戸山の日々

東京の大学に勤務する教授の日常を綴る
  うつりゆくよしなしごとを書きつくる
       ブログの文の狂ほしきかな

冬至のシンポジウム

2007-12-22 | Weblog
10:00に御茶ノ水の「斯文会館」へ赴き、
「東京桃夭会」に出席。
年会費を支払ったり、
2月3日の茶会の券を購入しなければならない。
H先生は老母に茶会の招待券をくださったが、
参加できないとのことで、
私が購入することにする。

筒井紘一先生のお話は、
茶道資料館で行われていた
「千宗旦」展の図録に基づくもので、
たいへんに面白かった。
この分野の研究も日進月歩のようである。
ふ~ん、宗旦は気鬱だったのかあ。

残念ながら
戸山大学で行われるシンポジウムで
報告をしなければならないので、
11:30に会場を辞去した。
最後までお聴きできなくてまことに残念。

大学に着き、
まず食堂で塩ラーメンを食べる。399円也。
推薦入学生のガイダンスが行われているせいか、
付き添いの父母の方の姿が多い。

それから会場に赴いて、
自分のpptを確認する。

シンポジウムは13:00開始で、
私の報告は第1部の2番手であった。
最初のM教務主任の報告が時間超過したので、
しめしめと早めに切り上げる。
参会者は内輪の人が多く、また必ずしも多くはなかったが、
内容的には充実していたと思う。
第2部はK教務主任の司会進行が要を得て、
頭のいい人は違うなあと感服した。
予定通り、16:30に終了。

雨が降って来た。
今日は荊妻の誕生日なので、
神楽坂でプレゼントめいたものを物色する。
荊妻の好きな「ミモレット」の
エクストラヴィエイユ(24ヶ月)を少し
「アルバージュ」でもとめ、
「緑の豆」で「神楽坂ブレンド」を300g買う。
それから花屋で綺麗なリースを選んだ。

神楽坂上交差点のところで、
英文学の両O先生に声を掛けられる。
これから粋なところにお出ましのようだ。
若い方のO先生に、
「ブログを偶然見つけました」と
不気味なことを言われる。
(このブログはすべてフィクションである)
若O先生は歴史的仮名遣いで文章を書く方で、
ウチの研究室の院生S君と気が合いそうだ。
今度ご紹介するかな。
S君はアメリカ人だから、英語も上手だし、
放っておくと歴史的仮名遣いで論文を書く御仁なのである。

家の近くの八百屋で蜜柑を買ったら、
ずぶずぶに熟れた柿をおまけにくれた。
私はこれが大好きで、
崎陽軒のシューマイ(真空パックでないやつ)の次に好物なのだ。
八百屋さんはそのことをよくご存知で、
商品にならなくなった柿をよく恵んでくださる。

そういえば昔、
夜の高田馬場を徘徊していたら、
イラン人にバナナを恵まれたことがあったなあ。

さて帰宅したが、荊妻も娘も帰っていない。
姑と二人で夕食にする。
広島のFさんが送ってくださった、
「西條鶴」のにごり酒を飲んだ。
荊妻は「義太夫節正本研究会」の忘年会とやらで、
遅くなると言っていた。

柚子を買い忘れた。
柚子湯ならぬ蜜柑湯に入って、
寝ることにするか…