おかえりのすけBOOK

bookbar4のメインキャラクター、おかえりのすけのページ

メール便の落とし穴

2004-11-23 | その他
クロネコメール便で送られてくるものが増えました。事前契約不要、翌日配達、集荷もあり、コンビニ持込み可(一部)、ものによっては郵便より安い、のですから当然です。でもひとつ問題が。引越したら、最寄りの郵便局に一年間の転送依頼をするでしょう、それで郵便物の転送はOKと思っていたらこのメール便が、もれるのですよ。
前住んでいたところの不動産屋さんが、郵便物がたまっていますよと連絡くれて、おかしいなと思いつつやっととりに行ったのですが、みたら全部メール便。これはどこにどう連絡すべきだったの?と思ってクロネコのウェブサイトを見たら、「5. 住所不明や転居の場合も調査の上、無償で転送いたします。 」と書いてあるではないですか。うちの場合、不動産屋さんに無償で転送してくれたってこと?これ、変よね。
みなさんもご注意ください。それから、ここ五ヶ月のあいだメール便でお送りいただいていた方々に失礼ご無礼をしてほんとうにすみません。

新鮮な珈琲

2004-11-22 | 料理
毎朝飲むための珈琲豆をどの店で買いましょうか。味より値段よりなによりも「近所」が大事。引越したら駅までのあいだに自家焙煎某珈琲豆屋があって、あさなゆうなによい香りでやったーと思ったが、豆の種類も焙煎程度もさまざま選べ、注文受けてから焙煎するので待たねばならぬがそれもまたよし、待つ間に味見したりして雑談も楽しい、みたいなことで評判も良くてなにより、なんだが、おいしくなくてね。こちらの店のサイトでは焙煎後に時間が経過して酸化するとまずくなるのでうちは煎り豆でなく生豆で在庫してその場で煎ります(機械でガー)よ、ということなんですが、生豆そのものが古くないか? と思ってしまう。だって買って数日は家中珈琲ですが、翌朝飲むともう油っぽい。

少し離れたところに老舗の喫茶店があってこだわりマスターが奥で煎ってるらしいが、閉店時間早いし一杯飲まずして豆だけ買うわけにもいかないし、カウンターにいつも誰かしら一人客がいてなんか辛気くさいから行かない。しかしまたそろそろ豆買わねばなと思って今日、最寄り駅前にドトール、イタリアンローストを細かく200g挽いてもらう。このオーダーは馴染み。最後のトリデではないけれど随所であ!明日の豆と思って買うパターンが多いから。店頭ドトールで煮詰まった珈琲を飲むことはないけれど、豆自体の回転が早いからなのかどうなのか、結構うまいと思っている。

「珈琲は鮮度が命」と聞くけれど、「コーヒー」がわたしたちの口にはいるまでのどこの枠を縮めることをして「鮮度」と呼ぶのかを教えていただきたい。写真は自家焙煎器「炒る炒る」。生豆を入れてマラカスふるみたいにするんだって。

ハプニング:赤い浦和

2004-11-20 | ギャラリー
浦和レッズ優勝おめでとう。17時半、JR浦和駅前では号外も配られていて、赤っぽいひとたちでごったがえしています。おおかたは落ち着いているのですがときどき俺はそんなばあいじゃねーみたいなおっさんが突進して危険です。伊勢丹では「明日からになります、明日から」と言いながらセールちらしを配っています。商店街のそこかしこで宴、ちっとも動けません。ところが「おばあさん通りまーす」という声があがるとすーっと道がひらいて気持ちよく、実はここをすーっと通り抜けたいわたしはおばあさんの後を追ってすーっとごめんください。抜けると通りはますます赤い。公式グッツを売る店と、選手らが今日宿泊か宴会するらしいホテルが並んでいるから。
ほんとの目的はそのホテルの3階うらわ美術館「フルクサス展ー芸術から日常へ」展。赤でハプニングでイベントで、気持ちよい浦和の夕べ。おでかけは、腕をコンパスに○描き釘打ち卓球しピアノ弾き一息で風船ふくらましと体力全開必死ですから覚悟してどうぞ。わたし卓球に自信つきました。卓球大会しませんか。カタログは「FLUXUS - Art into Life」。編集:うらわ美術館(吉本麻美、森田一)、デザイン:佐々木暁、印刷:太陽美術。
観終えて外に出ると街はなお赤い。遠回りして駅に向かうが、ビールで洗われた道々が臭い。日々、お酒を召し上がらない方々の苦痛を一瞬かいまみる。

参照:Doctor After Death Blog

本の倉庫、米国か日本国か

2004-11-17 | 
highmoonoon発行、bookbar4制作の第二弾詩集の制作が進行中。今日bookbar4の手を離れ、仕上がりを一方的にわくわく待つ一瞬の楽しい時間。
highmoonoonサイトでは今年からカード決済もOKに。米国倉庫蔵の『心配の速度』や『回転ツアー』はこちらから、日本国倉庫蔵の『回転ツアー』はこちら(源氏ダイレクト)から、それぞれお好みの空気をまとって出荷いたしマス。

鶴川+ガウディ

2004-11-15 | ぶらり
久しぶりにみたら、画面左のエントリーとトラックバックとコメントのタイトル一覧のデザインが乱れてますよ>gooブログさん。

小田急線、新宿から向かって右側、鶴川駅過ぎてすぐのあたりに、小さな家なんだけど緑に覆われた気になる家があって、今日やっと近く寄って眺めてきた。なんて言ったらいい? なんちゃってガウディ? と思って「鶴川+ガウディ」でググったら数件ヒット。表札ないが個人宅らしいので詳細控えるが、黄土色の土をこんもり盛った小さな二階建てで屋上にはほんものの犬、窓らしき窓なし、きっとふだん乗らないいわくつきの車にかけられたシート、その車庫奥に積まれたものからして住人は水と食にこだわりあり。

家、住まい、街並、町内会。山形の田舎に育ったわたしは、最大関心と最大嫌悪が同じところにあることを知らしめられたときに途方にくれた、その感じが今でも蘇る。

銀座8丁目 バー・ドリー

2004-11-12 | その他
東京・銀座の街に格別の思い入れはないけれど、大通り沿いでかつて証券や銀行だった角地がブランド店になるのはほっといたとしても、裏手小道のちまちました建物がまとめてでかいビルになってゆくのはさみしい。和風ジャック・ニコルソン、店に出る前は身体ににおいがつかないようにサンドイッチをつまむという厳しくもかっこよいマスターのいる銀座8丁目の老舗バー「ドリー」のビルも、年明けには建て替えかもって。そういわれて外に出て見るとあらほんとだとても古いビル。カクテル頼むべしなのですけどいつも最初にビールを頼んでしまうわたしはきっとマスターにヤボって思われてるな。
そうそう、来週からはじまる「松井茂:詩の原型展」のあとは、バー・ドリーで決まりでしょう。一二、一二、って言いながら歩く軌跡は縞々、そうして銀座を縦断(横断?)してジャックにはろー。

藤井敬子の、本の母子手帖

2004-11-10 | 製本
藤井敬子個展 交差する紙 ルリユールとエッチング
日時:2004.11.8ー13
場所:ガレリア・グラフィカ bis

   絵や言葉をまとった紙の立体への第一歩「折り」を中心に、
   さまざまな「本」のかたちをご覧ください。(作家ホームページより)

写真は《SAIUN 彩雲》。AlRneuf「金と銀」展(パリ 2003)出展作品で、ジャバラ仕立ての表紙は二重構造になっている。ほか全17点、折り本、プリーツとじ、表紙に綴じる、交差式、混合とじ、など、一枚の紙が折られてたちあがるその瞬間をつかんだ作品が並ぶ。会場でぜひ藤井さんに説明を乞うべし。きくほどに、楽しい。
作品別に制作過程を記したりその素材サンプルをまとめた小さい冊子「パスポート」がほかに4点。海外の展覧会に出した作品については「出国:○月○日 帰国:○月○日」と、パスポートであるのだからして記してある。藤井さんのこういう仕事がわたしまたことのほか大好きで、ベタですけど元祖「本の母子手帖」とこっそり呼んで親しんでいる。是非みるべしよ。製本とかルリユールとかでひっかけてこちらにいらしたかたこそ必ず。

お魚くわえたサザエさん

2004-11-08 | ぶらり
では曲が終わってしまう。そうではなくて、サザエさんは、お魚くわえたノラ猫(ドラ猫?)をおーぉっかけぇて~ですが、お魚くわえたなま猫って見たことありますか?
腰越港。夕刻、釣り人が残したサバだろうか、ポリパケツにたんとはいって置き去りである。黒猫家族。くわえたところを見たくてじぃと待つが、しっぽたててニャーとかいわれてはぐらかされる。はいはい。
安井仲治の作品のなかに、こんなふうに猫に取り囲まれていそうなポリバケツの魚があります。実際は猟師船のなかの一葉かもしれないけれど、思うにそれは夕刻で、パケツに汲んでいた水も淀む頃ではなかったかと思う。
参照:金魚部員ナカジへのさん。鎌倉、江ノ島あたりの夜ご飯は腰越の池田丸

bookbar4楽天ブックスが薦めるlivedoor書店

2004-11-05 | 本屋
bookbar4は楽天さんのお誘いで、98年頃からbookbar4楽天ブックスやっています。経由して売れれば数パーセントがわたしの手元に入ります。当時から同様のシステムはいくつもあったが、自分が買っても、つまり、わたしがbookbar4楽天ブックス経由で購入しても手数料が計上されることが稀だったので受けたと記憶しています。当初は楽天の担当者と頻繁にやりとりあったが徐々に失せ、今や毎月の数字だけ。このたびの東北楽天ゴールデンイーグルス設立にあたっても、応援頼むの呼びかけもなくこの後に及んで参入キャンペーンの知らせもなく、静かなことです。起業以来たくさんのひとたちを巻き込んでいるでしょうに、魅力あればその人たちがいやっていうほど勝手に手や足や耳や口となったでしょうに、それすら不要というかむしろ拒絶したい理由が楽天さんにはあったのでしょうか。残念なことです。
そこでbookbar4楽天ブックスが、キーワード「野球」による、楽天ブックス版と、livedoorデパート版をそれぞれご案内。しっかしどっちもなんでこんなに派手でちかちかうるさいの?誰も望んでいないでしょうに。

山下陽子展ー恍惚の瞬間ー 

2004-11-04 | ギャラリー
文化の日に金魚部に入部した「てんてん・銅々」は、東京での個展(11/12ー23)を控えた、銅版画家・山下陽子さんによる勧誘です。そこで金魚部が、山下陽子の恍惚の瞬間へ、いまご覧のあなたを勧誘してみたいと思います。詳細は金魚部入部記録からどうぞ。

磯野家の家計

2004-11-03 | その他
「カツオ、就職するなら日本郵船がいいんじゃないかい」
JR中央線内にて、数年前から磯野舟さんをイメージキャラクターとする日本郵船の広告の今期バージョン。昨年は「第46回日本雑誌広告賞」金賞、並びに、「JR東日本ポスターグランプリ2003」銅賞を受賞したんだそうです。テレビの「サザエさん」は、先月からですか、オープニング時に鹿児島観光になりましたね。solvalou.net 2004.1.30によると岐阜バージョン時は700万円だったそうです。もうひとつついでに1998年頃ですか、東急線内で「周囲の人に気くばりを」として、波平が周囲のひとにどつかれてリュックを床に落とされて激怒しているというマナー広告がありました(参考:「こんなメディアでした」波平、なぜそんなに怒る?)。
石津さんというかたは、今年81歳のサザエさん、団塊世代のタラちゃんなどそれぞれの年代別に磯野家の年金を勝手に考えてさしあげており、波平レディースクリニックさんは繁盛しており、「サザエさま」の真実が明かされるなど、磯野家は人気です。

バイオプリント/光沢は清潔

2004-11-03 | その他
食品パッケージは、オフセット印刷したあとに光沢や耐摩擦性、滑り性などを出すために表面にニスを塗ることが多い。これに「バイオプリント」という防虫剤を混ぜることで、防虫効果を持たせたものがあるらしい。対象の害虫はノシメマダラメイガ、チャタテムシ、ゴキブリなどの食品害虫。これまでも段ボールへの塗布はあったようだが、印刷紙器にも技術的に可能になったことを板紙段ボール新聞10/27が伝えた。防虫効果はバイオプリント液の配合率を高めるほど向上するが光沢が落ちてくる、ただし、防虫剤を包むマイクロカプセルの粒径を小さくすれば光沢は得られる、とのこと。食品パッケージはやはり光沢がだいじ?光ってるほうが清潔な感じがする、か。

新宿ジュンク堂

2004-11-01 | 本屋
「品揃えだけがとりえの愚直な本屋です」として、おととい新宿三越7、8階にオープンしたジュンク堂書店。いい、いい、って皆あんまり言うから寄ってみた。地下鉄の駅フロアからエレベーターであがると、平台が圧倒的に少ないのか、整然と棚が並んでシンと客を待ち構える風情がある。品揃えを誇るためには確かに平台は不要。結果、照明は蛍光灯だし棚のデザインも格別洗練されたものには見えないが、なにかこう静かである。棚の間にはいって眺めると、通路がわりに狭いので棚全体を見通すことができなくて窮屈である。ふだんわたしは新刊書店にいくと、ある程度ひいて棚を見たり、平台に積まれた本をひやかしつつ延々立ち読んでいて、それは楽しみでもあるのだけれど、書名をなにかで知って購入前に実物を見たいと書店に出向いた場合に、もちろん店のひとに聞いたり事前にサイトで調べればサクサク行き着くのだけれど、せっかくだからその本を「見つけたい」し、関連する本を眺めたいからフロアを歩くが、なかなか見つからないこともあり、結局お店のひとに探してもらうと、さんざんうろついた棚の下の引き出しから出てきたりして、混んでいるしなんかこう、うんざりしたりして。

そうではなくてなにかこう、探せそうな気にさせる本屋のありかた。八重洲ブックセンター、それから東京堂書店に、初めて行ったときのことを思い出します。当時それぞれなぜそう思い、その後どう失せていったのか、考えたことがなかったけれど。しかし三越のテナント課にわたしは言いたい。新宿の一等地のエレベーターでわざわざ昇り降りするなんて、本屋の客には大袈裟である。本のついでにネクタイ・お菓子ではなくて、ネクタイ・お菓子のついでに本である。だから本屋は徐々に地下鉄駅フロアにしていただきたいのだが、家賃はフロアごとにどう違うのですか。

写真はジュンク堂書店新宿店オープン記念特製ブックカバーとトートバック。