テキスト主体

懐中電灯と双眼鏡と写真機を
テキスト主体で語ろうとする
(当然、その他についても、語ったりする)

遅めの筍

2014-05-09 22:21:13 | 日記
筍(タケノコ)は俳諧では春の季語ですが、数日前、ふと生えていたタケノコです。
見渡すと、一回り小さいのや、既に数mの高さまで伸びたのやらがあって、今年は無いのか、と思い、見過ごしている内に遅ればせながら生えて来たようです。
私の住まう地域から隣県にかけては、あまり有名ではありませんが、竹林の密集地帯で、遊びや仕事で様々な地域に出掛け、移動中に余裕があるときには、窓の外の景色を眺めるのが趣味の一つであるワタクシでも、この近辺ほど、道路沿い、線路沿いに竹林が繰り返し現れる地域にお目にかかったことは、あまりありません。その割りに、タケノコ掘りが盛んでないのは何故だろう、と、お店で国産と海外産のタケノコの価格差をみて思います。また田舎では、太い孟宗竹のタケノコでなしに、細めの真竹のタケノコは、写真のような地面から充分に突き出た状態のものを掘って、持ち帰るとすぐさまアクも抜かずに刺身で食べるのですが、これが、おいしい。竹林はその林全体が一つの個体と考えることも出来るので、どこの真竹でも刺身がおいしいとは限らない(個体差があるらしい)らしいのですが、刺身というだけあって、新鮮さがなにより重要らしいので、近くでタケノコが採れる方しか食べられない日本の味覚です。