子育て・私流

子供を三人育て、孫も五人になった。
男親の私がどのように考え、子供や孫に接してきたかを書く。

老人のパソコン その2 金融機関の残高管理

2008年05月30日 | 老人とパソコン 1
再就職して、約2年間は会社の「ワープロ」で作る資料作りに熱中していた。
私65才、(1995)平成7年の時のことである。

この頃になると、どうしても「ワープロ」による資料だけでは、「合理化・省力化」が、私の担当部門である、総務・経理の仕事が上手く進まないことが歴然としてきた。

社長に「パソコンを買って」と言うのもまだ「パソコン」が高価な時なので言いずらい。
こういう事にしたら、と私は考えた。「我が家のパソコンを会社に持ち込む」と言うことにしたら。
私が60才の元の職場を定年退職したときに、買い込んだ「デスクトップ・パソコン」を自宅から持ち込んで使う。
当時は、まだ「パソコン」は高値の花で、小型自動車ぐらいの値段だった。

或る日、社長に話をしたら「いいんじゃないの」との返事。
この時の私の条件は、現金で買ったときの「カードのクレジット」がまだ少し残っているので、その月払いの半分を「役付き手当」として、月一万円負担しても貰えるか、と社長に切り出した。
社長としては、「パソコン」も会社で買えなくはないが、私がどの程度「パソコン」がこなせるのか、わからない。無用の長物になっては拙いの判断があったのだろうと思う。
社長と私が合意したので、我家にあった「デスクパソコン」を早速に狭い事務所に据付た。
当時の「デスクトップ・パソコン」は、20インチ位のテレビに、起動装置がテレビの下に、外付けのHDDが付き、5インチのフロッピーに記憶するようになっていた。当然に、パソコン・デスクも必要でかなり大きなセットである。

この私のパソコンは、再就職先で5年間働いた。


《パソコンによる管理資料 その2 金融機関残高管理》
    取引金融機関は、中小企業金融公庫、銀行が2行、信用金庫との取引があり、それぞれに数口の借入金があったので最初の整理は大変だった。
    私の前任者が手作業でやっていて月末残高がなかなか纏まらず日数が、かかったことが良くわかる。
 
 2.金融機関の残高管理資料「数行ある金融機関を一覧にして管理」

   ア・「個別の借入金の月別返済管理」(金融機関別に一枚の表)
    a 実行NO
    b 実行日
    c 実行額
    d 借り入機関(年数)
    e 種別   (○○ローン等の種別記号」
    f 毎月の返済日
    g 利率
    h 返済額合計
   
   イ・「返済明細」(返済口数別に表示する)
    a 返済元利合計
    b 返済元金   
    c 利息額
    d 返済後当月残高
    e 数口借り入れの月合計
    f 数口借り入れの年間合計

   ウ・「資金管理概算表」月別
    a  1日から10日まで
    b 11日から20日まで
    c 21日から月末まで
    d 金融機関別の自動振替と大口支払リスト
    e 特に必要な資金を別途管理する
    f 臨時支払などのリストをつくる{税金の支払など」

 3.{社内管理資料」

   ア・「当月の営業情況を調べ、年鑑売上知覧表にまとめる」
    a 売上
    b 仕入
    c 当月までの売上平均
    d 仕入平均単価
    f 差益
    g 差益率
    h 前年対比増減

   イ・「工場稼働状況調べ」(作業グループ別に)
    a 出勤日数
    b 休暇日数
    c 欠勤日数
    d 総日数
    e 残業日数・時間
    f 稼働時間

   ウ・「事務所稼働時間調べ」
    a 出勤日数
    b 休暇日数
    c 欠勤日数
    d 総日数
    e 残業日数・時間
    f 稼働時間

《これ等の表をお見せすれば一目と思うが、外部秘なのでダメ》

 表の内部を、文章にするのは、大変難しい。
 ましてや、表計算ソフト(エクセル)を表示することは更に難しい。

 次回には、ソフトの一部でもお見せ出来ればとおもっている。

老人のパソコン その1 再就職先のパソコン

2008年05月21日 | 老人とパソコン 1
私が再就職したのは62才(1992)平成4年のことである。この年60才の定年で退職して2年を経過していた。

定年後2年を経過しているのに、再就職した経緯は「老人とパソコン 18}に書いてあるのでご覧ください。

私の話を進める前に、最近の新聞記事に注意すべき文章があったので紹介して置く。
2008-5-20日、読売新聞・夕刊「高齢者 最多2,746万人」とあり。
さらに、「65~69歳男性〔働きたい〕4割とある。(老齢白書)

「65歳から69歳の就職していない人うち、男性は4割以上、女性は2割以上が
就労を希望してやり、働く意欲のある高齢者の活用と若い世代の(働きすぎ)の是正で、世代を通じた(仕事と生活の調和)が必要だとしている。」と書いてある。

現在社会は、まだまだ高齢者に、もっと働いてもらいたいという期待があるのだから、高齢者といえ、それに応えられる「身・技・体」があれば、再就職に挑戦してもらいたいと私は思う。

「元気な人材貴重な戦力」

私が、ここのブログに書いているのは、一つに50歳台以降に、定年後は何とかなるさ、ではなく。
定年後を目前に控え、再就職し自分の「身・技・体」を、社会に生かしていく、準備と勉強をしていたかどうかだ。

お役人の様に、55才前後で早期に退職し、公益法人などに再就職する道が開けている人は別にして。
民間企業ではそうはいかない。今まで勤めていた企業に再就職できたとしても、役職の肩書きが無くなり、賃金が現職時代の4割前後。なにより、役職が無くなるという仕事は、「さびしいものだ」それなら、外部の取引先かと思うが世の中そうは甘くはない。


だが、本人は再就職してやる気になっても、再就職先でその企業に役立つもの「身・技・体」を持っていなければ、再就職も長続きしない。

私が、パソコンの勉強をしたのは、58才「2年間の窓際族」になって、役職もなくなり、指示命令する部下も居なくなり、自由の身になって、時間と暇と昼食の繰り返しが3か月続いた後だった時である。
この話は、「老人とパソコン 1以降」に数項書いた。

私の目的は、この「窓際族の2年間」に独学で取り組んで、私と同年齢の元の職場仲間に「私もできたのだから、君も出来る」と言うことを「教えて職場を後にする」と言うことだった。
「少なくとも、パソコンの前に座って、職場にいる間にパソコンの電源を入れてみて」との思いを伝えて退職したかったのだ。

「私でもできる。」ことだ「君にも出来るさ」

この行動が「あいつは、パソコンが出来る」と言う「噂が元の職場に広がり残った」のだ。
私は、パソコン学校に行ったわけでもなく、教えを請う人もいない中、「1・2・3 の初歩」と言う「表計算のパソコンの図書」を教師に勉強しただけなのだから、難しい「パソコンの知識も技術も今でも持っていない」
それでも、再就職先の小零細企業で、使うパソコンで十分その力を発揮したと思っている。
これから、その「老人とパソコン」の項目を書くのを前に、盛んに言い訳している自分がいるのが、「恥ずかしい」

でも、言えるのは、退職し2年も経ってから再就職し、パソコンを武器に7年間も勤め上げた実績を誉めて貰えば、私の心も晴れると言うものだ。

《再就職先でのパソコンと老人》

これから書く「パソコンと露人の項目」を先に書いておこう。

 1.パソコンで作成した。「基本資料」
 2.金融機関の残高管理資料「数行ある金融機関を一覧に」
 3.社内で使ったパソコンの管理資料「社長と私の為の管理資料」
 4.月次集計資料
 5.決算管理資料
 6.人事関連資料

         以上だが、外部に○秘の部分もあるので、その部分は臥せる。

 《1.パソコンで作成した。「基本資料」》

 1.パソコンで作成した。「基本資料」
   ア・職員・従業員住所録
     a 氏 名 
     b 年 令   (パソコンで自動計算させる)
             (今日の年号と生年月日を基に)
     c 入社年月日 (西暦で入力し、今日現在までの勤務年・月を計算させ表示させる)
     d 勤続年月日 (パソコンで、今日まで勤続年・月数を自動に計算させる)
     e 生年月日  (パソコンで、満年齢。月数をリストに表示させる)

     f 年 令    (パソコンで計算・満年令と月数を表示)
     g 郵便番号
     h 住 所
     i 電話番号
     j 氏  名   (最後の氏名は一覧表を見やすくするためのもの

   イ・このリストで、勤続年数表彰などを計算させる。(業界・社内・保険組合などの勤続表彰の漏れを防ぐことが出来る)

   ウ・退職時の退職金計算の基礎とする。
   エ・その他、何かと使い道がある。      
   オ・税務申告にも使う

 2.年間休日表      (パソコンで、カレンダー様式で作成する)
   ア・全員に配布    (この表は、一年間の勤務日と祝・休日を一覧表にしてあり、年の初めに全職員・従業員に配布する)
   イ・監督暑      (労働基準監督暑にも届け出る)
   ウ・記載内容     (年間の休日日数、年間総労働時間、週平均労働時間が表示されている)
          

老人とパソコン 20 ワープロで作成した資料 その3

2008年05月19日 | 老人とパソコン 1
「就業規則・規定」のその内容を、私が再就職して7年間にワープロで記録してきたものを、整理・記録し、これによって後任担当者と引継ぎした。

項目を中心に今回書いてきたが、この項目一つ一つに付属文書や表がついており多いものでは5ぺージくらい、少なくとも2ページは書いてある。

今回は、「6.自動車・火災保険」「7.事務機械操作マニアル」「8.税務関連」「9.その他」でワープロの項目は終わりです。

 6.自動車・火災保険関連

  a 自動車保有リスト
    ア・会社の保有自動車一覧
    イ・車検のリスト
    ウ・修理記録リスト
    エ・自動車保険リスト
    オ・ガソリンの給油リスト
    カ・走行距離記録
      (外注してる貨物自動車も有るので、自家用車との区分を明確にするため)

  b 火災保険リスト
    ア・社有の家屋リストを作成し、火災保険の付保情況を管理。
    イ・社有の家屋別に、物件の内容、種別(構造)、建物の坪数m、保険会社名、電話番号、担当者、を記載
    
 7.事務機械操作マニアル
  
  a 銀行端末の操作マニアル
    ア・当座預金入金
    イ・当座預金給与振込み
    ウ・取引先への他行振込み

  b 総合振込み用パソコンリスト「外注費や材料費、事務用品等の支払リスト」
      支払は、現金、小切手、振込、に分けて記載
    ア・10日支払と振込みリスト
    イ・20日支払と振込みリスト
    ウ・月末用支払と振込みリスト

  c タイムレコーダー取り扱いマニアル
    
 8.税務関連資料  
  
    ア・過去3年分の決算資料綴り
    イ・建物の登記簿謄本、平面図、求積図
    ウ・法人税申告書、添付書類
    エ・事業概要書、会社組織図
    オ・賃金台帳、給与支払台帳
    カ・所得税納付書、領収書3年分
    キ・源泉徴収簿

 9.その他    
    
    ア・年間休日一覧表     (年度初めに年間休日一覧表を作成し全員に配布する)
    イ・集団検診の全員お知らせ文「社内に検診車が来る」
    ウ・集団検診の各自お知らせ (検診の順番が書いてある)
    エ・火災予防訓練のお知らせ 「タバコの不始末防止、台所の火元注意」


さて、これで「ワープロによる管理資料リスト」は終わった。

 次回以降は、「パソコンで作成した管理資料」に移る。

 その大項目だけ書いておきます。
 
 1.基本資料
 2.金融機関残高管理
 3.社内管理資料
 4.月次集計
 5.決算資料
 6.人事関連資料

  
 次回から、パソコンで作成した資料です。
 

老人とパソコン 19 ワープロで作成した資料 その2

2008年05月16日 | 老人とパソコン 1
今回「就業規則・規定」の項目中のワープロで作成したものの中で「1。就業規則の項目 9項目」の内容を書きました。

今回は、「2。給与関連規定の項目 3項目」と「3.採用・退職関連 2項目」「4.人事関連項目」「5.周知文」の内容です。

《各項目の内容 2》

2。給与関連規定

a 給与計算の目次
    ア・月次処理
    イ・賞与
    ウ・年末調整
    エ・台帳処理
    オ・マスター保存
    カ・社会保険
    キ・昇給額の清算
    ク・運用管理

b 給与集計表
          「給与明細から伝票起票の準備資料」
          「源泉所得税、地方税預かり金等の管理」のため。
    ア・給料引き落とし口座とその金額管理
    イ・健康保険料の金額
    ウ・厚生年金
    エ・地方税
    オ・財形預金
    カ・生命保険控除
    キ・従業員会費の控除
    ク・食費の控除

    ケ・事務所費の合計給与額の把握
    コ・工場賃金の合計
    サ・交通費の総額

c 賃金概算表
    ア・基本給
    イ・職務手当
    ウ・家族手当
    エ・住宅手当
    オ・役付手当
    カ・調整手当
    キ・皆勤手当
    ク・時間外手当
    ケ・通勤手当
             以上は支給額概算小計
    コ・健康保険料
    サ・厚生年金保険両
    シ・雇用保険料
    ス・所得税
    セ・食費 
             以上は差引き概算小計
    ソ・手取額概算

    ナ・有給休暇「4月起算以降」の日数


3 採用・退職関連  「採用退職時のチェック・リスト」

a 採用時の事務手続
    ア・健康保険加入手続
    イ・厚生年金・年金基金加入手続
               「中途採用者は既存の年金手帳を持参させ年金番号を記録し確認する」
    ウ・「住民表」の提示を求める
               「氏名、住所、生年月日、扶養家族の有無を確認」
    エ・当社の保養施設(区とタイアップ)の加入手続
    オ・給与計算のための「タイムレコーダー」の新規登録し、タイムカードの発行
    カ・ハローワーク「公共職業安定所」に新規就職の届け出
    キ・給与振込み口座の確認
    ク・新規卒業者で預金口座のない者には、金融機関を紹介 

b 退職時の事務手続
    ア・健康保険組合脱退手続き
                「健康保険証を回収し添付」
    イ・厚生年金・年金基金の脱退手続
    ウ・「退職届」を当社として必ず徴求する
    エ・当社の保養施設(区とタイアップ)の脱退手続
                「定年退職時退職金請求カード」添付

    オ・給与計算ソフトに退職日登録
    カ・タイムレコーダーの抹消登録し、タイムカードを回収・保存
    キ・ハローワーク「公共職業安定所」に、退職続き
                「失業給付のある者にはその手続」
    ク・「役所」に市・区民税変更届を出す
    ケ・中小義業退職金事業団に脱退の手続

    コ・退職者に、退職金の内容を知らせる文書を出す
    サ・定年退職の場合には、退職金を予め計算して、社長の内諾を得る
                「優良者の退職金の増額積み増しに備えるため」

  4.人事関連  
   a 採用内定者への来社通知
    ア・本人向け文書
    イ・学校向け文書

   b 内定通知  (本人と学校に向けた内定通知書)
    ア・就職内定者に対するお知らせ文
    イ・人事発行辞令
 
   c 会社の行事について
    ア・会社の旅行
    イ・歓迎会等の行事予定

   b 交通費の申請書(新規交通費の申請手続)

   c 保険料の通知  
    ア・健康保険料
    イ・厚生年金保険料
    ウ・その他の差し引金額等

   d 昼食費の申請
    ア・外部の弁当昼食代金の費用
    イ・自己持参弁当

   e 休暇届けについて
    ア・有給休暇
    イ・欠勤休暇
    ウ・慶弔による特別休暇
    エ・病気等による休暇

   f 始末書

   g 退職届 

      
 5.社内周知文  
   a 全従業員を対象にした会議の文書

   b 幹部会議の通知文
    ア・日時
    イ・場所
    ウ・参加予定者名簿
    エ・議題
    オ・その他

   c 年末・年始の予定
    ア・年末調整書類の提出日
    イ・ボーナスの支給日(口座振込み支給)
    ウ・忘年会 (実施日、場所、開始時間、当日幹事名)   
    エ・棚卸しの実施日
    オ・大掃除日(時間と作業分担表を各人に配布。前記棚卸しと同時に実施)
    カ・幹部の年末休日勤務日
    キ・新年の初日出勤日と時間

   d 暑気払い日のお知らせ

   e 社内旅行のお知らせ
    ア・日時(泊まりか、日帰りかを書く)
    イ・旅行場所
    ウ・参加予定者(不参加予定者)
    エ・集合場所
    オ・旅程表
    カ・部屋割り
    キ・旅行の幹事2名

 
 これ等の、文書は私が「ワープロ」で作成した文書の内容を列記しているものです。
 その目的は、私の後任者に引継くときのために、間違いなく、解かりやすく、引き継いでもらいたいとの思いからです。
 勿論、この文書項目の一つ一つに、何枚かの付属文書や表がつています。
 さらに、入力済みのワープロのフロッピーも、後任者に渡しましたから、まず万全と思います。
 結果は、私が退職し、事務引継ぎした後では、私に対する問い合わせは、一回もありませんでした。
目的どおりに引継ぎが出来たと思う反面、問い合わせの一つもないことに、自宅にいて寂しい思いもあります。

まだ、この「ワープロ」の項目も少し残っていますので、頑張って書き続いていく所存です。
 さらに、「パソコンで作業した難しい内容も残っています。」

 来月、2008年6月に 78才を迎える私のパソコンも力の衰えを感じるこのごろになりました。

     

老人とパソコン 18 ワープロで作成した資料 その1

2008年05月12日 | 老人とパソコン 1
私が再就職したのは62才(1992)平成4年のことである。定年退職後2年を経過していた。
前回でも書いたが、社長から受け取った名刺は二種類「総務部長」と「経理部長」である。
小零細企業では、内部事務の仕事は総て私に任せるという意思を示したものと、私は受け止めた。
前任者は、私の同僚だった者だが、ワープロもパソコンも出来ないので、真面目に一生懸命休まずに仕事をやっているのだが、仕事か間に合わずに2年勤めたのに挫折した。

私がその後を是非引き受けてもらいたいとの依頼を、元の職場の役員から頼むと依頼された。
役員は、君ならここの職場をこなしきれると読んだというのだ。旧職場でも大事な取引先なので引っ込みが付かないというのが本音だと言う。
ワープロもパソコンも出来ると言う強みを生かして、繋いでもらいたいというのだ。

この役員には、在職中に大変お世話になったし、面倒もみてもらった。定時制高校卒の私を最後は部長職にまで引き上げて貰った人なので、頼まれては嫌とはいえない間柄だ。

《結局70才まで勤めた》

当初2~3年勤務して、ワープロとパソコンでの「省力化・合理化」が進めば後任に職場を引き継いでもらうという。私の当初の予定だったが、何んとずるずると、70才近くまで勤務してしまった。

この間の苦労話もいろいろあるが、細かいことは省いて「ワープロ」でどんなことをしたかを今回書いて参考としたいと思う。
ワープロの話が終わったら、パソコンでどんな仕事をしたかを書いてみる予定。

これから、定年退職され「再就職」を考えておられ人々の参考になれば幸いである。

《ワープロでやった仕事の項目リスト》

 1.就業規則・規定    9項目
 2.給与関連       3項目
 3.採用・退職関連    4項目  
 4.人事関連      11項目 
 5.周知文書       5項目
 6.自動車・火災保険   2項目
 7.事務機械操作マニアル 3項目
 8.税務関連       7項目
 9.その他        4項目

私が作成した「ワープロによるリスト項目」はこんなものである。
このリストを作った目的は、私の仕事を引き継ぐ後任者がまごまごしないようにと言う配慮か一つ。
もう一つのねらいは、私が過ごした再就職の7年間の職場でどのような仕事をして来たかを自分・自身で振り返る意味もあった。
項目リストを作成してみて、なんとずいぶん色々とワープロでやってきたものだなと言う思いがする。


《各項目の内容》

 項目を並べ、その項目数を書いてみても何を残してきたのか、漠然としていて解からない。
 そこで、各項目リストのタイトルだけでも並べてみよう。

 1.祝儀用規則・規定    9項目

  a 祝儀用規則
   ア・総則(変動労働時間制)
   イ・就業・休憩・休日・休暇
   ウ・服務規程
   エ・人事(採用・異動・休職等)
   オ・賃金
   カ・福利厚生
   キ・賃金
   ク・安全衛生
   ケ・災害保険
   コ・表彰・懲戒

 b 慶弔見舞金規定
   ア・総則
   イ・結婚祝
   ウ・出産祝
   エ・病気見舞
   オ・弔慰金
   カ・災害見舞

   c 退職金規定
   ア・定年
   イ・死亡
   エ・自己退職
   オ・結婚等の退職

   d 旅費規程
   ア・総則
   イ・遠距離出張
   ウ・近距離出張
   エ・区分と費用

   e 賃金規定
   ア・賃金の種類
   イ・平均賃金の定め方
   ウ・平均賃金の除外
   エ・家族手当
   オ・住宅手当
   カ・役付手当
   キ・通勤手当
   ク・皆勤手当
   ケ・皆勤手当
   コ・時間外手当
   サ・休業手当
   シ・有給・無給
   ス・休職期間

f 育児休業および育児時間勤務に関する規則
  
g パート雇入通知書
   ア・雇用期間
   イ・勤務場所
   ウ・仕事の内容
   エ・就業・終業・休憩時間
   オ・休日または勤務日
   カ・所定外労働等
   キ・休暇
   ク・賃金
   ケ・その他

h 再雇用規定
   ア・目的
   イ・定年退職者の再雇用
   ウ・再雇用後の資格
   エ・雇用期間
   オ・再雇用年令
   カ・賃金・賞与・退職金
   キ・年次有給休暇
   ケ・解職

i 就業規則の概要 (就職者に向けた就業規則の概要)
   ア・就業期間
   イ・休日の定め
   ウ・給与
   オ・賞与
   カ・諸手当
   キ・社内の諸規定
   ク・社会保障
   ケ・福利厚生

以上、就業規則・規定にこれだけの項目がある。
   この、規則・規定も少しづつ変わるので、その都度変更届け出を「労働基準監督署」に届け出ることを要する。
私の再就職先は、30人規模の小零細企業だが、社長がこういうことについては真面目に取り組む人なので、取り扱いに五月蝿い。
監督暑でも、「小さい事業所ですが、よく整理されており模範になります。」と誉められました。

まだまだ、かなりありますが記載しますか???。

老人とパソコン  17  再就職の勤務が始まる

2008年05月01日 | 老人とパソコン 1
私が62才(1992)平成4年の時の話である。

いよいよ、勤務が始まった。
私が社長から貰った「名刺」は2箱。
一つ目の名刺には、「総務部長」とある。
二つ目の名刺には、「経理部長」とあった。

要するに、総務と経理の仕事を全部君に任せるということである。
私は、「これは面白いぞ」と思った。内部事務のことは何でも手を出して、やっていいと言う事だ。

「心の半分は大変だな」と思うが、下手に条件がないほうが仕事はやり易いと言う気がする。
30人規模の零細企業では、内部事務を一人で全てをやってもらうしかないのだ。

《やるべき、当面の課題》
 前任者から引継いて、当面やるべき仕事が幾つか待っている。


 1.今まで、事務を補助していた「女子職員がお産のために退職する。」この後任を早く決めないと、
内部事務の処理をするのは、私一人になってしまう。
 2.そこで、私の前の職場を頼って、新しい勤務先の近くに住まっている、元女子職員を推薦してもらい獲得した。
 3.この女子職員は、フル勤務はムリだということで、週4日のパートとし時間給として勤務してもらうことにした。
 4.パートの女子は、私と前の職場で仕事を一緒にしたこともあり、すでに顔馴染だ。
 5.彼女には、主な仕事として、会計事務所に送る伝票作りを任した。
 6.そのほかに、銀行への用事の使いなどを頼む。

 7.さて、私は事務所内を守って、現金の受け入れ・支払管理、小切手・手形類の管理などを受け持つ。
 8.そのほか、銀行との交渉。
 9.従業員の給料計算とその振込み事務。
   (給与計算はホスト・コンピュウターにソフトが入っているので、それで作業する。)
10.新規採用のために、ハロー・ワークに出向いての事務処理。
11.新規採用者の面接と、採用後の事務処理。
12.健康保険組合に出向いての新規採用の事務処理。

13.会社の謄本と印鑑証明の取得のために、登記所の司法書士事務所訪問しその処理。
14.まだまだ、沢山あるが、何でもやっていい、そのたいの仕事は、まだあるあるのでその折々に説明する。
15.労働基準監督署に対する、就業規則の改正・修正手続きでの訪問。

《現在会社にある事務機械》

 さて、どんな問題について、早く整理・解決しなくてはならないのかを、考える時に、まず月末の残高確定が先かな。

 1.月末の残高確定
   ア・社長の心配は、預金科目の残高で、月末の決裁資金残高を賄い決済されたか。と言う一言だと思う。
   イ・預金科目の中で、決済資金不足が発生するのは、当座預金だ。
      ○.(当座預金は、支払手形や小切手を決済するもので、手形交換所を仲立ちに金融機関同士の資金決済が行われる。)
      ○.(取引先の当座預金口座に、支払手形や小切手が相手銀行から請求があっても、当社の当座預金残高が不足していると)
       「不渡手形」として、相手金融機関に決済不能として、返却されてしまう。
      ○.(社長が一番おそれていることは、文字通り当座預金残高が不足し決済不能になることである。)
      ○.(仮に、資金不足があって、不渡手形が発生すると、日本全国の金融期間に、不渡情報という形で知れわたることになる。)
      ○.(結果は、商取引が出来なくなり、その後は倒産となる、解散整理せざるをえなくなる、社会的制裁が降りるのだ。)
 
 2.社長の恐れていることがお解かりいただけましたしょうか。
   当社の企業の存続に関わることだから、社長が早く早くと急かせるのだ。

 3.私のとった行動を、少し書いてみる。
      ○ まず、今までの月末の小口支払を、25日にすることにした。早めの支払で取引先は喜んだ。
      ○ これで、月末に当座預金口座で支払う、小口の支払いは無くなり月末以前に決済される。
      ○ 支払手形は、金額が大きいので。このための資金繰りを、20日過ぎの、早めに手形割引で手当てすることにした。
      ○ これで、月末の当座預金残高は、25日辺りに早めに推定できることになった。
 
 4.さて、「会議録」だ。
      ○ これは、前任者の苦労して清書した前回会議の記録を「ワープロを使って」練習のため打ち込み作成することにした。
      ○ ワープロで打ってみると、なるほど、これは大変だったな、と言うことがよく解かる。
      ○ 社長が、会議で話す内容を記録する、その苦労がわかる。
      ○ だがな、前任者は総べて漏れなく、社長が言ったことを書き止めようとしてる。
      ○ 話は、その要点を逃さずに、書留るようにしなくては、手作業で書いている者には、作業が追いつかない。
      ○ 私は、以後この作業で、会議録を記録する場合には、要点を中心に書こうと考えた。

 5.「ワープロ」で、次に「終業規則」の打ち込みを始めた。
      ○ 現在ある、「就業規則」は、和文タイプで作成された、古いものだ。
      ○ まず、用語が古い。
        且つ(かつ)。尚(なお)。但し(ただし)。などの用語が使われており、現代に合致しない。
      ○ 私は、仕事の暇を見つけては、ワープロに「文章を直しながら打ち込み、フロッピー」に蓄えた。
      ○ 最後まで終わるのには、やや時間がかかったが、この規則は役所「労働基準監督署」に届け出る書類だから、
        時間を賭けても正確を期することにした。
      ○ 新しく、役所に届け出るときには、正誤表を添付するので、何処を直したのか、
        解かるように注意して、ワープロを打ち。フロッピーに蓄えた。
      ○ 結局「終業規則」はフロッピー一枚に収まらず。二枚になった。
        現在なら、記憶容量も大きくなっているので、二枚になるなど考えられないと思うが。

 6.前任者は、外に出かける用事のムダ・日にち、時間の配分が拙い。
        仕事の用事で出かける先を列記すると。車に乗れないのですべて徒歩、で電車やバス。
      ○ 銀行が二つ。
      ○ 会計事務所へ、現金を持参し月次支払。
      ○ 司法書士事務所の献金支払。
      ○ 健康保険組合。就職・退職の手続き。
      ○ ハローワーク(職業安定所)就職・退職の手続き。
      ○ 労働基準監督署。就業規則の改廃手続き。
      ○ まだ、あったと思うが、思い出せない雑用で出掛ける。
      ○ 何処え行くのにも、電車やバスだから、出かけると一箇所で半日は潰れる。
      ○ こんなことでは、内部の事務処理でやりたいことが少しも進まない。
      ○ 当然に、新しい仕事に手を出す余裕や時間が無い。
      ○ 毎日前任者は、一生懸命にやっているのだが、実効が上がらないのだ。
      ○ 私に言わせれば、「ムダな動き」が多いのだ。
      ○ これでは、企業が求める「合理化・省力化」に寄与しない。

  大変に永くなったので、次回にする。
  次回は、ワープロでなにを作成してきたかを書く予定。
  その次は、パソコンでやった仕事を書く予定だ。