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おかえりのすけBOOK

bookbar4のメインキャラクター、おかえりのすけのページ

売れ残り地

2005-06-13 | その他
1965年に計画決定、東京都が宅地用に造成して「多摩ニュータウン」と名付けた土地約2900ヘクタールのうち244ヘクタールが今だ「売れ残り」。この「地」は今、「売れ残りの土地」としてヘリから写真を撮られ、「多摩ニュータウン 借金総額3200億円 最終赤字都1000億円 税金で穴埋めへ」(朝日新聞朝刊 2005.6.12)なる見出しをつけて人目にさらされている。その景色を「悪者」となし、「時代」を共通の言い訳として、まぁ我々は仲良くやっていこうじゃないかとわたしたちは言い合う。

花粉曝露室

2005-06-12 | その他
とは、日本赤十字社和歌山医療センター、耳鼻咽喉科部長の榎本雅夫氏らが設立したNPO法人日本健康増進支援機構が和歌山県につくった花粉症の実験室だそうです。こんな部屋→asahi.com/2005.6.11。25人程度の花粉症患者が入ったこの部屋にスギ花粉を人工的に天井から均一に散布、想像しただけて目から鼻から汁が出てきそうです。モニターのギャラはいくらなんだろう。いくらなら花粉症のあなた、参加しますか。

脱毛/育毛

2005-06-09 | その他
「顔とからだの<毛>が生える部分の、毛生育毛を促進させる性質の、クリーム状外用剤です。◇マユ毛には……濃いマユ毛に育てる効果が有ります。◇ヒゲ、モミアゲなど、顔面の毛を成長させたい男性方はこのミクロゲン・パスタを……◇体毛が薄いとか、満足に生えない……人に、局所塗布で体毛の発毛を促進し濃毛に育成させる効果もあるのが、このミクロゲン・パスタです。……頭髪に使用しても効果ありません。 ミクロゲン・パスタ 啓芳堂製薬株式会社」という広告が表3にある「パピヨン」は、1974年刊のティーンの本格女性コミック誌の創刊号です。表2には「NEバーベル!ボディビルでたくましく! 日本ボディビル指導協会」の広告が。しかしこの雑誌中、モンキー・パンチ先生以外の作品に登場する男子の多くは柔肌髭なし風、「僕もあのひともひとりぼっちですから」とか、「おれか絵かどちらかをとれ…などとは決していわん……今夜……おまえのアパートへ行く……そのときまでに考えてほしい」など言っています。

同じ皮でありながら同じ気生え薬を受けつけぬとはやはり頭皮は魅力的である。

耳鳴り

2005-06-08 | その他
最近ちょっと耳鳴りが。高音系だな。
笑い話ですけど以前難聴で入院を告げられたことがあります。あのときは、耳鼻科で診察を受けたら「右耳は、○域が全く聴こえていませんね」とのこと。○域とは中年男性の声域らしく、日頃あなたの右側に、あまり声を聴きたくない中年男性がもしかしたらいませんかと問われて笑った。いたから。
あまりにも面白かったので翌日同僚にひとしきり話し、その声の主である中年男性こと上司とも、面と向かってはうるさいなーくらいの印象しかないのでいつもどおり話を聞き流し、夕方病院に行き、入院するほど辛くないので通いで治療してくれませんかと申し出、ではもう一度明日検査しようということになり、再検査したらオヤなんということでしょう症状回復、入院の必要なしとのこと、実際それまでの不快はなくなり、なんだったの感は否めないが、身体が笑い飛ばせと知らせてくれたのだと解釈。
そして今回。外部からの刺激ではない音が頭に響いていながら、開けっ放しの窓から車や子供の音が、階上からは家具のきしみ音がやけに聞こえてくる。普段から聞こえていたが気にならなかった音。聴きたくない音域を排除していた前回とはあきらかに違う。おい身体よなにを守れというのだ。そしてこんなときに隣の駐車場からいたずらなクラクションがなんでプーッ、プーッって鳴るの?! そして奥のマンションの子供がおもしろがって口真似てプーッ、プーッ、ってこら。かわいいから許してやる。

端午の節句=鯉のぼりor菖蒲

2005-05-06 | その他
都内では、屋根より高い鯉のぼりはあまりみかけませんが、五月になると、近所のスーパーや八百屋やあるいは公共施設で配るのでしょう、夕方に、菖蒲の葉を袋からブラブラ出して歩いているじいちゃんばあちゃんをみかけます。すれちがうと欲しくなります、無病息災、邪気も祓うよ男の子でなくっても。
近所の店をいくつか物色したところ、よもぎ入りセットがあったので買った、しかも長期保存可能のフシギ袋入りなので、次の週末までもつにちがいない。風情ない、しかしだいじなことである。日本文化いろは事典で端午の節句をべんきょうします。こいのぼりも兜ものちのこと、菖蒲やよもぎの葉っぱをちぎってぶらさげていた時代に回帰してるとか、ちぎる「場所」は全くちがうが気分は似てると言ってみてもよいでしょう。なお菖蒲はこの季節猛然と伸びるサトイモ科で、冬のあいだじゅうじぃとしているありさまに直面してサミシく感じていたヒトにとってその生命力は過剰なインパクトとなる。冬の終わりは待ち焦がれるものである。

人生はこれでいいの

2005-05-04 | その他
か!?
ぞっとしますねそういうの。
赤塚先生、教えて下さい。

ゴールデンウィークまっただ中につき、電車のなかも家族連れが多い。遊び疲れた子供の他愛ない文句に面と向かってどなりつける父親の声で周囲がハッとする。父親と子らの間に座っているママは疲れてすでに眠っている。子らは争ってママの膝にのろうとする。父親また怒る。ママは疲れているんだからこっちに座りなさい!しかし下の子は無理矢理ママ膝に座り、ママは条件反射的に子を抱く。あぶれた兄は観念したのか、父親の隣に座る。パパが肩を抱く。一家みな眠る。
家族に限らず、生活の最少単位の日常はこんなんだろう。四方八方でえたストレスが、もっとも安らかな場所で漏れ出る。漏れ出たときにそれを怒鳴られたり眠って過ごされたり、さまざまな対応で処されることが救いである。

初夏の植物

2005-05-01 | その他
数日前に借りた傘を返しにカフェに行く。ちいさい花束を添えたらとても悦んでくれた。花はえらい。
買った花屋に巨大なセロームがあった。鉢で買ったやつもうまくすればこんなでかくなりますかね?と聞いたら無理でしょうと言われた。去年15センチくらいの丈で買ったセロームは60センチくらいになり、二本の根っこが植木鉢からはみだして伸び続けている。どこを目指しますか。このまま眺めていたい気もするが、葉の拡がりが邪魔の域に達してきたので、株を分けて植え替えた。
窓から見える隣家の木が花をつけている。家庭菜園の小さな畑に一本だけ屋根より高く伸びた木だ。幹の先に咲く薄紫のめだたない花。なんの木だろう。

LIVING WITH FAVOURITES/セロームの若葉~セロームの新しい葉がくるくる開きながら出てくるところ

懐かしむ

2005-04-18 | その他
「誰もが弱い自分というものを恥ずかしく思いながら、それでも絶望しないで生きている。そうした姿をお互いに認め合いながら、懐かしみ合い、励まし合っていくことができれば……」美智子皇后、1980記者会見にて。

藤井憲之さんに礼を言いたい

2005-04-09 | その他
なにげなく買った磁器の湯のみが日々使いやすいので、はてこれはだれがつくったのか調べたら、藤井憲之さんというかたでした。わたしは知りませんでしたが、有名なかたかもしれません。
湯のみ、急須、それから、おおぶりの茶碗や皿など、なんとかいうシリーズでいくつか出ていたものだったと思うが湯のみだけ購入。なにごとも、一点ものの作品よりも、こういうプロダクトの美にひかれる。たしか青山のspiralで買ったんだと思うが今さらウェブでフォローもなし。使うほどに使いやすくかつ楽しくて、その悦びを伝えたいと思ったときに伝える先がないというのではあまりに寂しい。藤井さん、ありがとう!!

小谷真生子さんは水泳をやってますか

2005-04-03 | その他
2005.4.2朝日新聞・夕刊に、テレビ東京WBSキャスターの小谷真生子さんが。鬱陶しくない話しっぷりが好きなんですけど、テーブルにひじをついて上半身を乗り出して相手をのぞきこむようにするでしょう、あれが可笑しくて。興味津々というか目が悪いのかなとか、襟をたててシャツのボタンをはずしてるんだから上半身斜めにしたら乱れますけど気にしないんだろなとか、相手の口が臭くても気にしないんだろうなとか、水泳をやってるにちがいないとか。おおらかです。『がんばれ! 日本経済』という著書もあるそうです、写真はその書影。

雪でかたどり 豊口克平

2005-03-31 | その他
数日前のエントリー、豊口克平の装丁を補います。

『夫婦50年』

p62)彼と仕事(富美子)

 ……彼の仕事のことで思い出しますのは若い頃産業工芸試験所では、新興産業工芸及び
 輸出工芸の研究をしていましたが、特に椅子の研究には興味をもっていたようで、東北
 仙台の寒い冬、雪の上で人間の坐姿曲線をとった彼独自の研究が御自慢で、今でも時折
 この話を聞かされます。また日本をおどづれていたブルノータウトから受けた生活工芸
 の本質論と、氏の指導には敬服してしまいました。日本人の若い世帯が見たいと言って
 私共の代官山の新居を訪問されたあの日のタウト夫妻の暖い笑顔が、私には今も思い出
 されるのです。……

『夫婦60年』

p61)雛人形騒動(克平)

 ……三月三日の一週間前に軸をかけておいたため、故人剣持勇氏の夫人が遊びにきて、
 私にも描いてくれという。その話を聞いた彼女の二男の嫁さんが私にもという。致し方
 なく二、三日で立雛など新しい図柄のものを描かされて大忙し。……(1991.5 .10)

p69)潰された肺 入園の日(克平)

 ……佐倉駅から長い坂路をあえぎあえぎ登って行く私に、家内は夏の陽をあてまいとし
 て日傘をさしてくれる。厚生園(療養所)の門が見えたとき、三人は一斉に「ここだね
 。」とつぶやきながら、淋しい沈んだ気持ちに包まれていった。……
 私は旧館と呼ばれるもとこの土地の持ち主の殿さま堀田子爵の住宅の二階に案内された
 が誰でも新米がそうされるように、私もこの二階の北側の薄暗い六畳の部屋に入ること
 になるらしい。……この北側の窓から長く見えるアパート式の病棟……(1949)

ここに書かれている「厚生園」は、戦国時代を経て最後に山形の老中堀田正克が10万石で入城して継続、明治23年、佐倉正倫が旧城址近く浅間台に別邸を求めて建設(大工棟梁西村市左右衛門、造園は庭師伊藤彦右衛門)、昭和17年、結核療養所として開園、昭和40年頃から慢性疾患などを扱う病院に。
克平が「アパート式の病棟」とかいているのは、1941(昭和16)年に新橋土橋に吉村設計事務所を設立したばかりの新進気鋭の建築家・吉村順三が、サナトリウムとして設計したものであろう。克平がここで療養中につくった句には、季節の草花がいくつも出てくる。高台にあるこの地は、佐倉厚生園として、かつ、公開された豊かな庭園として現在も在る


p126)伊豆の草崎クラブ(富美子)

 平成元年の二月一五日、京橋の料亭で、伊豆の共同別荘「草崎クラブ」のお別れパーテ
 ィが開かれた。永い間家族のように、親身に働いてくれた管理人「木越夫妻」への送別
 会でもあり、又伊豆赤沢の別荘に、二〇有余年間を、家族のように親しんだグループの
 名残りを惜しむ会でもあった。今から思えば三十年程も昔のことになろうか。世田谷の
 馬事公園の近くにマンション住いの私共は、主人の知人、当時桑沢研究所の理事長をし
 ていた(今は亡き)桑沢洋子さんのお誘いで、伊豆の別荘予定地を見学に行くことにな
 った。……三九年四月一二日(日)午前一時ー二時、草崎クラブ、オープニング・パー
 ティが現地で開かれた。……一階は広いサロン、洋風の個室が「A」「B」とあり、管理
 人室がある。ガラス戸も、障子も壁の中に全部引き込まれると、サロンから海までひと
 続きの空間となる。テラスの三ケ所を太い黒松が自然のままに生き生きと抜き出て、自
 由に枝を伸ばしている面白さ。……家具は豊口デザイン研究所の設計である。右を見て
 も、左を見ても木造の柔らかさ、吹き抜け天井の明るさ、面白さ、素人の私にはただ珍
 しく、木の香に包まれた心の和む海の家、さすが一流の女流建築家、林雅子さんの設計
 である。……

写真は現在の佐倉厚生園。公式ウェブサイトより。

京ポン調査

2005-03-18 | その他
京ポンに替えました。トリセツを読まないとわからないことがたくさんあってここ数日困ってますが、背面ディスプレイに写し出されるアイコンが、蓋を開けるとわざわざ180度回転するのが気になり、いったい何度開いたところがターニングポイントなのか調査したところ、開くときは5~7度、閉じるときはカ、チッの音がしてからなので1~0.5度といったところです。PowerBookG3蓋のアップルマークが途中から天地逆になったのは納得したけど、京ポンの場合はいったい誰の目線に合わせているの?と思ったが、カメラレンズ横の○が自分撮り用のミラーであることを知ったとき、こうあらねばならぬわけを理解しました。でも必要ないのです、それより画面デザインをきちっとやって欲しいのです、使いやすい最低限のアイテムの選出と配置、というデザインを。PAGE、文字、WEB、〈車マーク〉、MEMO……、和英語絵文字表記も気紛れすぎ。

青や白の申告

2005-03-07 | その他
税理士さん、かえたのよ。同業(の古本屋)をいくつかみているひとなんだけどね、数字を見ていきなりね、ここ数年落ちてるわけじゃない、それをね、なにか操作してんじゃないかって、言うのよ。驚いちゃってね。堤さんじゃあるまいし、見りゃわかるじゃない。これまでとなにもかわらずやってんのよ、お客さんとこにも行ってるし、市場にも行ってるし、もうずっと変わらずやってんのよ。売れなくなっただけなのにね、あそこまで言われるとあぁあたしなんかもうおばあちゃんだけどハイハイただ働きしてますよ、ってなもんでしょう。なんか情けなくなっちゃってね。でもね、同業のなかではね、いいほうなんだって。ほんとかしら。慰めてんのかしらあのせんせ。喜んでいいのかなんなのか、ちっともわかんない。すみませんね。ぐちるくらいならやめちまえばいいのに、やめるのがこれまたたいへんなのよね。いつもすみませんね。はい、2200円です。

都内某古書店にて。なじみの客相手に、確定申告を終えた古書店女将の話。レジに並んでいたわたしはその話を聞くともなくしかしばっちり聞き、200円と400円の本を買って帰った。みんなきちんと税金をおさめよう。しかし地域によっては公務員の徒歩手当てとかにもなるから要注意です。