「スノードロップ(待雪草)」 ヒガンバナ科 ☆1月1日の誕生花☆
花言葉は… 希望・慰め・楽しい予告
1月31日(火)和泉市の今日の天気予報は “晴” です。
昨日の和泉市のお天気予報は“晴一時雨か雪”でした。
良く晴れ気温は8℃まで上がり、暖かな日でしたが、
夕方になって小雨が降りました(やはり雪ではなく雨でした・汗)
今日の予報は“晴”で、朝は0℃と冷えましたが、日中は8℃を予想。
関西の天気予報士は盛んに「今日は洗濯日和」だと言っています(笑。
“「和泉市・市民文化祭 子供絵画展」”
今日の絵は5年生の女の子が描いた「富士山と夕焼け」です。
元絵は 葛飾北斎の「富嶽三十六景 甲州犬目峠」のようですね。
ひげはこの絵を知らず、レンズ検索で知りました。 峠道を越える馬は自動車やトラックに、旅人は自転車に…
空には飛行機が飛んでいます。 猫ちゃんは何の意味があるんでしょうね(笑。
葛飾北斎の「富嶽三十六景 甲州犬目峠」
アダチ版画によると…
甲州街道の野田尻(山梨県上野原市)から
少し行くと犬目という宿がありました。
犬目宿から桂川沿いの下鳥沢宿へと下る途中の峠を
描いたといわれています。裾野から頂上に向けて
三色に描き分けられた富士。北斎にしては珍しく、
大らかでのんびりとした雰囲気の作品です。
近景に置かれた山の緑の鮮やかさも初夏の空気を
感じさせ、爽やかな気持ちにさせてくれます。
今日の花は 「スノードロップ(待雪草)」 です。
清楚で気品のある美しい花… この花は、思い悩むように俯いて咲き、
見る人を思考(瞑想)の世界に誘い込むような雰囲気がありますね。
以前アップした華やかな “ダイヤモンドリリー” や燃えるような “彼岸花” と同じ
“ヒガンバナ科” とは思えない、 清楚で気品に満ちた花です。
によると…〖ヨーロッパからコーカサス山脈に約10種が分布する球根植物です。
秋に球根を植え付けると、冬に芽を出して(根は秋から地中で生長を始めます)、早春に花を咲かせ、
初夏まで生長して夏の間は休眠します。葉っぱが出ている時期は冬から初夏と存外に短いです。
ヨーロッパでは古くから親しまれており宗教との関わりも深く、神話や伝説が多く残る植物でもあります。
キリスト教では2月2日の聖燭節(キャンドルマス)の花とされています〗
花弁は3枚に見えますが、内側にも緑の模様が有る3枚の花弁が有り、6弁花です。
「スノードロップ」 の名は “雪の雫(しずく)” かと思いがちですが、
この “ドロップ” は淑女の耳飾りの “イヤードロップ” の事だそうです。
原産地はヨーロッパ~コーカサス山脈辺りだそうで、大正時代初期に渡来しました。
清楚で気品のある美しい花で、数々の伝説に彩られた花です。
《スノードロップ・ドイツの伝説》…
【太古の昔、神が天地を創造された時、物に色は有りませんでした。
そこで神は、空に青を、雲に灰色を、大地には褐色を、樹木の葉には緑を配し、更にあらゆる花々を集め
「これから誕生する人類の心を癒す為に、お前たちに色を与える。 希望の色を言ってごらん」
と仰いました。 花々は喜び、様々な色をつけて貰いました。
そして最後の花に色を付け終わった時、ちょうど神様の色は無くなってしまったのです。
その時… 「私にも色を付けて下さい」 と名乗り出たのは透明な雪でした。
でも、もう神様に色は残っていません。 しばらく思案された神は
「花々に色を与え過ぎた、花に頼んで色を分けて貰いなさい」 と仰ったのです。
雪は赤いバラや黄色いヒマワリに、「色を分けて下さい」 と頼みましたが、
どの花も雪の冷たさを嫌い分けてはくれません。 雪ががっかりしていると…
「私で良かったら…」 と言ったのは “スノードロップ” でした。
「バラやヒマワリのように華やかな色では有りませんが、私の色で良かったら…」
雪が “スノードロップ” を見ると、なんと美しい白、清潔で気品のある白、
一目で気に入り、 雪は “スノードロップ” に寄り添い、色を分けて貰いました。
透明だった雪は、その日から白い雪となって大地に降り、
色ある物すべてを純白で覆い、白い世界にしたと云う事です。
そして… 全てが雪に覆われ、花々が枯れる極寒の冬でも“スノードロップ” だけは
優しく雪に抱かれ、咲き続ける事が出来るようになったそうです】
…「スノードロップ」 への感謝の気持ちだったのでしょうね。
しかし、白で良かったですね。 雪が赤や黄色だったら大変だったでしょう(笑。
もう一つの物語 ロシアの作家マルシャークの童話《森は生きている》から…
【優しい心を持つ少女が、継母とその連れ子と一緒に暮らしていました。
しかし少女は継母達に召使のように扱われていたのです。
ある年の大晦日の事、その国の我儘な女王様が 「スノードロップの花で新年を祝いたい。
スノードロップを城に届けた者には褒美を取らせる」 と云う命令をお出しになったのです。
この寒い国ではスノードロップは4月にならなければ咲かないはずの花でした。
それを聞いた継母は褒美ほしさに、少女にスノードロップの花を探させに森へ行かせました。
寒さで凍えそうになりながら花を探しましたが、見付かりません。
その時、森の中で焚き火を囲んで、楽しそうに談笑している12人の男達に出会いました。
少女は焚き火にあたらせてもらいました。
彼らは1月から12月までの12の月の精たちでした。
精たちは少女の話を聞き、哀れに思った4月の精が
「では1時間だけこの森を4月の森にしてあげよう」 魔法の杖で大地を突くと、
辺りは花の咲き乱れる野に変わりました。
少女はスノードロップの花を摘むことが出来ました。
彼らは別れ際に 「このことは誰にも話してはいけない」 と言いました。
そして、困った時に投げて呪文を唱えるように、と指輪をくれました。
継母はさも、自分が探したかのような顔をして花をお城に届けました。
沢山のスノードロップを見た我儘な女王は、
今度は 「自分でスノードロップの花を摘みたい」 と言い出しました。
この時期に咲いているはずがない事を知っている継母は、困り果て、
養っている少女が摘んで来た事を打ち明けました。
我儘な女王は少女に命じて森に案内させました。
ですがスノードロップはおろか、花一輪咲いてはいません。
困った少女が指輪を投げて呪文を唱えると、辺りはたちまちお花畑に変わりました。
王女は喜び、いつまでも花を摘んでいました。
やがて冷たい風が吹くと、一瞬にして真冬の森に戻ってしまいました。
凍える王女は、春のものを冬に手に入れようとするのは、いけない事だと気づいたのでした】
花言葉は… 希望・慰め・楽しい予告
1月31日(火)和泉市の今日の天気予報は “晴” です。
昨日の和泉市のお天気予報は“晴一時雨か雪”でした。
良く晴れ気温は8℃まで上がり、暖かな日でしたが、
夕方になって小雨が降りました(やはり雪ではなく雨でした・汗)
今日の予報は“晴”で、朝は0℃と冷えましたが、日中は8℃を予想。
関西の天気予報士は盛んに「今日は洗濯日和」だと言っています(笑。
“「和泉市・市民文化祭 子供絵画展」”
今日の絵は5年生の女の子が描いた「富士山と夕焼け」です。
元絵は 葛飾北斎の「富嶽三十六景 甲州犬目峠」のようですね。
ひげはこの絵を知らず、レンズ検索で知りました。 峠道を越える馬は自動車やトラックに、旅人は自転車に…
空には飛行機が飛んでいます。 猫ちゃんは何の意味があるんでしょうね(笑。
葛飾北斎の「富嶽三十六景 甲州犬目峠」
アダチ版画によると…
甲州街道の野田尻(山梨県上野原市)から
少し行くと犬目という宿がありました。
犬目宿から桂川沿いの下鳥沢宿へと下る途中の峠を
描いたといわれています。裾野から頂上に向けて
三色に描き分けられた富士。北斎にしては珍しく、
大らかでのんびりとした雰囲気の作品です。
近景に置かれた山の緑の鮮やかさも初夏の空気を
感じさせ、爽やかな気持ちにさせてくれます。
今日の花は 「スノードロップ(待雪草)」 です。
清楚で気品のある美しい花… この花は、思い悩むように俯いて咲き、
見る人を思考(瞑想)の世界に誘い込むような雰囲気がありますね。
以前アップした華やかな “ダイヤモンドリリー” や燃えるような “彼岸花” と同じ
“ヒガンバナ科” とは思えない、 清楚で気品に満ちた花です。
によると…〖ヨーロッパからコーカサス山脈に約10種が分布する球根植物です。
秋に球根を植え付けると、冬に芽を出して(根は秋から地中で生長を始めます)、早春に花を咲かせ、
初夏まで生長して夏の間は休眠します。葉っぱが出ている時期は冬から初夏と存外に短いです。
ヨーロッパでは古くから親しまれており宗教との関わりも深く、神話や伝説が多く残る植物でもあります。
キリスト教では2月2日の聖燭節(キャンドルマス)の花とされています〗
花弁は3枚に見えますが、内側にも緑の模様が有る3枚の花弁が有り、6弁花です。
「スノードロップ」 の名は “雪の雫(しずく)” かと思いがちですが、
この “ドロップ” は淑女の耳飾りの “イヤードロップ” の事だそうです。
原産地はヨーロッパ~コーカサス山脈辺りだそうで、大正時代初期に渡来しました。
清楚で気品のある美しい花で、数々の伝説に彩られた花です。
《スノードロップ・ドイツの伝説》…
【太古の昔、神が天地を創造された時、物に色は有りませんでした。
そこで神は、空に青を、雲に灰色を、大地には褐色を、樹木の葉には緑を配し、更にあらゆる花々を集め
「これから誕生する人類の心を癒す為に、お前たちに色を与える。 希望の色を言ってごらん」
と仰いました。 花々は喜び、様々な色をつけて貰いました。
そして最後の花に色を付け終わった時、ちょうど神様の色は無くなってしまったのです。
その時… 「私にも色を付けて下さい」 と名乗り出たのは透明な雪でした。
でも、もう神様に色は残っていません。 しばらく思案された神は
「花々に色を与え過ぎた、花に頼んで色を分けて貰いなさい」 と仰ったのです。
雪は赤いバラや黄色いヒマワリに、「色を分けて下さい」 と頼みましたが、
どの花も雪の冷たさを嫌い分けてはくれません。 雪ががっかりしていると…
「私で良かったら…」 と言ったのは “スノードロップ” でした。
「バラやヒマワリのように華やかな色では有りませんが、私の色で良かったら…」
雪が “スノードロップ” を見ると、なんと美しい白、清潔で気品のある白、
一目で気に入り、 雪は “スノードロップ” に寄り添い、色を分けて貰いました。
透明だった雪は、その日から白い雪となって大地に降り、
色ある物すべてを純白で覆い、白い世界にしたと云う事です。
そして… 全てが雪に覆われ、花々が枯れる極寒の冬でも“スノードロップ” だけは
優しく雪に抱かれ、咲き続ける事が出来るようになったそうです】
…「スノードロップ」 への感謝の気持ちだったのでしょうね。
しかし、白で良かったですね。 雪が赤や黄色だったら大変だったでしょう(笑。
もう一つの物語 ロシアの作家マルシャークの童話《森は生きている》から…
【優しい心を持つ少女が、継母とその連れ子と一緒に暮らしていました。
しかし少女は継母達に召使のように扱われていたのです。
ある年の大晦日の事、その国の我儘な女王様が 「スノードロップの花で新年を祝いたい。
スノードロップを城に届けた者には褒美を取らせる」 と云う命令をお出しになったのです。
この寒い国ではスノードロップは4月にならなければ咲かないはずの花でした。
それを聞いた継母は褒美ほしさに、少女にスノードロップの花を探させに森へ行かせました。
寒さで凍えそうになりながら花を探しましたが、見付かりません。
その時、森の中で焚き火を囲んで、楽しそうに談笑している12人の男達に出会いました。
少女は焚き火にあたらせてもらいました。
彼らは1月から12月までの12の月の精たちでした。
精たちは少女の話を聞き、哀れに思った4月の精が
「では1時間だけこの森を4月の森にしてあげよう」 魔法の杖で大地を突くと、
辺りは花の咲き乱れる野に変わりました。
少女はスノードロップの花を摘むことが出来ました。
彼らは別れ際に 「このことは誰にも話してはいけない」 と言いました。
そして、困った時に投げて呪文を唱えるように、と指輪をくれました。
継母はさも、自分が探したかのような顔をして花をお城に届けました。
沢山のスノードロップを見た我儘な女王は、
今度は 「自分でスノードロップの花を摘みたい」 と言い出しました。
この時期に咲いているはずがない事を知っている継母は、困り果て、
養っている少女が摘んで来た事を打ち明けました。
我儘な女王は少女に命じて森に案内させました。
ですがスノードロップはおろか、花一輪咲いてはいません。
困った少女が指輪を投げて呪文を唱えると、辺りはたちまちお花畑に変わりました。
王女は喜び、いつまでも花を摘んでいました。
やがて冷たい風が吹くと、一瞬にして真冬の森に戻ってしまいました。
凍える王女は、春のものを冬に手に入れようとするのは、いけない事だと気づいたのでした】