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おかえりのすけBOOK

bookbar4のメインキャラクター、おかえりのすけのページ

豆腐はジョニーで番長で

2005-05-25 | 料理
豆腐好きですからよく食べます。素材やパッケージに凝ったものはエスカレートしてどつぼはまってますし、コンビニの日持ちどうふは研究進みすぎてすでにエサ、その振れのなかならもう時と場合によってどれだってよいのですが、見つけたら買うのはやはり男前豆腐店シリーズ
「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」はパッケージの曲線がスプーンでしゃくるによろしく、器にうつさず薬味と醤油でぺろりと食べます。「喧嘩上等やっこ野郎」は、かかってこいよ、上等だぜ!って言われるんですけどいや別にかかっていきたくないですと言いながらさきっぽつまんでやはり器にうつすこさないで食べたいわけです。「厚揚げ番長」なんかはここらじゃ顔の……って言うんですけど、はっきり言ってここらじゃ顔じゃないし、がんも番長にゃ負けないぜ!って言うけどあんたらこの売り場で隣あうだけよね、など、夜のスーパーで豆腐らと黙会話しながら30円引きシール貼られたジョニーや番長を連れ帰って一杯やるのがよい。食品もペット化か、いやでもうまいから。いやでもかわいいからと一緒か。

この男前豆腐をいちはやくとりあげたのはライターの奥山貴宏氏とのこと。ゆっくり眠れジョニー・豆腐、in 山形。

似合う

2005-04-23 | 料理
お昼は、アースデイで賑わっている公園でなにか食べよーか、と散歩するも、賑わいすぎというかなんというかで退散、近所に戻るも時間が中途半端でどこもかしこも閉まっており、カフェでおままごとみたいなご飯を。
元八百屋さん風地元密着ミニスーパーに寄ります。大量だったり泥つきだったりふぞろいだったりのおすすめ野菜が抜群にいい。今日のレジはおとうさんでした。「香菜、どうすんの?」「サラダで食べてあしたはなんかスープに載せるかな……」「さっきのお客さんはね、焼そばにいれんだって。ソースじゃなくて塩がいいって」「塩か。うまそうね」「八百屋やってんのにどうやってくうのかわかんなくっちゃしょーがねーんだけど、これ、息子が入れてんだよ。生春巻きなんてくわされて、はきだしたもんなー」
そこから家まではすぐですが、私鉄をまたぐ高架歩道を渡ります。下り特急と上りの私鉄と地下鉄が同時にゆきすぎ、西陽に照らされて美しく見えました。コンクリートの家にハナミズキが似合います。ドバト?赤茶がはいっているからキジバト?が居てさらに似合い、なかなかいい町だと思った。

 時は春、
 日は朝(あした)、
 朝(あした)は七時、
 片岡(かたをか)に露みちて、
 揚雲雀(あげひばり)なのりいで、
 蝸牛枝(かたつむりえだ)に這(は)ひ、
 神、そらに知ろしめす。
 すべて世は事も無し。
 
 ……ロバート・ブラウニング(1812-1889)「春の朝」
 青空文庫/上田敏『海潮音 上田敏訳詩集』より

春のおわり

2005-04-18 | 料理
親戚からもらえなくなったので、筍は買わねばならなくなりました。食べたくて、10センチ丈くらいのちびっこを二回買って炊きました。その大きさが解せなくて、うまかったですが、引越す前の近所の肉屋の庭からはみでた木の芽をちぎることもできなくなったし、若布も生ホタルイカも、いいのを買うタイミングと場所がまだつかめなくて不完全燃焼の春ご飯です。ようやく先週末、堂々とした国産筍が近所のスーパーに登場、よし、根元も皮も細かくして食べるよ、鰹をたたいて石持焼いて、そして今年の春をおわりにしよう。

鼻水、咽痛などで風邪薬飲んでますけど、今年はたぶん花粉症デビューでしょう。しかしあせることはないので認めるのは来年にしましょう。ただ先週から症状がちょっと変わってきていて、そんな話をすると花粉症博士のみなさまがそれはスギかつヒノキの花粉症でしょうとおっしゃる。知りませんでした、ヒノキ花粉症。林野庁サイトでその姿確認すると、杉はチクチク、檜はパフパフ痒そうです。来年からはこのムズムズが終わることこそが春のおわりとなるんですか? なんかな。

日持ちする食べ物

2005-03-02 | 料理
代々木上原~富ヶ谷あたりでパンといえばルヴァンですかね。まちがいなくうまいのですが、バフバフした井の頭通り沿いにあってなお、あの一角だけナチュラルやスローやフレンドリーといった言葉がそよかぜのように吹き、わたしにはちょっとつらいです。
ウチで一番人気は代々木八幡駅近くのイエンセン。デンマーク的パン屋ということで有名らしいが、店構えはいたって町のパン屋さん。淡々としたおばちゃんがいい。ほりの深い、上品な。けしの実をふったやつが抜群。デニッシュこそがやはりメインなのですが、バターもチョコもリンゴもアズキもみな甘くなくて懐かしい感じ、とにかく生地はあくまでサクサク、即食べるひと向け。よくわからないが、巷のデニッシュはことに日持ちするように大工夫が進んでいるのではないか。それに抗うか興味ないかの結果のうまさがイエンセンにあるのでは? パン批評家よご意見くれ。スーパーで買う葉もの野菜が入っている日持ちする不思議袋をつかいまわしているがこれは見当違いですか? 野菜批評家よご意見くれ。

写真はイエンセンの袋。ちょっとしわくちゃですけど。

かつぶし頼みます

2005-03-02 | 料理
都内某もめんやにて、お店のおばちゃんの電話。
「あさっての晩、ひな祭りやるから、おとうさん、かつぶし頼みます。あやさんがタケノコやなんか煮て、わたしがしいたけやなんか煮てふたりでやりますからね、お願いしますよ。あのはこいっぱいくらい。多くない多くない。たくさん使うんですから。あすの夕方までに頼みますよ。」

山形県河北町には多くの雛人形が旧家に伝わり、毎年4月の2、3日にそれらを公開するなどして雛まつりが開かれます。室町時代から紅花が栽培され、江戸時代以降は最上川を下って酒田へ、そこから北前船で京都・大阪へ渡り、帰りの船でこうした雛人形などが運ばれてきたとのこと。写真は、享保6年(1716)、雛の寸法が8寸(24cm)と定められたあとの小型の人形で、長嶋匡一家蔵。河北町/雛の館より。

種喰い・イズ・クール

2004-12-12 | 料理
ひまわりの種の喰い方について、ディビット袋が書いているコングラチュレィション!、迎えられた種喰い=イズ=クール!、そして右左の頬のつかいかたとは?ってかえるさんがあいかわらず吐いて吐いて毎度可笑しい
今日昼に胡桃カレーを食べた。ここは好感度高い近所の店だが、そうはいってもひとさじめから油まわった胡桃臭がしてあらどうしたこと。でもきっとこの店のみなさまは、この匂いが臭いとは思っていないのだとおもうの、悪気ないからだからやっかい。朝から胡桃をむいて用意する胡桃餅の貴重にあらためておもいいたりあたまさがる。

逆立ち急須

2004-12-09 | 料理
寒くなったので緑茶登場。生活圏変わっての初緑茶、なかなか店定まらず、ま、とりあえず、と買ったやつが驚くほどまずくてほんとうに驚いた。それで急須が欲しくなって探して探して探して買った。水野博司さんという常滑の陶芸家の急須だが、オレンジのあの朱泥のやつではなく、梨皮(りひ)泥とよばれる、常滑土+岐阜・東濃地方の土+信楽の土、長石、陶石を練ったもので、ふたのふちに白土象眼してある一人用とされるものを選んだ。心細いくらい軽く、親指でふたをおさえ手のひらでなかば抱えながら注ぐにはじつにじつによい大きさで、手であけられた茶漉しの穴をぬけた茶が注ぎ口から細くきれいなカーブをつくってチョーと言って落ち、それが楽しくて必要以上に急須をうんと持ち上げたりして、あぁこういうばあちゃんいましたねこどものころ近所にと思ったりして、それからふたがわりに大きいんだろうか、茶がらも捨てやすい。よい急須は逆立ちするっていつか聞いたなーと思い把手を脚に机に置くとみごとに立った、水野急須はなんてすばらしいのでしょう!とはしゃいだらそれって逆立ちじゃないでしょう?とつっこまれてムッときたが、まずくておどろいた緑茶が水野急須で注がれて茶柱立てたりして、実はこいつらがいっとう喜んでいるのかもと思ってやさしい気持ちになりました。

新鮮な珈琲

2004-11-22 | 料理
毎朝飲むための珈琲豆をどの店で買いましょうか。味より値段よりなによりも「近所」が大事。引越したら駅までのあいだに自家焙煎某珈琲豆屋があって、あさなゆうなによい香りでやったーと思ったが、豆の種類も焙煎程度もさまざま選べ、注文受けてから焙煎するので待たねばならぬがそれもまたよし、待つ間に味見したりして雑談も楽しい、みたいなことで評判も良くてなにより、なんだが、おいしくなくてね。こちらの店のサイトでは焙煎後に時間が経過して酸化するとまずくなるのでうちは煎り豆でなく生豆で在庫してその場で煎ります(機械でガー)よ、ということなんですが、生豆そのものが古くないか? と思ってしまう。だって買って数日は家中珈琲ですが、翌朝飲むともう油っぽい。

少し離れたところに老舗の喫茶店があってこだわりマスターが奥で煎ってるらしいが、閉店時間早いし一杯飲まずして豆だけ買うわけにもいかないし、カウンターにいつも誰かしら一人客がいてなんか辛気くさいから行かない。しかしまたそろそろ豆買わねばなと思って今日、最寄り駅前にドトール、イタリアンローストを細かく200g挽いてもらう。このオーダーは馴染み。最後のトリデではないけれど随所であ!明日の豆と思って買うパターンが多いから。店頭ドトールで煮詰まった珈琲を飲むことはないけれど、豆自体の回転が早いからなのかどうなのか、結構うまいと思っている。

「珈琲は鮮度が命」と聞くけれど、「コーヒー」がわたしたちの口にはいるまでのどこの枠を縮めることをして「鮮度」と呼ぶのかを教えていただきたい。写真は自家焙煎器「炒る炒る」。生豆を入れてマラカスふるみたいにするんだって。

ナイアガラ→キュベ・ヨシコ→サトー楽器

2004-09-07 | 料理
ワイルドに店頭に吊るされていたエレンダニカをセールで買って一ヶ月、伸びた蔓は剪定するとかワイヤに巻きつけてかたちを整えるとか、するんだろうなほんとうは。しかしなにもしていないので、ワイルドなままよく育って気持ち良い。同じ頃に買ったポトスは最初からこんもりと整っていたのだが、よい美容室にカットしてもらったときのように、整ったままよく育っている。
エレンダニカはブドウ科であるが、さっきナイアガラが届きましたよ。いまどきの細長いツラでなく、皮も柔らかで頼りないぶどうですが、子どものころ庭にナイアガラのぶどう棚があり、その下が夏休みの終わり頃から初秋にかけての一番の遊び場だったので、この匂いはたまりません。生食ぶどうとしてはギフトになりにくい種類なんでしょう。山形の高畠ワインにもありますが、ワインにしてしまうと甘くてフルーティすぎ。日本初の発泡ワインドメイヌ・タケダ《キュベ・ヨシコ》をつくった山形県上山のタケダワイナリーはこの種では作ってないみたい。ここのワイナリーは昨年閉鎖された上山競馬場の近く。そしてたしか「ヨシコ」さんとは寒河江駅前にあったサトー楽器から嫁いだひと。今もまだあるんだろうか、サトー楽器。楽器とレコードがたくさんあって、小学生のころ憧れの店だったワ。『クラシック名盤ほめ殺し』などの著書がある1970年寒河江生まれの鈴木淳史さんも通ったのカシラ。なお『クラ~』は著者名誤植でも有名になりました。
  ←きのうに引き続きgooBLOGサービスのアイコンを使ってみました。くだもの系はなんとこの三つだけ。たぶんこれをつくったデザイナーさんはカエル好き。

魚と野菜をたんとタント

2004-07-23 | 料理
近所で食材の満足な確保ができなくて困ったな。いくつかスーパーはあるんですがいずれも肉果物菓子メインで、肝心の、魚まるごと+新鮮野菜たっぷりが揃わないです。八百屋さんがいくつかあるのにみな元気ないし。新聞折り込みチラシや近所のひとの動きをみているとまずは外食、内食でもメインの食材や惣菜はデパチカでお買い物する域らしい。なるほどそうかこうやって思い込みグルメ層がはくぐまれてゆくのね。
比較的ぱりっとした野菜が揃う店でゴーヤとしじみとうなぎの蒲焼きを買う。豆腐とゴーヤだけでゴーヤチャンプルー(豚肉やスパム缶はいつもいれない。ゴーヤを薄く切って塩揉みし、水気をきって炒めます。ナンプラーと塩と醤油で濃いめに味付け。絹ごし豆腐でしっとりと。卵も、なしにしてみよう。正しくは健康定食 でどうぞ)、しじみの味噌汁、うなぎの蒲焼きは細く切ってしそとわさびとのりとで即席ひつまぶしだ。あとお新香とつるむらさきのお浸しを。水道水がまずいかつ浄水器選びに躊躇中なので無洗米にしてますが、これは結構いけますね。種類もたくさんあるし。っていいのだろうか、この方向。あと八巻さんに教えてもらった黒糖焼酎天下一
数日前の夕方に、駅前で野菜行商するおばちゃん見つけた。リヤカーはとっくに空。どちらから、どんな頻度で来てくれているの?  頼みの綱はそのあたりに。野菜はとにかくたっぷりと、みずみずしく並んでいて欲しいのだ。魚はとにかく一匹ままで、堂々と並んでいて欲しいのだ。しおれない不思議袋にちまちま入れられた野菜とか、ラップされた切り身や自店自然干物の魚はかんべん。かといって、デパチカも通販もゴメンだし。悩ましいね。
特種製紙のファンシーペーパー「タント」命名の最初の語源は、「たくさん」の意の岐阜の方言「たんと」だそうです。イタリア語で「タント」も「多い」の意ですけどあくまで偶然とか。