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ひげ爺さんのお散歩日記-3

日々新た、今日は今日、明日は明日の風が吹く

「ソシンロウバイ(素心蝋梅)」 ロウバイ科 

2019-01-20 15:50:07 | 日記
   「ソシンロウバイ(素心蝋梅)」 ロウバイ科 ☆1月2日の誕生花☆
         花言葉は… 慈愛・純愛・ゆかしさ・慈しみ



 今朝の最低気温は午前10時の6.5℃。  最高気温は午後4時の11.8℃。
天気予報通り午前中は小雨が降ったり止んだり、午後は雨は止んで曇り空。


 今日は二十四節気の一つ 「大寒」 【“寒” の真ん中で、寒さが最も厳しくなる頃の事。
沢に氷が厚く張り始める。 武道では寒稽古の時期】 …だそうです。
今日から節分までが一年で最も寒いとされている季節です。 
ですが今朝は雨模様と云う事で、強い冷え込みも無く、むしろ暖かい朝でした。


 今朝はゆっくり朝風呂に入り、午後は “全国都道府県対抗男子駅伝” を見て過ごしました。
どの駅伝もマラソンも楽しみに見ていますが、この大会は格別な思いで見ています。
コースは広島市の平和公園をスタート、宮島口折り返しのコースで行なわれます。
私は広島市内に住み、結婚するまでの6年間、広島から大竹の会社まで、
このコースを電車や車で通ったからです(一時期、寮に入っていた時期も有りますが)。 
そして結婚してからは短い間ですが宮島口にも住んでいました。

社宅(大竹)に入ってからも、孫を両親に見せる為に広島市内の実家まで車で通った道です。
ですからテレビに映し出される沿道の風景が懐かしく、当時との様変わりを楽しみに、
毎回食い入るように見入っています。 市内を走る青バスや宮島電鉄、懐かしかった。
そうそう、父のお墓が有るお寺も映りました(笑。
肝心のレースは1位福島(東北勢初優勝)、2位群馬(過去最高順位)、3位長野。
広島は惜しくも4位でした(鎧坂がいたらなぁ・残念。 


 今日の花は 「ソシンロウバイ(素心蝋梅)」 です。





ここ泉州では “梅” に先駆け、年が明けて最初に咲く花が 「ロウバイ(蝋梅)」 です。
早い場所では昨年末から咲き始めているところも有ります。
よく見掛ける 「蝋梅」 には2種類あります。
花の中心部が暗褐色のものを “ロウバイ(蝋梅)” と云い、
花弁全てが黄色の花を 「ソシンロウバイ(素心蝋梅)」 と呼び分けています。
漢名の「素心蝋梅」を音読みした物だそうで、中国で “素心” とは
花の中心まで同じ色と云う意味だそうです。
“蝋梅” は中国名も “蝋梅” で、蝋で出来たような梅の花、が由来になっています。
また、臘月(旧暦の12月)に咲き、花が梅に似ているからという説もあります。
原産地は中国奥地で、日本には江戸時代に渡来したそうです。 




“梅” と名が付いていますが、梅はバラ科、蝋梅はロウバイ科で何の縁も有りません。
確かに蝋細工のような不思議な透明感が有りますね。
花には甘くて少し酸っぱいような(柑橘系?)良い香りがあります。
英名の 「ウインタースイーツ」 と云う名前も頷けます。


 花の蝋梅とは関係ありませんが、中国の 「満足が臘梅に戯れる」 という逸話…
【昔、或る北の村に李という長者の屋敷がありました。
長者の屋敷の前には河があり、橋が架かっていました。
その河は毎年冬になると凍り、人々は橋の下の氷の上を往来していたのです。
或る年の冬、1人の乞食が橋の下を通り掛かると、焚き火のあとの灰の中に
火種が残っているのを見つけて、火をおこして暖をとりました。
乞食は久しぶりの暖かさに思わず 「満足だ、満足だ」 と声を上げました。


 その声を聞いた長者が屋敷から出て来て、乞食に 「何が満足なのか」 と尋ねました。
乞食は、「3年間乞食をしているが、こんなに暖まったのは初めてで満足した」
と答えました。 乞食の名前は常楽で、寅年の7月15日生まれで、65歳でした。
長者は生まれた年と月が同じだったので貧乏な乞食に同情し、乞食を自分の屋敷に
住まわせ、名前を “満足” と改めさせました。


 満足は楽な暮しが出来るようになりましたが、諺に 「食足りて、不善をなす」 と
あるように、或る日、自分の世話をしてくれている女中の “臘梅” の手を撫でて
しまいました。 臘梅はそのことを李長者に話したが、長者は何も言いませんでした。
満足は咎められなかったのを良い事に、翌日は臘梅を抱いてキスしようとしました。
臘梅がそのことを長者に話すと、長者は手紙を書きました。


 翌朝、李長者は満足を呼んで、「この手紙を江南にいる私の従兄弟に届けてくれ」
と言い、馬1頭と銀50両を渡しました。
満足は手紙に記された江南の小さな町で李長者の従兄弟を捜しましたが、見つからず、
お金を使い果たし、馬も売ってしまいました。
途方に暮れた満足は手紙を開けてみましたが、字が読めなかったので、人に頼んで
読んでもらいました。 そこにはこんな詩が書かれていました。
   “満足、橋下の灰を忘れ、臘梅に戯れる 
         江南に我が従兄弟無し、汝、江南より帰ることなし 
                  全てを使い果せし、汝に残されしは飢え”
満足は泣いて悔やみましたが、既に手遅れで、また元の乞食になってしまいました】


今日の歩数   0歩。
コメント (4)
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