ひげ爺さんのお散歩日記-3

日々新た、今日は今日、明日は明日の風が吹く

「一人静/吉備一人静」 センリョウ科 

2023-03-31 08:43:20 | 日記
     「一人静/吉備一人静」 センリョウ科 ☆2月4日の誕生花☆
         花言葉は… 静謐・隠された美・愛にこたえて


                     ⇧ 「ヒトリシズカ(一人静)」 


                     ⇧ 「キビヒトリシズカ(吉備一人静)」  


 今日の花は 「一人静/吉備一人静」  です。




「一人…」 とは一本の茎に一つの花の事、「…静」 とはあの源義経の側室 
“静御前” の事で、静御前が一人で舞っている姿を偲んで名付けられたそうです。
また 「ヨシノシズカ(吉野静)」 の名も有ります。
“和漢三才図会” に静御前が吉野山で歌舞をしたと書いてあり、
その後、静御前の奇麗さになぞらえて名付けられたそうです。




茎の先に4枚の葉を付け、その先にブラシのような白い花が咲きます。
花と云っても花弁は無く、1輪の花は3本の雄蕊と、その上の雌蕊から出来ています。
3本の雄蕊の真ん中の1本には葯(花粉が入った袋)が無く、
外側の2本葯が付きます。 白い雄蕊の根元(脇の下の部分)に黄色い葯が見えますね。
雌蕊はその3本の雄蕊の上の丸く(穴のように)見える部分です。


派手さは有りませんが、静かな佇まいで奥ゆかしさを感じさせますね。 
花言葉の “静謐” はそんなところから付けられたのでしょう。
“静謐” の “謐” はまだ一度も書いた事の無い漢字です(笑。
余談ですが、ドラえもんに出てくる “しずかちゃん” は “源静香(みなもとしずか)” と言い、
静御前から来ているそうです(笑。
原産地は日本、中国東北部、シベリア、朝鮮半島だそうです。

⇩ 下の花は 「キビヒトリシズカ(吉備一人静)」 です。



昨年4月20日に “花の文化園” で撮った写真です。
“一人静” より1~2週間ほど遅れて咲き始めるそうです。
検索してみると… 【「吉備一人静」 は中国地方を中心に、近畿地方から九州北部、
四国の一部の明るい林のなかや林縁などに生育する多年草です。


「吉備…」 の名は、総社市(岡山県)の北部で採集された標本をもとにして
初めて発表されたので、「吉備」の名を冠している】 …そうです。
“一人静” と比較してみると、「吉備一人静」 は繁みの高さが30cmと大きく、
葉に艶が有りません。
花の全体は良く似ていますが、細部は少し違います。
“一人静” に見られる黄色い葯が見えませんね。
雄しべの後ろ側に葯が隠れているのだそうです。

 児童絵画展”にアップされていた絵を紹介しています。
今日の絵は小学3年生の女の子が描いた 「水牛の琉太くんとのんびり竹富島観光」 です。


この琉太くんの目… ハッハッハッハなんという目だ(笑。
いいですねぇ、コロナも落ち着いている今、全国旅行割引キャンペーンを
利用して、の~んびり沖縄観光がしてみたいですね。

 過去の 「ひげ爺の子供見守り隊」 の紹介です

 2016年01月13日  見守りエリアに着くとすぐに4年生たちが帰って来ました 
「おかえり」 「ただいま~」 「今日は帰りがちょっと早いじゃないか、どうして?」 
「合唱の練習が早く終わったからもう帰っていいって」 「合唱? ようわからのう」
「あんなぁ、2月に2分の1成人式があんねん。 親の前で歌う歌の練習やってん」
4年生は10歳と云う事で、見守っている小学校では毎年2月の父兄参観日に
2分の1成人式が行なわれます。 子供たちはここまで育ててくれた両親に感謝の言葉や
将来なりたい職業などを書いた手紙を読み上げ、感動した親たちが涙を流す… 
そんな光景が毎年見られるそうです(笑。
「おうおう、もうそんな季節か。 で、もう両親への手紙は書いたんかぁ?」 「まだ、今考えてん」 
「ほうかぁ、思いっ切り親らを褒めあげて泣かせたれぇ」 「うん」(笑。

 2016年01月14日  5年生のあの “鍋好き” の女の子が帰って来ました 「おかえり~」
「ただいま~、おっちゃん今晩はナベ~」(笑。 
「お前は本当にナベ好きじゃの~、おっちゃんは昨日の晩がナベじゃったでぇ」
「へ~、何ナベ?」 「鴨ナベ」 「コープの鴨ナベが美味しいねんな~」(笑。
(帰宅後、妻にあの鴨ナベはどこで買ったのか聞くと 「CooPのよ」・笑)
その子が 「あとの汁にうどん入れたら美味しいよ」 
「おっちゃんら、ダシが美味しかったんで全部飲んでしもうた。 汁は残っとらんかったんじゃ。
ほいで今日お前んとこは何ナベなん?」 「お母さんがカニナベって言ってた」
「カニナベ~!? 何と豪勢なの~」 「あとでカニ雑炊すんねん」 「か~ 美味しそう」(笑。

今日の見守りは2時半(1.2年生)と3時半の2回。 3時から見守って来ました。
4年生の女の子が帰って来ました 「おかえり~」 「ただいま~今日なぁ避難訓練があった」
「おうおう、そういやぁ17日は阪神淡路の地震が有った日じゃけぇの~。 ほいで
何時間目に有ったんや?」 「2時間目。 ウインウインウインってサイレンが鳴ってなぁ
“地震が有りました。 机の下に隠れて身を守って下さい” って放送が有ってん」
「皆んな真面目にやったんか? 去年は机の下でピースしとるやつが居ったらしいで」
「そうやねん、男の子はピースしてた。 その子なぁ、幼稚園の時も一緒やってん。
幼稚園の時は(避難訓練の時)先生にすがって泣いてたんやでぇ」(笑。

 2016年01月15日  今朝、新しいシューズを下ろしました。 
マラソンをしていた頃は年に4足の靴を履き潰していたのですが、昨年は3800km歩き3足でした。 
1足当たり≒1300km弱歩いたと云う事ですね(笑。 
玄関には常に3足のシューズが並んでいて、それを順番に使い回しています。
3足ともメーカーもデザインも色も全く同じ靴で、お客さんが来られると
並んでいるシューズを見て、皆さん一様に驚かれます(笑。 
他のシューズとテレンパラン(入れ違い)にならない様に、組合せ毎にマジックで印を付けています(笑。 
真新しい靴は気持ちがいいのですが、何だか気恥ずかしいものですね(笑。


3年生の男の子 「おっちゃん靴がピカピカじゃん」 「おう、今朝下ろしたばっかりじゃ」
するこの子、ひげの靴を踏んで一目散に逃走… 「なにすんじゃ このやろうー」(笑。
追っかけ回して持っている警棒で頭をコツン(軽く)。 
「速っ、おっちゃん脚が速いな~」(笑。
「そりゃぁそうよ、若いころは野球部じゃったんじゃけぇ、まだお前らにゃぁ負けん」
その子、後から来る子らに 「おっちゃん足速いねんでぇ、ダーって」(笑。
良い宣伝をしてくれました(笑。


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「ワスレナグサ(勿忘草)」 ムラサキ科

2023-03-30 11:20:26 | 日記
    「ワスレナグサ(勿忘草)」 ムラサキ科 ☆5月15日の誕生花☆   
        花言葉は… 私を忘れないで・真実の友情




 昨日のうちに用意していた今朝のブログ、消えていました 
と、とうことで、改めて書き直しました 

 “異次元”と言える?岸田首相の少子化対策 By毎日新聞
拭いがたい認識のズレ・・・“異次元の…”と言うからには、国民がびっくり
するような手厚い施策を扛つのかと思いきや・・・ これまでの手当てに
多少肉付けした程度? 政府に危機感はあるのかなぁ 
このまま日本の人口が減少を続ければ、大変な事になる。
年金は行き詰まり、あらゆる職種の人手不足、経済も回らなくなります。

たとえば、出産から保育、小中校の学費は無料にするとか・・・
防衛費には即何兆円という予算をつけるのに、日本の将来考えれば
このくらいしてもいいだろう
そうそう、若夫婦が出産をためらう一番の理由は、
育児の不安ではないでしようか? 昔は夫婦どちらかの親が近くにいて、
アドバイスをしたり、子育てを手伝ったりしていましたよね。
でも今は核家族化していますものね。

そこで…両親が同町内に住んでいれば、一律5万円とか10万円を
補助するとか。 難しいかなぁ。でも、もっとお爺さんお婆さん(両親)を
有効活用する手があるように思うんだけどなぁ 
まぁ嫁・姑問題もあるからなぁ。5万10万もらっても一緒には住まんか 

 今日の花は 「ワスレナグサ(勿忘草)」 です。





この花を見ると “♪忘れな草をあなたに” が思い浮かびます。
花の名前は 「勿忘草」 ですが、曲名の花は “忘れな草” なんですね(笑。 
菅原洋一さんや芹洋子さんなど多くの方が歌っておられますが、
私は倍賞千恵子さんの透明感のある歌声が好きですね(笑。 
「わすれな草」 …なんと云っても名前がロマンチックですね。
人気がある花で、塀の回りをぐるっとこの花で囲まれているお宅も見受けます。






「勿忘草」 の “勿” は “…してはいけない” と云う、禁止を意味する字なのですね。
“なかれ” とも読み、“…すること勿れ” のように使われます。 
そこで、ある植物学者が 「勿忘草」 は 「忘れな草」ではなく、 
正しくは “忘るな草” と読むべきだと言ったとか(笑。






青、ピンク、白の「勿忘草」をアップしてみましたが、やはり青が一番 「勿忘草」 らしいですね。
原産地はヨーロッパ、アジアの温帯、亜寒帯で、日本には明治時代に渡来したそうです。








ドイツに伝わる 「勿忘草」 伝説…
 【騎士ルドルフが恋人ベルタとドナウ川畔を散歩中、岸辺に咲くこの美しい花を見付けました。 
ルドルフが摘んで捧げようとして手を伸ばしますが届きません。
やっとこの花に手が届いた時、足を滑らせ川に転落してしまいました。 
川の流れは速く、水に流されながらもこの花を岸に投げ、「私を忘れないでー!」と叫び
流れにのまれてしまいました。 
べルタはこの花を「忘れな草」と名付けて墓に捧げ、生涯その花を髪に飾り続けたそうです】
…英名はこの伝説に因み、この花に 「Forget-me-not」 という名を付けました。
日本の 「勿忘草」 はこれを和訳したものだそうです。


 児童絵画展”にアップされていた絵を紹介しています。
今日の絵は小学1年生の男の子が描いた 「たけのこ」 です。


 上手ですねぇ、絵のそばに気の利いた文字を入れると、絵手紙になりそうな雰囲気が有ります。
ひげは無類の筍好き、一番はレンコンですが(笑。 
先っちょの柔らかい部分より、根っこのイボイボが有る部分のガシガシした食感が好き。
筍、レンコン料理は何日続いても苦になりません。 
そろそろ岩国の妻の妹たちから届くはずなんだけど (笑。

 過去の 「ひげ爺の子供見守り隊」 の紹介です
 2016年01月07日  9時半から散歩に出ました。 9時の気温は8.7℃。
河内長野市に住む孫たちは明日から3学期が始まりますが、和泉市は今日からです。
同じ大阪でも市によってまちまちなんですね。 下校時間は11時半です。
と云う事で、学校周辺を散歩し、帰りに見守って来ました。

4年生の女の子が2人連れ立って帰って来ました 「おめでとう、元気じゃったか~」
「おめでとうございます。 元気じゃったよ~、おっちゃんもぅ?」
「おう、おっちゃんも元気じゃったでぇ。 お前らお年玉をえっと(沢山)貰うたんじゃろう」
「2万3千円」 「うちは3万2千円」 「お前ら金持ちじゃの、おっちゃんに貸してくれや」(笑。
「お母さんが貯金しとくって半分取られた」(笑。 「へ~、ほいでもう何かに使うたんか?」
「昨日なぁ、お婆ちゃんの誕生日やってん。 ジャンパーを買ってあげた」
「へ~、幾らのを買ってあげたん?」 「2860円」
「えらい! お前は本当にえらい! う~~~涙が出るのぅ、おっちゃんの目を見てみぃ」
「あっ、涙が出てる…」 するともう一人の子が 「嘘やでぇ、おっちゃん後向いてツバ付けてた」
「きったな~(汚い)」(大笑い。 「なんやお前、感動の名場面なのにバラすなやぁ」(笑。

このお婆ちゃんは妻(昔散髪屋さんでした。 今は自治会内のお年寄りの散髪をしています)
の散髪のお得意さんで、お婆ちゃんが通っているデイケアの介護士さんに “いつも小奇麗にしている” 
と褒められ、 「私には専属の美容師さんが居るんです」 と言って下さっているあのお婆ちゃんです。 
今度出会ったら “良いジャンパーですね” って言って上げなきゃ(笑。
…そんな事で3学期の見守りが始まりました(笑。

  2016年01月08日  3年生の女の子が2人連れ立って帰って来ました 「おかえり~」 
「ただいま~」 「今日からもういつもと同じ授業が有ったんか?」 
「うん、おっちゃん、あんなぁ」  「おう何や?」 「今日サッカーやってん」 「おうおう」
「男の子ら、ボールを蹴る時、五郎丸ポーズするねん。 あれってラグビーやろ?」(笑。
「はっはっは、まぁラグビーじゃけど男の子はやりそうなの~」(笑。
「でなぁ、お尻をプリプリって振るねん。 こうやって… 笑ったわ」(笑。

6年生の女の子が帰って来ました 「おかえり~」 「ただいま~」
「お前らとも今学期でお別れじゃのぅ」 「う~~~寂しい」 「うそをつけ!」(笑。
「中学はそこの学校に通うんか?」 「うん、自転車買ってもらってん」
「自転車通学か? カッコええのぅ。 おっちゃんは高校の時に自転車で行っとたでぇ」
「でなぁ、ほんとは電動のアシスト自転車が欲しかってん」
「何言いよるんや、贅沢な」(汗。 「お年玉を足して買うって言ってもダメって」
「そりゃぁそうよ。 自転車を買うてもろうただけでもええじゃないか」
贅沢と云うか、時代と云うか…(汗。

 2016年01月12日  今日は一斉下校で、3時半から1回です。 
朝散歩が短かったので1時から散歩に出て、その帰りに見守って来ました。 
3年生の女の子たちが帰って来ました  「おかえり~」 
「ただいま~、おっちゃん今日なぁ係りを決めたぁ」
「係りって学期ごとに決めるんかぁ?」 「そうやで、うちご飯取り係りになった」
「ご飯係りって、給食係りじゃないんか?」 「給食係は給食係っ!」
「なんや偉そうに… 知らんけぇ聞いとるのに… ほいじゃぁご飯係りは何をする係りや?」
「ごめん。 あんなぁ、大きな入れ物から皆んなにご飯をつぐ(よそう)やんかぁ」 
「おうおう、おひつみたいなもんじゃのう」 「おひつってなに?」(汗・笑。

今の子はおひつを知らんかぁ? おひつは死語?(汗。 ここで “おひつ” の説明(笑。
まあ今は保温機能が有る炊飯器でしょうから無理もないか。
簡単に説明すると 「まあそんなもんや」(笑。 「で、ご飯取りは何をするんや?」
「その容器(おひつみたいな)にくっ付いてるご飯を取る係り」
「へ~、そんな係りがあるんかぁ」 取ったご飯はビニール袋に入れて返すのだそうです。
残飯にするのならビニール袋に入れない方がいいような気がするけど… まあいいか(笑。
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「サクラ(染井吉野)」 バラ科

2023-03-29 07:46:38 | 日記
    「サクラ(染井吉野)」 バラ科 ☆4月11日の誕生花☆
         花言葉は… 優美な女性・精神美・純潔




 WBC…日本が全勝で世界一を勝ち取って約1週間、
まだまだその余韻があとを引いています。
栗山監督は連日テレビ出演し、最近はコーチまで顔を出して、
もてはやされています。まあ完全優勝なので当然といえば当然ですが、
ちょっと食傷気味です  

まぁこれ以上ない結果だったので、何を語っても文句は無いのですが・・・
ひげは最初不振だった村上を4番で使い続けるのは反対でした。
勝負に徹するなら、無安打だった初めの1試合で即打順を下げるべき
だったと思っています。幸い、村上が4番にいる時も他の選手の
活躍で勝っていたからいいものの・・・もし負けていたら・・・
選手を信頼していると言えばカッコ良いけど、負けていれば
「短期決戦では勝負に徹しろ」「決断力不足」と批判されていたかも
知れません 紙一重でした。栗山さんの運の強さを感じます。
嫌なら見なけれいいのに、つい見てしまう  

 今日の花は 「サクラ(染井吉野)」 です。






昨日、大阪の染井吉野が満開をむかえたと発表がありました 






「染井吉野(ソメイヨシノ)」 は “オオシマザクラ” と “エドヒガン” の交配種と云われています。
名前の由来は東京都豊島区にあった染井村から広がり、当初桜の名所として有名な吉野山に因んで 
“吉野桜” の名で売り出されたそうです。 しかし吉野山の桜は “山桜” なので、
混同を避けるため生産地の “染井” の名を付けて 「染井吉野」 としたそうです。






桜前線北上などと言いますが、本州から北海道の南部(道南)まで広く分布している
この同じ遺伝子を持った桜(開花条件が同じ)だからこそ、前線が描けるんですね。 
よく暖かい鹿児島より東京のほうが早く開花する事が有りますね。 
これはある一定の寒さにあわないと開花スイッチが入らない為だそうです。





  
桜の種類は違いますが、沖縄では山の上から、そして北の方から咲き始めるのも、この理屈ですね。 
暖かければ咲くと云うものでは無いのです(笑。




北海道が見頃を迎えるのは5月だそうですから、これからひと月かけて
桜前線は ゆっくり北上して行くんですね。

 ブログ内の染井吉野を検索していると、亡くなった母のこんな日記が出て来ました。 2014年03月31日 
1時半、母が階下から 「よっちゃん(ひげ)、今日は散歩に行かんの?」 と叫んでいます(笑。
おっと、歩く気満々(笑。 妻によると、ご近所でも “お婆ちゃん、元気になったねぇ” と
評判になっているそうです。 今日はいつもの花壇では無くて、少し遠出して遊歩道の桜を
見に行って来ました。 「奇麗なねぇ、桜を上から見たのは初めてじゃ、ありがとね」
本当は遊歩道まで降りて見せたかったのですが、20段位の階段が有り、母には無理です。

土手の上からの見物です。 帰宅時、妻が 「どこまで行ったん?今日の散歩は長かったねぇ」
「桜を見せてもろうた。 奇麗かったよぅ」 おう、覚えとる(笑。 

ああそれなのにそれなのに… 夕食時… 「お婆ちゃん、今日桜を見に行ったよねぇ」
「桜?知らんよ。 車で行ったん?」(汗。 この証拠写真を見せると…
「まあ~髪が真っ白じゃねぇ」 「そんとな事はどうでもええんよ、思い出したぁ?」
「分からん、ここはどこねぇ」 アカン! 何にも覚えとらん(汗。
「わ~、おかずがいっぱいいっぱい… ええこっちゃ、ありがとね」 なんだかなぁ(笑。


 “児童絵画展” にアップされていた絵を紹介しています。 
今日の絵は小学3年生の男の子が描いた 「だらしないキッチン」 です。
今日の絵は小学1年生の女の子が描いた 「おかえり おじいちゃん」 です。


ふっふっふっふ… お盆の集まり=美味しいものが食べられる。
まぁ小学1年生ですから、これも良いでしょう(笑。
おじいちゃんもちゃんと帰って来て、缶ビール片手に孫たちを見守っています(笑。

 過去の 「ひげ爺の子供見守り隊」 の紹介です

 2015年12月11日  3年生の女の子が2人連れ立って帰って来ました 「おかえりっ」
「ただいまっ」  「お前ら、もうサンタさんに何が欲しいか頼んだんか?」 「サンタさんていてへんで」 
「何でや? サンタさんが毎年プレゼントを持って来てくれるじゃないか」(苦。
「去年な~クリスマスの前、パパの部屋にプレゼントが置いて有ってん」(汗。
「ほうかぁ」 「だからな~パパがニセサンタやねん」
「サンタさんもクリスマスイブは忙しいけぇ、パパに頼んだんじゃろう」(苦。
するともう一人の子が 「サンタさんはいるでぇ、去年お手紙書いたら返事が来たもん」
「ほ~、その手紙、どこへ出したんや?」 「どこか知らんけど外国」
「ホレ見てみぃ、サンタさんはおるんじゃ」 難しい年頃です(汗。
小学校3年生位が分岐点ですね(笑。 毎年返事に困ります。

 2015年12月15日  4年生の女の子が2人連れ立って帰って来ました 「おかえり~」 
「ただいま~」  「おっちゃん、この子シャックリが出てなぁ、脅かしても止まらんねん」(笑。
「おうおう、おっちゃんにまかしとけ。 おっちゃんはシャックリ止める名人なんじゃ」
「ほんとう~? やってみて」 「ええか、ちょっと痛いけど我慢せぇよ」 「うん」
その子の左手首を止血する様に親指と残り4本の指で少し強く押さえ…  10秒間。
「1.2.3…8.9.10…どうや?」 「まだ分からん」(笑。
暫らく一緒に歩いて経過観察(笑。 友達が 「止まったんとちゃうん?」
「うん、治ったみたい…」 「おっちゃん凄いな~」(笑。
むか~し、昔、“指圧の心は母心” の浪越徳次郎さんがテレビでやっていたのです。
見守りを始めて、これまでに3人ぐらいの子にやって見ましたが、全員すぐに止まりました。
皆さん、シャックリが止まらない子を見かけたらお試しあれ。 そんなには居ないか(笑。

 2015年12月17日  この時間はもう日が陰り、風も強くなって寒かった~。
5年生の女の子が帰って来ました。 この子はおっとりした子で、話すのもゆっくりです。
「おかえり~」 「ただいま~」 「寒うなったの~」 「今晩はナベやねん」
「ナベって、今晩のおかずか?」 「あんな~、お母さんが今日は寒くなるからナベにするって」
「おうおう、そりゃぁ寒い日はナベが一番じゃ。 ほいで何ナベや?」
「キムチ鍋」 「ほ~、そりゃぁ身体が温まってええの~」
「あんな~、後で汁が残るやろ~、それにご飯を入れて食べるのが好きやねん」
「おうおう、オジヤか? お前子供なのにおばちゃんみたいなの~」(笑。
「美味しいよ~」 「わかる、わかる、おっちゃんらもナベの最後は必ずはそうする」(笑。

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「モモ(桃)の花」 バラ科

2023-03-28 08:21:11 | 日記
        「モモ(桃)の花」 バラ科 ☆3月3日の誕生花☆
       花言葉は… あなたに夢中・気立ての良さ・天下無敵




 最後の放射線治療が済んで10日、抗ガン剤の点滴が
済んでちょうど1週間が経ちました。
喉の痛みや腫れはまた治りませんが、食欲の方には少し変化が・・・ 
TV番組でトロ~りとしたあんかけラーメンを食べていました。 
それを見ていると、かって食べた時の食感や味が蘇り、
「食いてぇ~」 エースコックのワンタン麺・・・海老フライカレー・・・「食いてぇ~」
もしかしたら、食べれるかも・・・と、いう事で、1階のコンビニに行き、
似たような物を見てみましたが、本物の食べ物を見ると急に食欲が
失せてしまいました  まだまだですね。
でも食べたいと思えただけでも、進歩かも知れないです 


 今日の花は 「モモ(桃)の花」 です。





ひげの住む和泉市に隣接する岸和田市の包近(かねちか)地区は、 大阪府最大の桃の産地で、「包近の完熟桃」 として有名です。 
「完熟桃」 とは、消費地(大阪)が近いので、出荷ぎりぎりまで木に実らせたままで熟させ、
頃合をみて収穫するのです。 出荷時が食べごろと云う訳です。


なので全国のスーパーに出回る事はほとんど有りません。 ↑地元のスーパー “オークワ” で(6月中旬) 




       ⇧ 写真は “菜の花” とコラボ。






       ⇧ 写真は “紫花菜” とのコラボ。


ピンク色に染まる畑が一面に広がっています。 桃畑が車道の両側に広がる場所も有り、
たまに車を道路の脇に停めて花を眺めたり、写真を撮っている人も有ります。  




「包近の完熟桃」  と紹介しましたが、ギネス認定の桃でも有るんです。
包近で桃を栽培する “マルヤファーム” の桃が糖度世界一を記録した桃として
2014年5月にギネス認定されました。
平均糖度22.2度(通常の桃糖度は12度程)でギネス世界記録に認定されたのですが、
1玉の皮を剥き種を除いて実だけをジューサーにかけた平均糖度なので、
一番甘い部分の糖度を測ると30度は超えていたそうです。





            桃源郷記 
 中国は晋の時代、ある漁師が小船に乗り川を何処までも遡って行くと、
その川の水源辺りの山に人一人が通れる穴が開いていて、通り抜けるとそこには
見渡す限り桃の花が咲き乱れ、村人が楽しそうに暮らしていたそうです。 
漁師は歓迎され、お酒を酌み交わし、 大いに話し楽しい時間を過ごしました。 
話しているうちにこの村人達は秦の戦火を逃れ、ここに移り住んだ事が分かりました。 
秦が滅び、漢の時代が終わり、 今は晋の時代だとも知らず平和に暮らしていたのです。
 



  漁師が村を後にする時、村人は 「ここの事は決して他言しないでくれ」 と頼んだのです。
ですが里に帰った漁師は役人にこの村の事を話してしまい、
役人と共に再び 「桃源郷」 を目指したのですが、桃の咲く山はもちろん、
あの 「桃源郷」 に続く穴も見つける事は出来なかったと云う事です。  
…どこか “浦島太郎” にも似た話ですね(笑。


 児童絵画展”にアップされていた絵を紹介しています。
今日の絵は小学2年生の男の子が描いた絵(題名は有りませんでした)です。



のこ~った、のこった!! 上体を海老反りにして、のこ~った、のこった!! 
それにしても… あの上下さかさまの顔は… (笑。
まぁ理論的には、そうなる事はあり得るのですが… (笑。
小学2年生にはそうなったんでしょうね(笑。 行司さんも力が入っていますね。

 過去の 「ひげ爺の子供見守り隊」 の紹介です

 2015年11月26日  昨日・今日・明日、先生と父兄の懇談会が有るため、見守りは1時からです。
5年生の女の子が帰って来ました 「おかえり~、おっ、髪型がかわっとる。 失恋したんか?」(笑。
この子はいつも髪をポニーテールにしているんですが、今日はおかっぱ頭でした。
「ちゃうよう~、朝寝坊して髪をとかす時間が無かってん」 すると傍を歩いていた友達が 
「おっちゃん古いなぁ、失恋しても髪型変える子なんて今時い~へんでぇ」
「はっはっは、さよかぁ」(笑。  「でも髪型が変わったのに気付いたのはエライわぁ~」 
「さすがやなぁ、おっちゃん!」 すかさず手を差し出し 「なんやこの手は?」 
「褒めてあげたじゃん。 チョコチョコ」 ったく、こいつら~(笑。 

 2015年11月27日  今日も父兄懇談で下校時間は1時15分です。 1時から見守って来ました。
あの歌手志望の夏花ちゃんが何か持って帰って来ました 「おかえり~」
「ただいま~、おっちゃん “じゃじゃ~ん”」 「おっ、湯呑、どうしたんそれ?」

「修学旅行の時に作ってん」 それが焼き上がって今日学校に届いたのだそうです。
どうです、夏花ちゃんの表情(あの目・笑。 歌手を目指すだけ有ってタレント性が有るでしょう?

ひげの孫のさっちゃんも先日伊勢志摩に修学旅行に行きました。
さっちゃんたちはアジ(魚)の捌き(腹を割き、内臓を取り出す)を体験したそうです。
何日かして、それが干物になって学校に届き、皆んなで分けて家庭に持ち帰ったそうです。
最近の修学旅行ではそんな体験学習もするんですね。

 2015年12月03日  今日の見守りは2時半(1年生)と3時半の2回。 3時から見守って来ました。
寒ぶ,寒ぶ,寒ぶ,寒ぶ,寒ぶ… 下着3枚に冬用のスポーツウエアで出掛けたのですが
寒かった~(震。 強い風に加え、途中から雨も降り出し… 
♪風はひゅ~るひゅる 波は~ざんぶりこ~… です(涙。
帰ってくる女の子、女の子皆んな 「さぶい~、おっちゃんポケット貸して」
ひげの上着やズボンのポケットに手を突っ込んで来ます(汗。
「こらこら、やめぇ~や恥ずかしいけぇ」(笑。

四姉妹の三女(小4)が帰って来ました 「どうや赤ちゃん、風邪引かんと元気にしとるか?」
赤ちゃんは夏休み前に生まれたのでもうすぐ5ヵ月になります。 「元気やで~」
「もう寝返りは打てるよのぅ?」 「うん、まだ手の力が弱いやんか~」 「うんうん」
「まだハイハイはようせんけどなぁ、うつぶせになって足で蹴って進むねん」(笑。
「ほうかぁ、段差がある所は気を付けにゃイケンのう」 大きくなるのは早いものですね。


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「ハナモモ(花桃)」 バラ科 

2023-03-27 08:14:25 | 日記
          「ハナモモ(花桃)」 バラ科 ☆3月3日の誕生花☆
    花言葉は… 恋のとりこ・良い気立て・チャーミング・なつかしい日




心配な事・・・【厚生労働省が26日に発表した新型コロナウイルスの
新たな感染者は、全国で6324人、東京都では667人となり、
全国、東京ともに前週の同曜日より4日連続で増えています】
最近はコロナの分類が2→5類に移行するだの、
マスクの着用緩和策、花見・花見などで、新型コロナに対する関心が
薄れつつあるようですが・・・ちょっと心配なニュースですね 


 今日の花は  「ハナモモ(花桃)」 です。

「花桃」 は花を観賞するために改良された桃で、実は生るには生るのですが
小さくて固くて食用には適しません。
最初の2枚は 「ゲンペイモモ(源平桃)」 です。
白地に赤やピンクの色が散りばめられ、とても華やかで賑やかな花ですね。

⇩ 花桃の代表的な品種 「ヤグチ(矢口)」 です。

“ひな祭り” の時に切り花として飾られる花桃はこの品種なのだそうです。

⇩ 「キクモモ(菊桃)」 です。 細い花弁が放射状に広がり、まるで菊の花の様です。




⇩ 白い花は 「カンパク(関白)」。

透き通るような純白の花、「寒白」 と書く事も有るそうです。

⇩ 最後の 「花桃」 の品種は分りませんが赤が鮮やかです。



 和泉市の西隣り、岸和田市包近(かねちか)地区は桃の産地です。
どうしてこの地区が桃の産地になったのか? 
岸和田の広報誌に載った “包近(かねちか)の赤鬼伝説” を紹介します。 
因みに… 近くに “父鬼町(ちちおにちょう)” の名も有り、
また今は “春木町(はるきちょう)” の名になっていますが、
以前は “母鬼町(ははきちょう)”  だったという町もあります。
また “九鬼町(くきちょう)”  と云う町名も残っています。 
文中に出てくる  “神於山(こうのやま)”  は包近の南に位置します。

     『包近の赤鬼伝説』 

 【昔なぁ、包近の辺りはなだらかな草の丘でなぁ、桃は1本も無かった頃のことやぁ。
ナミと云う名の可愛い少女がひとりで春菜を摘んでた。 
ナズナ・ハコベラ・ホトケノザ、 籠の中は七草のええ香りでいっぱいやったぁ。 
帰ろ、と目ぇ上げてびっくりした。  鬼が3匹立っちゃぁるんやもん。 
いちばん大きな赤鬼がニターッと牙をむき出して、
「お前、えらいべっぴんやなぁ。なんて名ぁや?」 牛のような太い声で尋ねた。
「うち、ナミ」 「ナミ、お前、俺の嫁になれ」 とたんに、後ろで青鬼と黒鬼が、
「そうや、兄きの嫁になれ!」 「決ぃまった、決ぃまった!」 って、囃し立てた。
「うち、いやや」 ナミは泣きもって家へ飛んで帰った。


 3匹の鬼はナミの家まで押しかけて来て、どうでもナミを嫁にくれ、いうて聞けへんかった。
親どもは土間に額をこすりつけて鬼に頼んだ。 
「堪忍してくれぇ!ナミはまだ子供や!」  「歳、なんぼや?」 
「13、いや、12や・・・・・」 「そら、ちっと若すぎるなぁ」
赤鬼は、えらそに腕を組んで、「ほな、3年待っちゃろ。 夏祭りの太鼓が聞こえたら、
嫁取り行列こしらえて迎えに来るでぇ… よう覚えとけよ!」 弟鬼どもがすごんだ。
「約束破ってみぃ、村の娘ども、みぃんなさろうて、食てまうぞ!」 やっと鬼は帰った。


 「えらいことになったなぁ」 親子3人抱き合うて泣いていると、お寺の五郎がやってきた。
五郎は孤児で、小さい時分から和尚さんに引き取られて育ったけど、元気のええ若い衆や。
わけ聞いて、目ぇ釣り上げた。 「悪いやっちゃ。俺、捕まえて退治しちゃる!」
「やめとき。鬼に逆ろうてみぃ、八つ裂きにされてしまうでぇ」 
しかし五郎は止めるのも聞かずとび出した。 丘越え、野越え、林を抜けた。
牛滝の川を渡り、槇尾山の麓を走って国分の峠にさしかかったころ、日が暮れた。  
ヤブの向こうに火が見えた。  焚火や。
用心しぃもって近付くと、煙の中に大きな鬼の影が浮かんでた。
血ぃのしたたる猪肉をさかなに瓢箪の濁酒をぐびぐび飲んで、青鬼が吠えた。
「兄きぃ、べっぴんの嫁さん見つかって、よかったなぁ。次はオラたちの番やでぇ」
「おう、わかってらぇ。あの村ぁ、桃が一本もないよって、なんぼでも行けるがな」
「そやっ! 桃みたいなもん植えられたら、もう、うかうかと行かれへん。
桃の実ぶつけられたら死んでまう」 3匹の鬼どもは、恐ろしいげに顔見合わせた。 
     ―そうか!―  五郎は大きくうなずいて、その場を離れた。


 「桃の苗木が欲しいて? ほな、紀州の知り合いに仰山作ってる人がおるよって、たのんじゃろ」  
和尚さんに手紙書いてもろうて、五郎は旅に出た。
「ナミよ、待っていや。桃の木いっぱいお前の家の周りに植えて、
鬼めら追っぱらっちゃる。  大事なお前を鬼なんぞに盗られてたまるか!」 
紀州についた五郎は桃屋敷ちゅう大きな家に住み込んで、桃作りを手伝うた。 
朝早うから日暮れまで、草むしって、 肥やしやって、虫取った…。 
薄桃色の花咲いて、やがて小さい実がなって、ひと雨ごとに ふくらんだ。
1番肥え、2番肥え、3番肥えと肥えやった。 
大きな桃をとるにゃあ余分な実ぃは摘まんならん。 
鳥に食われんように袋も被せんならん。 
五郎はそんな仕事をひとつ ひとつ、しっかり胸にきざみ込んだ。


 空いっぱいに鱗雲が広がる秋になった。 
苗木入れた籠を背負うて、五郎は帰り道を急いだ。
「ナミ、もどったでぇ。桃の苗木や。はよ植えよ」  
神於山(こうのやま)の紅葉が日に映え、ナミの頬も赤く染まったがやぁ。 
ふたりして畑を作り桃の苗を植えた。 
野分けが吹きはじめるころ、やっと全ての仕事が終わった。 
一本も枯らしたらあかん。 どうでもこの冬を越ささんならん。 毎日見廻って水やった。
身ぃ切るような吹雪が吠えてる夜遅くに、五郎はナミを畑で見付けて驚いた。
「なにしてるんや。風邪ひくやないか」 
ナミは、凍えそうな苗木を見つめて、 目にいっぱい涙を溜めていた。 
「うち、死んでも鬼の嫁にいくのいやや。 苗枯れたら どないしょう」 
五郎はクシュンと鼻すすって言った。 
「よっしゃ、藁で囲っちゃろ。 心配いらん。 枯らしてたまるかぇ!」


 春になった。桃の木は幹もしっかり太くなって、ぐんぐん枝のばし、葉も茂ったが、
ナミと五郎はびくびくしながら夏祭りの太鼓を聞いた。
   ―あと1年。それまでに、どうでも桃を実らさんならん・・・・・・―
また秋が来、寒い冬が過ぎ、3年めの春。


桃の花が咲いた。いっぱい、いっぱい実がなった。

 「何なら、ありゃぁ?」 「桃や。村間違たんちゃうか?」 鬼の嫁取り行列は丘の上で止まってしもうた。 
ナミの家は、屋根も見えへんほど桃の木が茂ってるんや。
「俺の嫁さんはどこなら? 3年も待ったんやぞぉ。ナミー、ナミーッ」
赤鬼は火だるまみたいになって駆け出した。 ほかの鬼たちも、どっと村へ駆け込んだ。
と、バラバラバラ・・・・・・雨あられと桃の実が飛んできた。 赤くなった大きな桃の実や。
「ギャーッ、桃や、桃やっ」 逃げも避けもでけへん。
おでこにビシッ、お尻にビシャッ、 胸板にバシーン! 「アッツ、ツツ・・・・・・」 「イテッ、テ、助けてくれぇ」
あわをくった鬼どもみんな、命からがら逃げ散ってしもうた。

 
 「やった、やったぁ」 「やったぞう」 
木陰から飛び出したんは、五郎、ナミ、おっとうに おっかあ、助っ人にきた若い衆や。 
鬼どもを追い散らした後、皆んなナミの家に集まった。
「おう、こら、うまい」 みな、桃をかじった。 「こないにうまい桃、はじめてや」
「いやぁ、ほんまや」 「ほんまにうまいぞう」 「よかったなぁ、ナミ」 
「おおきに、五郎」 桃の木陰で、ふたりはしっかりと手を握り合うた。
その秋、五郎とナミはめでたく祝言をあげた。 
それから、包近の村じゅうどっこでも、いっぱい桃を作るようになったんやてぇ】


 児童絵画展”にアップされていた絵を紹介しています。

今日の絵は小学3年生の女の子が描いた 「イッポン!!」 です。


絵を拡大して見ると帯に彼女の名が書かれていました。 この絵のモデルは作者自身です。 
凄い迫力ですねぇ。 女三四郎ですね(笑。 投げられた方は男の子?(笑。

 過去の 「ひげ爺の子供見守り隊」 の紹介です

 2015年11月13日  4~5人の男の子、女の子が纏まって帰って来ました 「おかえり~」
「ただいま~」  5年生の男の子が 「おっちゃん、もうすぐマラソン大会が有るねんな~」
「おう知っとる」  「でな~、3位以内に入ったら好きなもん買ってもらえるねん」 
「ほ~そりゃええのぅ」  「10位以内なら好きなもん食べさせてもらうねん」 
「おうおう、去年は何位じゃったん?」  「22位」 「そりゃ、だいぶ頑張らにゃぁイケンのぅ」(笑。
「あんな~、おれ野球やってんな~、去年まで下のリーグやったけど今年は上のリーグやねん」
1部2部、またはJ1J2のように実力によって参加するリーグが違うそうです。

「でな~今年は練習がきつくてだいぶ走らされてん」 「おうおう、自信が有るんか?」
「うん、10位には入れると思う」 「ほう~そりゃ楽しみじゃのう」
すると傍を歩いていた女の子が 「うちは3位以内なら5000円、5位以内なら3000円、
10位以内は1000円やねん」 「へ~、お前ら皆んなお金持ちじゃの~」(笑。
「でもな~10位以下なら罰金とられるねん」 「ほうほう、なんぼや?」 「500円」
なんか親御さんたち “馬の目先に人参” 作戦ですね(笑。

 2015年11月20日  今日の見守りは2時半と3時半の2回。 3時から見守って来ました。
まだ子供たちは帰って来んなぁ、と思ってぼんやり空を見上がるとお月様が…
「わっ!」 「わ~びっくりしたぁ、脅かすなやぁ」 4年生の女の子です(笑。
「おっちゃん何見てん?」 「あそこにお月さんが出とるじゃろう」 「ほんまや」
「さっきからあの月の近くを飛行機が通るんじゃ。 月を串刺しにする写真が撮れんか思うて」
次に飛んで来た飛行機 「おっちゃん、あの飛行機はええんちゃうん? 串刺しすんでぇ」


が、月の僅か下を通って行ってしまいました。 「残念やなおっちゃん」  くそっ(汗。
「串刺ししたらお前にチョコをやろう思うっとったんじゃが… ヤメじゃ」(笑。
「ええ~? ちょうだい、ちょうだい」(笑。  もちろんやりましたよ。

 2015年11月26日  昨日・今日・明日、先生と父兄の懇談会が有るため、見守りは1時からです。
5年生の女の子が帰って来ました 「おかえり~、おっ、髪型がかわっとる。 失恋したんか?」(笑。
この子はいつも髪をポニーテールにしているんですが、今日はおかっぱ頭でした。
「ちゃうよう~、朝寝坊して髪をとかす時間が無かってん」 すると傍を歩いていた友達が 
「おっちゃん古いなぁ、失恋しても髪型変える子なんて今時い~へんでぇ」
「はっはっは、さよかぁ」(笑。  「でも髪型が変わったのに気付いたのはエライわぁ~」 
「さすがやなぁ、おっちゃん!」 すかさず手を差し出し 「なんやこの手は?」 
「褒めてあげたじゃん。 チョコチョコ」 ったく、こいつら~(笑。
コメント (4)
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