コット探しはその後も続いています。
Teton Sportsのオーバースペックなコットは、
色々調べてみると、使用者レビューのなかには品質が安定してないことを窺わせるようなものもありました。アメリカの場合、単に返品するためだけによくないレビューを書くことも多いのですが、そうでない具体的な壊れ方などを詳述したようなものもありますし、米国での販売価格も、通常サイズのもので、$70前後と、Origin: Chinaの製品ですし、メーカーのFAQにも、made in chinaの特徴とも云える臭いについての記載があります(かの国では、ゴムや樹脂の可塑剤に粗悪なものを使う事が多いのでしばしば臭う、のです)。
他社の製品も、品質のバラツキ故に評価が別れているらしいほとんどの製品は、made in china であるようで、日本、米国製中心に探すことになりました。
日本製の代表は、スノピのスノーピークコット ハイテンション、4万円近い高価な製品で、耐荷重120kg、寝心地や、材質、構造など細部までよく練られた製品です。
脚やフレームの構造も、なるほどと思わせる展開の仕方で、斜めのX字脚とフレーム、置き場所が作る台形の構造が安定感を産んでいます。付属の説明書では、寝台面を床面に置いて展開する図解がされていますが、Webでは寝台面を上にしたまま展開する図解がされており、使い勝手もよく考えられています。特にスライド式のサイドフレームは、かなり巧妙な精度があり、前述のX脚とともにこの製品のキモです。ただ、これらのつくりのために、収納サイズが1250×280×200とでかく、そして何より、高すぎかとも思います。
米国製ではLuxuryLite Mesh Cot/UltraLite Cotがサーマレストから発売されるようになり、店頭でも見掛けるようになってきました。なにより、その収納サイズの小ささは、バックパッキングでも躊躇無くコットを持ち歩けるようになった最初の製品だと思います。
重さも、66cm巾のメッシュコットでも1740gと超軽量です。独特のボウと呼ばれる脚も、荷重のかかるところにはツイストボウというトーションバースプリングに似た方式が採られています。トーションバーはリーフスプリング、コイルバネなどよりバネ特性が優れていて、このツイストボウとシングルボウ(リーフスプリング式)の組み合わせがこの製品のキモです。ただ、脚となる樹脂製の部品、そしてショックコードで繋がれたサイドポールの強度はさほど高くなく、あくまで全体に荷重を分散することで、325lb(147kg)という耐荷重を得ています。そして約3万円とスノピに匹敵するほど高価です。
最後に、今回購入した米国製GO-KOT(ゴーコット)です。
米国でも$134.95、現在、Christmas Early-Bird Special!というセールで$20引きですが、BYERやColemanのローコットと較べても、ずっと高価な製品です。バネ鋼の脚は6本で、日本で一般に売られている4組の脚のローコットと較べて充分な強度ですし、三分割されたサイドバーのそれぞれの両端に脚がつき、さらに荷重のかかる中央部を二本組の脚が支えることになり、よく考えられています。展開は下の動画のように、ごく簡単です。
GO-KOT Camping Cot
ゴーコットは豊富な色とデザインも魅力です。
また寝心地と耐久性を左右する張り布は、1000デニールナイロン(ピンク、ボーンを除く)、極太の繊維による丈夫な生地です。日本で販売されている他のどのコットも450~600デニールの生地ですので、メーカーがこのゴーコットをlifetime camping cotと称しているのも納得できます。私は、この生地と、ヒンジ部分にも樹脂パーツが見あたらないこと(実はアルミフレームの中に樹脂パーツを使っている部分はあります)、耐荷重350lb(158kg)、そして5年保証というトコロに惹かれてこの製品を購入しました。
メーカーHPの"Camouflage colors are made to military specifications."という一文に期するところもあり下のネイビーデジタルカモフラージュカラーを選びました。
(続く)
Teton Sportsのオーバースペックなコットは、
色々調べてみると、使用者レビューのなかには品質が安定してないことを窺わせるようなものもありました。アメリカの場合、単に返品するためだけによくないレビューを書くことも多いのですが、そうでない具体的な壊れ方などを詳述したようなものもありますし、米国での販売価格も、通常サイズのもので、$70前後と、Origin: Chinaの製品ですし、メーカーのFAQにも、made in chinaの特徴とも云える臭いについての記載があります(かの国では、ゴムや樹脂の可塑剤に粗悪なものを使う事が多いのでしばしば臭う、のです)。
他社の製品も、品質のバラツキ故に評価が別れているらしいほとんどの製品は、made in china であるようで、日本、米国製中心に探すことになりました。
日本製の代表は、スノピのスノーピークコット ハイテンション、4万円近い高価な製品で、耐荷重120kg、寝心地や、材質、構造など細部までよく練られた製品です。
脚やフレームの構造も、なるほどと思わせる展開の仕方で、斜めのX字脚とフレーム、置き場所が作る台形の構造が安定感を産んでいます。付属の説明書では、寝台面を床面に置いて展開する図解がされていますが、Webでは寝台面を上にしたまま展開する図解がされており、使い勝手もよく考えられています。特にスライド式のサイドフレームは、かなり巧妙な精度があり、前述のX脚とともにこの製品のキモです。ただ、これらのつくりのために、収納サイズが1250×280×200とでかく、そして何より、高すぎかとも思います。
米国製ではLuxuryLite Mesh Cot/UltraLite Cotがサーマレストから発売されるようになり、店頭でも見掛けるようになってきました。なにより、その収納サイズの小ささは、バックパッキングでも躊躇無くコットを持ち歩けるようになった最初の製品だと思います。
重さも、66cm巾のメッシュコットでも1740gと超軽量です。独特のボウと呼ばれる脚も、荷重のかかるところにはツイストボウというトーションバースプリングに似た方式が採られています。トーションバーはリーフスプリング、コイルバネなどよりバネ特性が優れていて、このツイストボウとシングルボウ(リーフスプリング式)の組み合わせがこの製品のキモです。ただ、脚となる樹脂製の部品、そしてショックコードで繋がれたサイドポールの強度はさほど高くなく、あくまで全体に荷重を分散することで、325lb(147kg)という耐荷重を得ています。そして約3万円とスノピに匹敵するほど高価です。
最後に、今回購入した米国製GO-KOT(ゴーコット)です。
米国でも$134.95、現在、Christmas Early-Bird Special!というセールで$20引きですが、BYERやColemanのローコットと較べても、ずっと高価な製品です。バネ鋼の脚は6本で、日本で一般に売られている4組の脚のローコットと較べて充分な強度ですし、三分割されたサイドバーのそれぞれの両端に脚がつき、さらに荷重のかかる中央部を二本組の脚が支えることになり、よく考えられています。展開は下の動画のように、ごく簡単です。
GO-KOT Camping Cot
ゴーコットは豊富な色とデザインも魅力です。
また寝心地と耐久性を左右する張り布は、1000デニールナイロン(ピンク、ボーンを除く)、極太の繊維による丈夫な生地です。日本で販売されている他のどのコットも450~600デニールの生地ですので、メーカーがこのゴーコットをlifetime camping cotと称しているのも納得できます。私は、この生地と、ヒンジ部分にも樹脂パーツが見あたらないこと(実はアルミフレームの中に樹脂パーツを使っている部分はあります)、耐荷重350lb(158kg)、そして5年保証というトコロに惹かれてこの製品を購入しました。
メーカーHPの"Camouflage colors are made to military specifications."という一文に期するところもあり下のネイビーデジタルカモフラージュカラーを選びました。
(続く)