身近な自然 Dr.珍(デジカメ自然観察)

 デジカメを通してふれた、身近な自然

ナンバンギセル

2005-08-31 06:16:16 | 植物
 ススキの根に寄生する植物です。自ら光合成する能力はなく、葉は退化してしまったそうです。園芸店で売られているものは、ススキの根に種をまいて育てたものだとか。ススキの根元をかき分けると見つかるかも知れません。名前の由来は、花の形が、寝かすとキセルの様な形をしていることからきたようです。しかし寄生されるススキの方には何かメリットがあるのでしょうか。

アカスジキンカメムシ死体

2005-08-29 06:14:32 | 昆虫
 拾ったもので、足もついていませんでした。図鑑で調べてみたところ、模様から、アカスジキンカメムシのようです。しかし死んでしまうとずいぶんと色が変わってしまうものです。今度は生きているものに会いたいですね。幼虫にはよく会うのですが、成虫には、なかなかお目にかかれません。

虫の音を聞く

2005-08-28 08:01:08 | かしの木山自然公園
 自然講座、「虫の音を聞く」が、かしの木山自然公園において、鳴く虫保存会の安藤 俊夫先生を講師に招いておこなわれました。



 先生の尺八の伴奏で「虫の声」を合唱するというちょっぴり照れくさいスタートになりました。

 先生の累代飼育しているムシより。



 クツワムシ♀



 クツワムシ♂



 キリギリス



 カンタン



 これは外の観察で見つけたウマオイの♀。


 
 クツワムシの耳ですが、前足の関節の下の楕円の部分が耳だそうです。

 その他、エンマコオロギ、ツヅレサセコオロギ、ミツカドコオロギ、マツムシなどを見せていただき、外では、アオマツムシ、カンタン、カネタタキ、エンマコオロギ、などを聞くことが出来ました。
 また草刈りにしても、タイミングによっては、そこに棲む鳴くムシの生活に大きな影響を与えることなどから、他の生き物と共存する社会を目指すには、何をしなければいけないのか、改めて考えさせられた一日となりました。

スズムシ更に鳴く

2005-08-24 07:03:19 | 飼育・観察


 スズムシは更ににぎやかに鳴くようになりケースの中は盛り上がっています。全部で9匹(♂5,♀4)となっています。



 中に羽が1枚しかない♂がいました。コスリ会わせる羽がないので、音がでないにもかかわらず一生懸命羽を震わせます。縄張り争いで傷ついたのでしょうか。



 幼虫も♂と♀各1匹います。隠れている事が多く、たまにエサを食べに出てきます。成虫に食べられること無く、無事成長してもらいたいものです。

スズムシさかんに鳴く

2005-08-20 05:33:25 | 飼育・観察
 息子の学研の科学の教材として我が家にやってきたスズムシ。世話をする担当はいつの間にか私がするようになりました。



 最初のセットではあまりにも小さいため、広めのケースに移動。これでも狭いようでさかんに共食いを繰り返し、適正な数に落ち着いた模様です。



 ツーショットです。向かって左側が♀。2本の尾の間に立派な産卵管が確認出来ます。右側が♂です。
 17日初鳴き。19日から20日にかけての夜間、さかんに鳴くようになりました。

ノコ羽化する

2005-08-19 06:41:24 | 飼育・観察
 7月30日に蛹化したノコの蛹が8月18日羽化しました。



18日朝の様子。このような色になってきたら羽化は間近です。



夜の様子。会社に行ってる間に羽化しました。しかしクワガタの羽化は、何度見てもあきないというか、引きつけられるものがあります。本格的な活動は、来シーズンになると思います。

カナブンの雄雌の判別

2005-08-18 05:21:39 | 昆虫
 カナブンの雄雌の判別に感心を持った珍少年は、観察の結果、ある仮説を考えました。それは前足の太さが違う個体がいること。交尾しているカナブンは足の太いものが下にきていることから、前足の太いものが♀。その理由は、産卵のため♂よりも深く地中にもぐらなくてはいけないため。というものです。しかしそれから三十年以上経った現在も真実は、確認していません。果たして真相はどうなんでしょうか?この説が正ければ、画像向かって左側が♀になります。