写真を始めた頃は面白いように傑作が撮れたのに最近は中々…ということはありませんか?
あれは「ビギナーズラック」だったんだと感じてしまうこともあると思いますが
今回は野鳥撮影で私が経験した「ビギナーズラック」をご紹介させていただきます
まだ300mmキットズームで撮っていた頃です
この時はどういうところにどんな野鳥がいるか全く分からずとにかく木が多いところに行っていましたが
ちょうど今の時期、近くの公園に行ってみるとたくさんの野鳥と出会うことが出来ました
その時撮った写真を改めて見てみるとウグイス、アオジ、シロハラ、シジュウカラ、コゲラ、
ジョウビタキ(メス)、スズメ、アオゲラ、メジロ、ウソ(メス)の10種類
半分以上がその時初めて見た種類でこれを1時間程の間に撮っていました
他にカメラマンさんは誰もいませんでした
野鳥の当たり年もありますがそれを差し引いても不思議な体験でした
この時はどこに行って何を撮ろうとは全く考えていません…と言うより何も分からないから
「今日も野鳥と出会えると良いな」と思って出かけるといつも新しい出会いがある
情報を元にじっくり待ってではなく何となく行ったところで会える…という感じでした
どうしてこの時は労せずたくさんの野鳥に会うことができたのでしょうか
「ビギナーズラック」は勝負事でよく取り上げられますが調べてみると奥が深い
「ビギナーズラック」はなぜ起こるのか…大きく分けると二つの考え方があるようです
一つは「ビギナーズラック」という言葉があるのでそれを特別に感じているだけという考え方
もう一つは「ビギナーズラック」はビギナーでなくても起きているという考え方です
私は後者を信じていますが中でも印象に残った言葉は
・初心者は経験に邪魔されることがない
・幸運が続く人は初心者のようにいつも課題に新鮮に取り組み楽しんでいる
・ビギナーズラックを維持できる人は自分でルールをつくりそれをゲーム化している
最期の言葉はとくに目にとまりました
あの頃は日々撮影の目標を持っていました
「今まで撮ったことのない野鳥を撮ること」
「撮ったことのあるものは今まで以上に上手に撮ること」
「今まで撮ったことのない撮り方をすること」
そして毎回自己ベストを更新するのが楽しみでした
あれから何年も経ち被写体の範囲も広がりましたが
あの頃の新鮮な気持ちを忘れないようにこれからも写真を楽しんで行ければと思います
本日も訪問いただきありがとうございます
写真は10種類撮った時のコゲラ、ウグイス、アオゲラです