受法寺本堂建築誌

伝統木造工法により建築中です

室名表示板

2006年11月29日 | Weblog
部屋の用途を表示する板を、いの町の横山さんにご寄付頂きました。

横山さんは今は一線を引いておられますが、長年サイン表示の仕事に就いておられました。

横山さんが考案した、アクリル板と地板の間に和紙を貼るという表示板は、和風のモダンな建物に良く調和するものです。

本堂内に表示板は八枚取り付けますが、打ち合わせは5,6回は重ねています。

一枚の板を決めるにも、室名、字体、字の色、和紙の種類、地板の色、大きさと、選択する点がたくさんあります。

そして表示板には木製枠をつけ、桧板戸によく調和するようになりました。

それらは見本を作製し、現場であわせて決定しています。

雨水受け

2006年11月29日 | Weblog
外構の整地が行われ、工事によって荒れた建物の外廻りを整地して、水はけの良い土を入れました。

向拝には階段下に、グランドレベルを上げたのでスロープをつけ、屋根からクサリをつたって落ちる雨を受ける升と水路を取り付けました。

2006年11月29日 | Weblog
床板の上には調湿効果など多くの効果がある炭シート、そして稲藁床・綿黒縁の畳を敷いています。

化学物質で出来たスタイロ畳とは異なり、畳に心が込められ、「聞法の道場」として、威儀を正して坐したい気持ちが起こります。