戸山の日々

東京の大学に勤務する教授の日常を綴る
  うつりゆくよしなしごとを書きつくる
       ブログの文の狂ほしきかな

お稽古事

2006-05-31 | Weblog
中国での研究発表のレジュメをほぼ完成させた。
外国で発表する時は、資料の羅列でダメで、
ほぼ読み原稿通りのレジュメを作らなければならない。
それはそれで、コツを要する。

卒論ゼミは、就活が落着した学生を相手に、
個々に話を聞いてテーマを絞るよう指示する。
次回までにこれこれの本を読んできて、といった具合。
就活やら教育実習やら風邪やらで、皆の都合はてんでばらばら。
ゼミではなくて個人指導と化している。

麻布十番へお稽古事に行く。
今日はずいぶんと声を出した。
帰りに居酒屋で飲む。

模擬講義

2006-05-30 | Weblog
11月1日に三重県の高校へ行き、
模擬講義をしてもらえないかと、
先日、所属教室の主任から打診されたので、
誰もいないのなら行ってもいいですよと答えておいたが、
今日事務所からその確認票が送られてきたので、
いよいよ派遣決定と相なったらしい。

1時間ほどのミニ講義をしてくるわけだが、
高校生が相手なので、工夫をしなければならない。

私には高校の教員経験がある。
しかし、大学に移ってもうかなり経った。
だいぶ錆び付いてきた感じで、
うまく授業ができるか自信がない。

要するに掴みが大事なのだ。
はじめにびっくりさせるのがコツである。

そんなことを考えながら、確認票に、
自分のプロフィールだの
講義内容だのを書き込んで、
事務所の担当者に返送した。

隣組

2006-05-29 | Weblog
土曜の雨で試合が順延になったため、
WK野球戦が今日にずれ込んだ。
昔はWK戦の日は自動的に休講になったものだが、
今どきはそうも言っていられない。

それでも学部の講義はいつもより出席者が少ない感じ。
前期もちょうど半ばで、息切れがしてくる。

町内会の寄り合いがあるので、
非常勤で出校していた妻と一緒に早めに帰宅する。
寄り合いには妻が出て、私は夕食の準備。
今日をもって、一年間つとめた隣組の班長は交代である。

喉が痛い。
どうやら風邪をひいたらしい。
薬を飲んで、早く寝る。

副査

2006-05-28 | Weblog
修士論文の副査届出の期限が近づいたので、
頼んだり頼まれたりのメールが飛び交う。

私が主査の院生は、今年は一人だけなので、
早々に依頼をして既に事務所に届出てある。

別の研究科の院生も含め、6件の副査を引き受ける。
(今年は修士論文1ヶ月で7本も読むのかあ!)

そのほか、博士論文提出の相談を受けているものが2件あり、
その審査委員会の構成についても、今日ほぼ目途がたった。
メールは本当にありがたい。

博士論文も、現在審査担当中のものが1本、
下読み中のものが1本で、
あとからあとから押し寄せてくる。
大学院は論文審査に振り回されている感じだ。
これに院生の雑誌投稿論文の添削なども加わり、
自分のことはちっともはかどらない。

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学長選挙候補者の各陣営から推薦文書が届く。
電話もかかってきて、支持と選挙運動の助勢を求められるが、
愚生のごときは紅旗征戎非吾事を決め込む。

補足

2006-05-27 | Weblog
論文のコピーや抜刷を入れてある
ファイリングキャビネットの中から、
一昨日の研究会の担当発表で、
当然挙げなければいけなかった論文を1本見つけ出した。
研究会のメーリングリストを使い、あわてて補足を流す。

9月に中国で行う研究発表のレジュメを早くも作り始める。
仕事がはかどり、もう半分くらい出来上がった。
その反面、とっくに締め切りが過ぎた原稿は、
なかなか仕上がらない。

ここのところ、自分の研究は行き当たりばったりで、
少しも体系化されてこないことに反省しきりだが、
観念的に反省していても仕方がない。
具体的な作業を重ねていくしかないのである。

散髪

2006-05-26 | Weblog
午後から出校すればよいので、
午前中、床屋に行く。
うんと短くしてと頼んで、すっきりした。

午後、2時間ほどの打ち合わせ。
今後3年間にわたって展開される
外部資金による研究計画を策定するための会議を、
さ来週に開かなければならない。
そのための詳細を詰めるのだ。

床屋にいったせいか、今日の私は冴えわたっている。
アイデアがぽんぽん出てくる。
事務方との調整もうまくいって、
機嫌よく帰宅する。

発表担当

2006-05-25 | Weblog
1年生の演習はうまく軌道に乗り、
発表者に対する質疑が活発である。
どんどん手が挙がって、
まことに結構である。

午後は大学院の授業。
その間に重要な打ち合わせが入ったので、
昼ごはんを食べそびれる。

夕方からの研究会は、
今日は私が発表担当者。
実は先週、用事があって欠席したのだが、
その前の週に、
もし担当者がいなければ私がやってもいいと言って、
そのままになっていたのだ。

本当に担当が当っていることを確認したのが月曜で、
あわてて調べ、A4版の資料を3枚用意する。
しどろもどろの発表を終えて、
皆で居酒屋に行く。

先週学会発表をしたS氏も加わり、
9人で飲む…といっても4人がカルピスを注文。
アルコールを飲まない人も多いのだ。
N君からは博士論文の提出計画について聞く。
着々と研究を重ねている人は頼もしい。

同じ居酒屋で、1年生のクラスコンパをやっていた。
その中に、私のオンデマンド授業を受けている学生がいて
挨拶される。
どこで誰が見ているか分からない。

いささか酔った。
帰るの電車で、ひと駅先まで行ってしまった。

コンパ

2006-05-24 | Weblog
夜、嵐となったが、
学科のコンパが大学の会議室を借りて行われた。
ワンドリンク500円は安い!

専門課程の2、3年生が中心で、
教員も7人ばかり顔を出している。

他愛の無いクイズなど、
アトラクションもあって盛り上がる。

私のオンデマンド授業を取っている学生から
話しかけられた。
当方は相手の顔が分からないから、
こういったオフ会は貴重であると痛感する。

首の骨

2006-05-23 | Weblog
月に1度の通院日。
左手が痺れることを主治医に相談したら、
首の骨が曲がったか詰まったかで、
神経に障っているんでしょうという見立て。

そういえば変な姿勢で
コンピュータを使い続けているのが
いけないのかもしれない。

首のレントゲンを撮って、
牽引すれば直ると言われたが、
もう少し様子を見ることにする。

薬局の待ち時間、隣の書店で、
別宮暖朗『旅順攻防戦の真実』(PHP文庫)を買って読む。
全体に司馬遼太郎批判だが、
著者はなかなか戦史に詳しい人だ。
乃木希典を軍事学の立場から再評価している。
乃木批判が官僚主義の産物であったという解説も、
説得力がある。



新刊書

2006-05-22 | Weblog
G大学教授のS氏からいただいた
新書版の新刊書がとても面白いので、
講義の時、受講生諸君に推薦する。

一般向けの啓蒙書だが、
誰でも知っている題材を取り上げて、
うならせるところは流石。

G大学で1年生向けに行っている講義を
そのまま本にしたとあとがきにある。
私もこういう講義をしたいものだ。

学長選挙に関していろいろなことが聞こえてくる。
愚生のごときは紅旗征戎非吾事である。