
昭和30念(1955)の時の話である。
私がやっと「夜間大學を卒業」したのだ。

「さあこれからは、十分に遊べるぞ。」
稼いだ給料と賞与は、自分の裁量でどうにでも使える。
なんに使っても、親も兄弟も文句を言えない。言われない立場だ。

《自分の年を考えると結婚年齢だ》

中学・新制高校・夜間大學と通算すると、9年間。
15才から25才まで働きながら生活してきたのだ。

この時代の結婚年齢は、男子は25~6才が普通なのだ。
女子は23~4才である。

《私の周りでの若者の遊び》
私と同じ年代の周りの若者の遊びを2~3上げると次のようなもだった。
 A.パチンコ
 B.ダンス
 C.マージャン
 D.キヤバレー
 E.ハイキング
 F.海水浴

考えてみると、A(パチンコ)からDの(キヤバレー)までの遊び事はしたことがない。
同じ年代の若者で少し金銭に余裕のある人は、A.パチンコも、B.ダンスも、C.マージャンも面白いぞ。
今度連れて行くから、一緒に行こうという。
特にD.のキヤバレー遊びが女の子もいて、金がかかるが最高だぞ。と言う。

《私の今の立場》
25才の、この時には既にお袋も亡くなっていない。
親父は、神経痛で兄貴二人に仕事を譲って引退していて、我が家での実権がない。

自分の事は、自分で始末していくしかない。
自分の年令を考え、先を見ると「周りの仲間と同じ遊びをしている余裕はない。」
せいぜい遊べるのは、E.F.のハイキングと海水浴ぐらいしかない。

他人は他人。私は私の道を行くしかない。

《私の金銭管理》
勤め人の私としては、親の援助・助成が一つも受けられないと言う情況である。
自立して家計を作って行くしかないのだ。

まず、目の前に浮かぶのが、遊んでいては結婚も出来ないと言うことである。
では、現在具体的に付き合っている彼女が居るということでもない。
しかし、この時代には「男子の25才は結婚適齢期である。」

いざ結婚と言うことになれば。
 A.土地を用意し。
 B.家を建てる。
 C.結婚式。

 D.新婚旅行。
 E.新婚家庭の家計管理

自立するといえば、こんなお膳立てになるだろう。
遊んでいて「お金を使える立場でないぞ」