境内には昔から、生活に使っていた4ヶ所の井戸がありました。 そのうち3ヶ所は今も生きていて水を貯めています。
そこで、豊富な水資源を利用できないかと考えました。
事前の水質検査では、そのままでは飲用には適さないとの結果ですが、水洗トイレなどで利用できないかと、昨日は強力なポンプを入れて水を抜きました。
30分程で、満水であった水は4.5mの底を見せました。
ポンプを止めた後、今日はほぼ満水状態まで回復していました。
地下には、水脈はあるようです。
水質を上げていくためには、水質改善の設備をしなければなりませんが、渇水時や地震の後の水資源を確保するためには利用したいと思います。
また地震が発生する直前には、井戸水が減少したという報告がありました。
そこで京都大学防災研究所地震予知研究センターが、受法寺の境内にある井戸も含め調査しています。
昔の人が残した遺産は、これからも大事にしたいと考えています。