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テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
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(当然、その他についても、語ったりする)

10x50BCF ワイドタイプ双眼鏡

2012-06-15 22:37:24 | 双眼鏡 望遠鏡
双眼狂、こと、双眼鏡欲しい病が悪化しました。



星見用主力のSS10x50SK-Dと倍率口径が同じ、同じポロプリズム双眼鏡。一二三光学機械製、純国産。

さぁ、見え味のちがいはっ? と意気込んでも、雨模様なので、まずは機能、外見の違いから。
一番違うのは、センターフォーカス方式で非防水であること。CFは便利ではありますが、IFも慣れれば問題ないので、さほど大きな差異には感じません。
非防水なのは今日のような雨模様や、結露に気を遣うので不便ではあります。
重さは諸元ではほぼ同等なのですが、表面のシボの質感と、プリズムハウス周辺のやや膨満な感じから、10x50BCFのほうが重く、持ちにくく感じます。
各部のつくりやネジの精度は、日本製光学機器らしい高精度な、非常に感じのよいものです。三脚アダプター用のネジも、キャップの文字がきちんと水平位置で締め込みが停まるよう調整されており、同じ箇所がルーズだったスカイマスター15x70とは次元の違うところ。
今回の販売は、ケースなし、付属品は対物接眼のポリキャップとストラップと呼ぶには貧相なビニールの平たいヒモ。以前には、ケース三脚アダプターミニ一脚付きで販売されていたこともあるので、ちょっと寂しい感じです。
アウトレット販売なのですが光学系には子細にチェックしても全く瑕疵が見られません。ただ表面のシボ革はりの合わせ目の1カ所と、プリズムハウス凹部の1カ所にやや浮きが有るくらいでした。

で、いくら雨とはいえ、双眼狂ゆえ、見ずには居られません。夜景をじっくりと見ました。おそらく実倍率が気持ち高めな所為か、SS10x50SK-Dと諸元では視野角は一緒なのですが、広視界に見えます。なによりクッキリとしたその見え味は、鋭い勝間とは趣向がちがい、爽快な感じです。てゆーか、ナニ、コレってくらいよく見えます。対物のみマルチコートであとはマゼンタコートってことですし、実際各レンズ、プリズムの反射はそう見えますが、見え味は中華フルマルチ機を大きく凌駕しています。

恐らく、10万以上の双眼鏡、ニコンのEDGや海外御三家を普段覗いている人にこの双眼鏡をブラインドで見せたら、着払い手数料送料税込み15Kだと当てられる人はまずいないでしょう。もっと、おそらくは三倍以上高く値踏みするひとが殆どだと思います。アウトレットだから・・といっても、デキがイイにも程がある。そんな双眼鏡です。


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