「歴史の回想」

人生は旅・歴史は時間の旅。川村一彦。

歴史の回想・「日本二十三大師の足跡」アマゾン電子書籍紹介。グーグル・角川・BOOK★WALKER

2020-02-27 11:30:10 | 温故知新

「日本二十三大師の足跡」アマゾン電子書籍紹介。角川・BOOK★WALKER
大師とは、偉大なる師範たるや仏や高僧への尊称。釈迦大師を始め智者大師・
南岳大師・嘉祥大師・慈恩大師などに用いられた。また、中国皇帝が高僧に与えた尊号としての大師号は848年唐の宣宗による弁覚大師を嚆矢とする。日本では866年(貞観8年)清和天皇が最澄・円仁に与えた伝教大師・慈覚大師を初例に、921年(延喜5年)円珍へ智証大師号が勅による諡号とされた。大師号は高僧の没後に弟子の上奏により与えられ、空海には没後86年に勅贈されたが、延暦寺の良源の場合勅贈されず、教団は慈恵大師を私称した。宗祖・流祖への大師号勅贈は、法流に連なる門徒の社会的立場を高めるたの条件となり、1398年(延慶元)真言宗益信への本覚大師号追贈めぐる延暦寺と仁和寺・醍醐寺・東大寺等の相論は大師号の社会的な意義を示唆する事件であった。ここに「日本二十三大師の足跡」として取り上げて記してみたが、また一宗派の尊称として大師と呼ばれている場合もあり、他にも記録的に曖昧な表記で大師と記されている者もあるが、宗派間の争いで尊称として贈られた場合もある。特に近世で明治天皇・大正天皇・今上天皇も大師号を勅贈されている場合もあり、定めらえた大師号の数を捉えるのは難し。






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