15才での初めての仕事現場だ。
仕事は、「鉛筆の芯を造る工場の中に、鉛筆の芯を作る材料(黒鉛と炭ともう一つ何か不明)の粉を入れて、煉りあげる。」ロールを据付設置するための「基礎工事」だ。
工事が始まって、今日で5日目になる。
穴掘りに、二日。
杭打ちに、一日。
コンクリートの打ち込み作業に、今日を入れて二日目。
今日も5人全員での仕事だ。
さて、今日でコンクリートの作業が終わるのか。また、手もとめられない、休めない作業が始まる。
私の感想は、「もう昨日までの仕事で、身体も慣れていないので、くたびれて、へとへとだよ。」
「今日には、作業を終わりにしてもらいたい。」と思うのみ。
次兄が朝一番から、材木で幅15センチ四方・長さイチメートル位の箱を4個作っている。
私 「兄貴、長い箱を作っているが、これはなんに使うの。」と聞くと。
次兄「これはな、アンカー・ボルトと言って、ロールの足を止めるために、頭にネジ目の切ってある長い鉄棒を「基礎コンクリート」の中に埋め込む穴を作るためのものだ。」
私 「次兄に説明されても、なんだか良く解らないよ。」
次兄「仕事をよく見ていれば、だんだん解るよるよ。」と言う。
職人Aか外で、4個の箱を図面を見ながら寸法を測って、材木に横に並べて釘打ちしている。
何か、神輿を乗せる台みたいな形に仕上がっている。
職人AさんとB、次兄の三人が工事中の穴の中に、この箱を繋いだまま持ち込み、基礎コンクリートの中心点を調べて据えつける。
《二日目のコンクリートの打ち込みだ》
コンクリートの打ち込みの二日目が始まる。
昨日と同じ手順で、今日は私と手元のCさんも手順に馴れて来たので順調に進む。
手伝いの手順にも大分馴れてきた。
「4・6の鉄板」の上に先ず砂を入れる。昨日は砂は、バケツから一山どさっと富士山みたいに置いたが。
今日は、山脈みたいにして鉄板に流すように置く。
これで、職人Bと次兄の仕事が一歩すすんだ事になる。この砂の山脈に所定のセメントを撒く。
二人が、かき混ぜている間に、砂利と水を二人の手元に置いて置く。
職人Aさんが、掘った穴の中から「今日のコンクリー練りは、馬鹿に順調じゃないか。」の声がかかる。
仕事は、コンクリートの打ち込み、その上に割り栗を並べる。この作業の繰り返しだ。
ただ、気をつけるのは、今日は工事の穴の中に「アンカー・ボルト」を止める箱が4個あるので、仕事がやりづらいことだ。
職人Aさんが気を使って進めているのは、4個の箱を寸分も動かさないようにして作業している。
職人のAさんが、昼食の時に全員に向かって言った。
A「この作業は、今日中に土の表面まで打ち終わるぞ。頑張ってくれ。」
「多少遅くなっても、終わらせるぞ。」と言う。
「今日の予定が終われば、明日は休みだ。」
全員「やっと、休みが取れるのか、頑張ろうという気になる。」
《職人Bの、ダジャレ・ギャグ》
ここの仕事を契機に、次には、もっと大型の工事現場に、私は職人AとBの手伝いとして、派遣される。
この際に、私に浴びせかける「雑言、ダジャレ・そしてギャグ」の数々の道具編を考えてみました。
《ギャグ類の道具編》B職人が、どんなことを言ったか貴方も考えてみてください。
① スコッブ・シャベル 参考事例を一緒に考えて
A「黙って仕事をしろ、このおシャベル野労」
B「スコップ。(ストップ)のダジヤレ」
C「少しやれ。(スコップやれ)」
② カナヅチ・トンカチ・ゲンノウ
A「この、脳天トンカチ。早くやれ。」
B「カナヅチでゲンノウ(脳)を叩き割ってやるぞ。」
C「とんかち(トンチンカン)なことを言うな。」
③ ドライバー・ネジマワシ
A「頭の悪い野労だ。ドライバーで、頭の中のネジを締めろ。」
B「働きの悪い野労だ。ネジマワシ(ネジを廻す)をするぞ。」
④ スパナ・ネジマワシ
A「スパナ(スパット)とやれ。」
⑤ プライヤー
A「お前は、プライヤー(ブライド)が無いのか。」
⑥ ペンチ
A「お前は、ペンチ(公園にあるベンチ)落ちだ。野球の二軍落ちのダジャレ。」
⑦ ハンマー
A「ハンマー飯か。(早くも昼飯か)。」
⑧ ハサミ
A「馬鹿とハサミは、使いようで切れる。」
⑨ ツルハシ
A「ツルハシ頭(ツルッハゲ頭)」
⑩ 釘ヌキ
A「(お前の頭の釘を締めろ。)少しでも釘が表に出ていると、(他の人に)布地に引っかかるじやないか。」
⑪ タコ
A「この蛸(タコ)野労。まごまごするな。」
《こんな、ダジャレは、10年後の私の反面教師となる。》
しかし、このままでは「私の品格がすたる。」
私が、考えている品格は次のとおり。
「仁・義・礼・智・誠・考・忠・庸・恥・勇・名・克」
この中の文字の心を尊びて生きていくことだ。
次回にも、私がB職人から、浴びせられた雑言を60年前を思い出して書いてみます。どの位の数が出てくるかな。
仕事は、「鉛筆の芯を造る工場の中に、鉛筆の芯を作る材料(黒鉛と炭ともう一つ何か不明)の粉を入れて、煉りあげる。」ロールを据付設置するための「基礎工事」だ。
工事が始まって、今日で5日目になる。
穴掘りに、二日。
杭打ちに、一日。
コンクリートの打ち込み作業に、今日を入れて二日目。
今日も5人全員での仕事だ。
さて、今日でコンクリートの作業が終わるのか。また、手もとめられない、休めない作業が始まる。
私の感想は、「もう昨日までの仕事で、身体も慣れていないので、くたびれて、へとへとだよ。」
「今日には、作業を終わりにしてもらいたい。」と思うのみ。
次兄が朝一番から、材木で幅15センチ四方・長さイチメートル位の箱を4個作っている。
私 「兄貴、長い箱を作っているが、これはなんに使うの。」と聞くと。
次兄「これはな、アンカー・ボルトと言って、ロールの足を止めるために、頭にネジ目の切ってある長い鉄棒を「基礎コンクリート」の中に埋め込む穴を作るためのものだ。」
私 「次兄に説明されても、なんだか良く解らないよ。」
次兄「仕事をよく見ていれば、だんだん解るよるよ。」と言う。
職人Aか外で、4個の箱を図面を見ながら寸法を測って、材木に横に並べて釘打ちしている。
何か、神輿を乗せる台みたいな形に仕上がっている。
職人AさんとB、次兄の三人が工事中の穴の中に、この箱を繋いだまま持ち込み、基礎コンクリートの中心点を調べて据えつける。
《二日目のコンクリートの打ち込みだ》
コンクリートの打ち込みの二日目が始まる。
昨日と同じ手順で、今日は私と手元のCさんも手順に馴れて来たので順調に進む。
手伝いの手順にも大分馴れてきた。
「4・6の鉄板」の上に先ず砂を入れる。昨日は砂は、バケツから一山どさっと富士山みたいに置いたが。
今日は、山脈みたいにして鉄板に流すように置く。
これで、職人Bと次兄の仕事が一歩すすんだ事になる。この砂の山脈に所定のセメントを撒く。
二人が、かき混ぜている間に、砂利と水を二人の手元に置いて置く。
職人Aさんが、掘った穴の中から「今日のコンクリー練りは、馬鹿に順調じゃないか。」の声がかかる。
仕事は、コンクリートの打ち込み、その上に割り栗を並べる。この作業の繰り返しだ。
ただ、気をつけるのは、今日は工事の穴の中に「アンカー・ボルト」を止める箱が4個あるので、仕事がやりづらいことだ。
職人Aさんが気を使って進めているのは、4個の箱を寸分も動かさないようにして作業している。
職人のAさんが、昼食の時に全員に向かって言った。
A「この作業は、今日中に土の表面まで打ち終わるぞ。頑張ってくれ。」
「多少遅くなっても、終わらせるぞ。」と言う。
「今日の予定が終われば、明日は休みだ。」
全員「やっと、休みが取れるのか、頑張ろうという気になる。」
《職人Bの、ダジャレ・ギャグ》
ここの仕事を契機に、次には、もっと大型の工事現場に、私は職人AとBの手伝いとして、派遣される。
この際に、私に浴びせかける「雑言、ダジャレ・そしてギャグ」の数々の道具編を考えてみました。
《ギャグ類の道具編》B職人が、どんなことを言ったか貴方も考えてみてください。
① スコッブ・シャベル 参考事例を一緒に考えて
A「黙って仕事をしろ、このおシャベル野労」
B「スコップ。(ストップ)のダジヤレ」
C「少しやれ。(スコップやれ)」
② カナヅチ・トンカチ・ゲンノウ
A「この、脳天トンカチ。早くやれ。」
B「カナヅチでゲンノウ(脳)を叩き割ってやるぞ。」
C「とんかち(トンチンカン)なことを言うな。」
③ ドライバー・ネジマワシ
A「頭の悪い野労だ。ドライバーで、頭の中のネジを締めろ。」
B「働きの悪い野労だ。ネジマワシ(ネジを廻す)をするぞ。」
④ スパナ・ネジマワシ
A「スパナ(スパット)とやれ。」
⑤ プライヤー
A「お前は、プライヤー(ブライド)が無いのか。」
⑥ ペンチ
A「お前は、ペンチ(公園にあるベンチ)落ちだ。野球の二軍落ちのダジャレ。」
⑦ ハンマー
A「ハンマー飯か。(早くも昼飯か)。」
⑧ ハサミ
A「馬鹿とハサミは、使いようで切れる。」
⑨ ツルハシ
A「ツルハシ頭(ツルッハゲ頭)」
⑩ 釘ヌキ
A「(お前の頭の釘を締めろ。)少しでも釘が表に出ていると、(他の人に)布地に引っかかるじやないか。」
⑪ タコ
A「この蛸(タコ)野労。まごまごするな。」
《こんな、ダジャレは、10年後の私の反面教師となる。》
しかし、このままでは「私の品格がすたる。」
私が、考えている品格は次のとおり。
「仁・義・礼・智・誠・考・忠・庸・恥・勇・名・克」
この中の文字の心を尊びて生きていくことだ。
次回にも、私がB職人から、浴びせられた雑言を60年前を思い出して書いてみます。どの位の数が出てくるかな。