ひとり飲む夜は。

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2022 12ー9金曜日

2022-12-09 09:23:04 | 日記
昨日お店も終わろうとする頃女性が入ってこられた。
あら?久しぶり。見知った顔だ。
お迎えに来たの?
そう、今日誕生日なの!
安里さんの奥さんだ。
じゃみんなでカンパイしなきゃ。
店長さん、一言。
うちのも明日誕生日なんですよ。
オーマイガーのダブルだ。
いそいそと二人は夜の街へ消えていった。


お手伝い始めて2週間。
おすすめが毎日変わるので覚えてきれない。
きっと緊張感が少し足りないのだと思う。
なのでメニューを持って帰ってきて壁に貼ってみた。
見向きもしないひとがここにいる。
SNOW MANや浪花男子のメンバーを覚えろくらい難しい。
でもそれ以外はコツコツやる。
帰ってきてから予約帳とボトル台帳を作った。
一手間が楽になることには積極的。
今日は雨だけどお誕生日プレゼントとお店のビールグラスを買いに行こうと思ってる。
エライ!と自分をほめて自画自賛。
自給自足なのだ。
歳とると、いや若い人も時々人間不信みたいなものが時々顔を出すことがある。
ブラジル風に言うとサウダージって言うそうだ。
ポルノグラフティの曲にこんなのあったなぁ。
アメリカのブルースみたいなもん。
するとなんとも言えない毒液が体中に広がっていって心臓にガブリと牙を立てる。
逃れようのない暗澹たる気持ちにおそわれ、立ち上がる気持ちすら失せる。
これは最近お年のせいか小難しくなった五木寛之氏の本にあった。
二葉亭四迷はこれを ふさぎの虫 と訳したそうだ。
そのふさぎの虫に取り憑かれたら、
人は愛すべきものなんだよ。と言ってくれる体験とか物語とか人がいなくてはやっぱり生きていかないんだよ。って結んであった。
でもやっぱり小難しい。
時間はお金では買えないんだよというのがしっかりくる。

それよりまた読み始めた鬼平犯科帳の一文。
料理茶屋のお勝に入れ上げ嫁さんにする言い出したご隠居の仙右衛門。
お勝は盗人の一味だ。
仙右衛門がお勝と夫婦になれば老体にわずかばかり残っている男の精気が、余すことなく吸い取られてしまうような気もせぬではない。
鬼平さん一言。
ま、それもよいではないか。五十をこえての楽しみをじゅうぶんに味わってのことなら少々早めにあの世に行ったとて、仙どのにはむしろしあわせなのではないか、、、。
だよなぁ。


いつも財布の中にいる。
ついてる。
貧乏神や疫病神がついてるんじゃないよ。
最後にはほぼほぼ思う通りになるということ。
そう、雨があがった。
ついてる。
コメント
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