おかえりのすけBOOK

bookbar4のメインキャラクター、おかえりのすけのページ

ココログ出版

2005-06-13 | 製本
ココログ出版は四六判変形で最低80ページから。無線綴じ(見返しなし)は一冊あたりモノクロなら840円、カラーなら1050円、表紙は8種類から選択(帯付きもあり?!)、写真掲載、日付け改頁、タテヨコ組など選択可。上製本仕様もあり。印刷・製本はあさひ高速印刷(株)。ココログサイトでみると、8種類用意しましたという表紙のデザインの詳細がよくわからず、上製本については、表紙をPP加工することが高級かつ丁寧なつくりの証、というニュアンスが時代錯誤でいけません。
5月9日のサービス開始から一ヶ月経ちましたが、なぜかいまだ周囲に作ってみたひとがいないのです。

gooブログさん重たいので

2005-06-13 | Weblog
閲覧くださるかたから「このページは重たい」とよく言われてきましたが、記事を投稿する場合も「重た」くて困っていたのです。そこでまたいろいろ試して、exciteブログにうつることにしました。シンプルなスキンが用意されている、エントリーごとの操作が手軽、投稿時のアクセスは「はてな」くらい快適、Macで見ても画面がずれない。
以前melmaブログからgooブログにうつったのは、デフォルトで表示されるアイコンが鬱陶しくて嫌だったから。それで、絵文字投稿機能もまだなくてスキンもシンプルなものが揃っていたgooに替えた。
いずれにしても、それぞれのサービス主体のコミュニティ作りやポータルサイトにわたしは興味がない。サービス提供側はどう差別化し、利用者はそれにどう応じて使い分けしていますか。

売れ残り地

2005-06-13 | その他
1965年に計画決定、東京都が宅地用に造成して「多摩ニュータウン」と名付けた土地約2900ヘクタールのうち244ヘクタールが今だ「売れ残り」。この「地」は今、「売れ残りの土地」としてヘリから写真を撮られ、「多摩ニュータウン 借金総額3200億円 最終赤字都1000億円 税金で穴埋めへ」(朝日新聞朝刊 2005.6.12)なる見出しをつけて人目にさらされている。その景色を「悪者」となし、「時代」を共通の言い訳として、まぁ我々は仲良くやっていこうじゃないかとわたしたちは言い合う。

花粉曝露室

2005-06-12 | その他
とは、日本赤十字社和歌山医療センター、耳鼻咽喉科部長の榎本雅夫氏らが設立したNPO法人日本健康増進支援機構が和歌山県につくった花粉症の実験室だそうです。こんな部屋→asahi.com/2005.6.11。25人程度の花粉症患者が入ったこの部屋にスギ花粉を人工的に天井から均一に散布、想像しただけて目から鼻から汁が出てきそうです。モニターのギャラはいくらなんだろう。いくらなら花粉症のあなた、参加しますか。

文京区シビックセンター

2005-06-11 | ぶらり
東京都文京区のシビックセンター25階展望室まであがってみました。天気はよくなかったけれどぐるり330度のよい眺めです。この建物ができたのは平成6年ですか、どなたの設計でしょうか。缶ジュースとかポップコーンとか売っていたらしい売店は閉鎖され、季節の生け花を飾っていたであろう棚はほこりにまみれ、眺望案内図はここ数年の都心のランドマークの変化に対応しておらず、なにもかもうらぶれていたが、静かに眺むるにはよいポイント。26階が会議室とスカイホールですか。外からみると3フロア分くらいふきぬけです。どうなっているのでしょう。区民が恩恵にあずかっていればそれでよいです。渋谷区の施設訪問をせねばなりません。

天気がよければこの展望室からはこのように見えるようです。山尾先生の山と地図と地理の教室/文京区シビックセンター展望室からの展望。都心における「眺め」に富士山が入ったとたんに、目前にどれほど高いビルがそびえていようとも、その山に抱かれるというかその裾野に在る悦びを感じます。今日は曇りで富士山は見えなかったけれど、出ろ出ろと思った。

脱毛/育毛

2005-06-09 | その他
「顔とからだの<毛>が生える部分の、毛生育毛を促進させる性質の、クリーム状外用剤です。◇マユ毛には……濃いマユ毛に育てる効果が有ります。◇ヒゲ、モミアゲなど、顔面の毛を成長させたい男性方はこのミクロゲン・パスタを……◇体毛が薄いとか、満足に生えない……人に、局所塗布で体毛の発毛を促進し濃毛に育成させる効果もあるのが、このミクロゲン・パスタです。……頭髪に使用しても効果ありません。 ミクロゲン・パスタ 啓芳堂製薬株式会社」という広告が表3にある「パピヨン」は、1974年刊のティーンの本格女性コミック誌の創刊号です。表2には「NEバーベル!ボディビルでたくましく! 日本ボディビル指導協会」の広告が。しかしこの雑誌中、モンキー・パンチ先生以外の作品に登場する男子の多くは柔肌髭なし風、「僕もあのひともひとりぼっちですから」とか、「おれか絵かどちらかをとれ…などとは決していわん……今夜……おまえのアパートへ行く……そのときまでに考えてほしい」など言っています。

同じ皮でありながら同じ気生え薬を受けつけぬとはやはり頭皮は魅力的である。

耳鳴り

2005-06-08 | その他
最近ちょっと耳鳴りが。高音系だな。
笑い話ですけど以前難聴で入院を告げられたことがあります。あのときは、耳鼻科で診察を受けたら「右耳は、○域が全く聴こえていませんね」とのこと。○域とは中年男性の声域らしく、日頃あなたの右側に、あまり声を聴きたくない中年男性がもしかしたらいませんかと問われて笑った。いたから。
あまりにも面白かったので翌日同僚にひとしきり話し、その声の主である中年男性こと上司とも、面と向かってはうるさいなーくらいの印象しかないのでいつもどおり話を聞き流し、夕方病院に行き、入院するほど辛くないので通いで治療してくれませんかと申し出、ではもう一度明日検査しようということになり、再検査したらオヤなんということでしょう症状回復、入院の必要なしとのこと、実際それまでの不快はなくなり、なんだったの感は否めないが、身体が笑い飛ばせと知らせてくれたのだと解釈。
そして今回。外部からの刺激ではない音が頭に響いていながら、開けっ放しの窓から車や子供の音が、階上からは家具のきしみ音がやけに聞こえてくる。普段から聞こえていたが気にならなかった音。聴きたくない音域を排除していた前回とはあきらかに違う。おい身体よなにを守れというのだ。そしてこんなときに隣の駐車場からいたずらなクラクションがなんでプーッ、プーッって鳴るの?! そして奥のマンションの子供がおもしろがって口真似てプーッ、プーッ、ってこら。かわいいから許してやる。

「黄金の馬車」

2005-06-07 | 本、雑誌
書肆啓祐堂誌「黄金の馬車」Vol.10が出ています。表紙はいつもどおり山下陽子、今号は、本の中のオブジェseriesーオクタビオ・パス「緑のインクで書かれたもの」より《緑の星座》。わたしのタンク・ギャラリーも9回目で、タンクを基点にした街並シリーズをはじめてみました。関東のある街です、どこかわかったかたがいたら知らせてちょうだい。

・「黄金の馬車」は書肆啓祐堂にてご覧になれます。

葛西~両国

2005-06-07 | ぶらり
葛西臨海公園を散歩。クリスタルビューを正面にみる道から行かないと、水族館入口がみつけにくくていけません。(財)東京都公園協会による東京水辺ラインで、葛西から両国まで。木場あたりは材木の香りでいっぱい。羽田空港にむかう飛行機が絶えずやってくる。どれもこれもみなあのリーテル社の上を通るんだね。お台場海浜公園の船着き場へ。フジテレビ社屋が目の前。真正面で視界を遮る建物は感じ悪い。あの球の位置、だんだんあがってないか?と言う。いいね、動いていたら。夕方だったのでほとんどの客が下船。晴海埠頭を右手にして隅田川にはいりますよというときの真正面の眺めはいい。勝鬨橋から両国橋まで。陸上から見るといろとりどりの無骨なライトアップは邪魔だが、船からみると好ましい。国技館前で下船、冷えきった身体にちゃんこかきこんで満腹になり、柳橋から神田川沿いを歩く。

・葛西臨海公園内の水族館、クリスタルビュー、船着き場もつくった谷口吉生のミュージアム展

小山田二郎展

2005-06-04 | ギャラリー
異形の幻視力『小山田二郎展』5.28-7.3 東京ステーションギャラリー

小山田が大日本印刷勤務時代に休み時間などにかきためたスケッチもあり。水彩画は77点。自らの水彩画について「タワゴト」と題して『美術手帖』にこう記す。「……水彩画は、オートマチズムといってしまえばそれまでだが……しみや線は形らしきものに変わり、スペースの限定は逆に個々の形の支配を始めだす時である。みじめな悔恨が敗北感を伴って私を沈黙させるのである。ここで私は筆をおくのである。」
油彩画は38点。1960年代に描かれたいくつかの《鳥女》が展示された部屋で、圧倒されて足がすくんでしまう。

図録は、本文紙三方をミシン目で切ったようにしたり、テキストページにほんのわずか色柄のついた図版をひいたり、凝ってはいるが好みではない、なにより、写真の再現とテキストの内容がいまひとつで購入にいたらず。

小山田が妻・チカエさんとタケミヤ画廊で出会ったころの話を、岡崎武志さんが書いています(洲之内徹さんの生前を知るチカエさんへのインタビューsumus special 「小山田チカエさんに聞く」)。小山田はある日失踪してしまうが、その朝の会話は「どこ行くの?」「ラーメン食いに」だったそうです。タバコの包み紙に描かれた絵は、チカエさんの手元にまだあるのだろうか。


Pinpoint Gallery 製本ワークショップ

2005-06-02 | 製本
今日は製本していてダンボールの角で親指の腹を切りました。わたしは紙でよく手を切るのです。紙の扱いに慣れたひとの手つきをながめていると、紙に湿度を感じる。しっとりと、手の動きによりそってそのつど紙がまとわりつくように動き、その近しさに嫉妬をおぼえるね。しかし実際はそんなことはなくて、紙たちは、作業するヒトの肌よりその環境と近しく在って向かってくる。痛いです。即バンドエイドです。

ピンポイントギャラリーの、夏のワークショップ申込受付が6/10よりスタート。六回目となる小井戸幸子氏による製本ワークショップは、「ソフトカバー」と「画帳(ケース付)」とのこと。昨年の模様もウェブサイトで見ることができます。
ピンポイントギャラリー/05 Summer Workshop Information

非石油系インキ

2005-06-02 | 本、雑誌
『通販生活』は、非石油系インキで刷っているんだそうです。いわゆる「大豆油インキ」にも割合は少ないが石油系の溶剤が含まれているので、非石油系インキとは言い切れない、それで新たに開発したのだそうです。特許権を放棄して開発費をおさえたが、印刷時にやはり一手間必要なようで、まだこのインキを使っている例が他にはないという。
カタログハウスのウェブサイト/ほんとうにちゃんとエコしてるの?

石油に替わって大豆をはじめとした植物系の油を用いるようになったことは大きな変化ですが、ソイシールさえあれば「環境にやさしい」印刷物だとわたしたちが思い込むようになったのは妙なことです。おかげで刷り物にミニチュア米国旗がいっぱいだ。
アメリカ大豆協会/ソイシールについて

トラックバックの不毛

2005-06-01 | Weblog
数日前から、新着トラックバックを表示しないことにしました。そもそも「トラックバック」には違和感ありましたが、実害ないのでほっといたんですが、やはりまちがいなく無用との判断ができたのでそうしました。歩く人のうしろからベル鳴らしてやってくる自転車ありますね。ベルじゃなくて口ですみませーんってなんで言えないのかなぁと思うのですが、それと似たところがあります。それに、言いたいことは直接言え。ハイエナは好きですが、ハイエナのようなヒトは気味悪いです。
田川市/ハイエナ
アフリカの野生動物たち/ハイエナの仲間

自費出版の本展

2005-06-01 | 本、雑誌
スパイラル・マーケットで「自費出版の本展」(6/1-15)。「デザイナー、コピーライター、フォトグラファー、画家、作家など約50名のものづくりに携わる人達が自費で制作した本や小冊子を集めた」とのことで、そのあたりに興味のあるひとには馴染みの冊子が、一堂に会しています。bookbar4の本も自費出版なんだけど全く対象外だったみたい、声がかかりませんでした。おっと極地的地震がいま。東京です。犬がワンワン吠えています。
展をひととおりみたところ、詩集的ジャンルが少なかったのは、このたびの展の主旨に反するのか企画者が嫌いなのか、そもそも「詩」の絶対的孤立なのかわかりませんが寂しいことです。ほんものの現存する詩人たちの声をもっと、作品として詩壇に発表するのとは別のところで汲み取り伝えねばなりませんと思います。それはかなりだいじな仕事のように思えます。