退院直前の最後の試練、
下大静脈フィルター抜去術から無事帰還(-_-)/
フィルター留置は、私の入院の知らせに家族が慌てて駆けつけ、事前にお願いしていた通りの《やんわり告知》を主治医のI医師からしてもらった直後のこと。
急遽施術が決まり、車椅子でアンギオ室に向かいながら同意書に目を通す、
そんなバタバタ状態の中で行われた。
今回は朝から術着に着替え、点滴をし、昼以降は絶飲食でひたすら呼び出しを待つのみ。
様々なリスクが浮かんでは消え…何度目だろうと、この待ち時間はいやなものだ(+Δ+)。
14:20頃に看護士さんが来て、14:40必着、14:50執刀開始を告げられた。
行きはストレッチャーで。
…そういえば開腹手術時には基本、手術室までは歩いて行くのに、血管造影はストレッチャーで、って。
なんでだろ?(・ω・)
お喋りをしながら廊下を運ばれていると、途中なじみの看護士さんやお掃除のおばちゃん、助手さんらが
『いってらっしゃい』
って声をかけてくれた。これは嬉しかったな~(*^^*)
造影室では若手の先生がメインで、そこにベテランの先生と看護士さんが付くというこじんまりとした3人編成で行われた。
《首じゃなく鼠径部からかも》とか《今回は筋肉注射と静脈麻酔を》
と、直前まで情報が錯綜していてかなりドキドキしていたんだけれど、開けてみたら穿刺は首から且つ筋注は無しってことでホッとした。
術台に自分で移動すると、早速左指に酸素計、右腕にバイタル計を装着され、点滴からは痛み止めが投与された。
痛み止めが入り始めると、刺した時点から痛かった点滴針辺りが鈍く痛み、次第に軽く頭がくらくらし始めた。
頸部広域を消毒、ゴワゴワしたシートで上半身を覆われて、エコーを使い頸静脈の位置なんかを確認し、切開位置を決めたらそこに局所麻酔を打っていよいよスタート。。
首の皮は薄いんだし、メスは一刀で《スッ》と滑らかに入るイメージだったんだけど、
実際はプラスチックかなんかの適度に硬度のあるものを、何回かに分けて切り込みを入れていく…
そんな感覚。
その様子を見ていたベテラン先生が切り込みの最中におもむろに言う。
『うん、いいんだけどね…ここで1つ、重要なアドバイスをするよ。』
みたいな。
そんなに重要なら、始める前に言っといてくれよぉぉ( ̄д ̄;)(笑)
そんなこんなで途中何度もベテラン先生の指示を仰ぐ若先生。
その一部始終を聞かされる身にもなってほしい…(笑)
でもまぁここは大学病院、
実際問題こうやって次の世代を育てていかないとね。。
ガイドワイヤーが胸のフィルター辺りに進んだ時だと思う、胸の奥にいやな痛みが走ったのは。
それは微小ながらも思わず軽く背中が浮いてしまうような痛みで、
血管の中でも痛みを感じるものなんだな
って。またもや経験値が増えちゃったかなぁ…f(^д^)
やっぱフィルター辺りの進め方が難しいらしく、私は指示の通り何度も息の吸い吐きをしたり首の角度を変えたりした。
加えて撮影とベテラン先生の指示とを挟みながらでなかなか進まない様子。
フィルターを上手く掴めなくて回収できなかったらどうしよう?
とか
途中取りこぼして変な形で詰まったまま回収不能になっちゃうんじゃないか
とか
この痛みは血管壁を傷つけてるんじゃないか
とか。
時間が経つごとに不安が募り、ごわごわシートの下で汗だくになる私。
たぶんそれほど長い時間じゃあなかったはずなんだけど、かなり長く感じられたよ。
終わりは突然やって来て、
『はい、終わりましたよ~』
先生の明るい声にようやく肩の力が抜けた。
圧迫止血の間、先生方と話てみたら
この大病院でもフィルターの抜去は月に2件ほどで、これからは首からが主流らしいよ☆
部屋へ帰るのもストレッチャーで、助手さんと談笑しながらの帰還、
そこからはベッドで4時間の安静。
首も痛いし、終わって緊張感から解かれたんだろうね、結構ぐったり。
テレビは相変わらずつまらないし、
ケータイをいじろうにも左腕に刺さった点滴針が痛くて上げてられない。
右手で打とうものならタイプミス続きで進まないし。
ただひたすら横たわってるだけ、持て余し気味の4時間の長いこと。。
ま、脳の時みたいに鼠径部から動脈に穿刺するのに比べたら天国なんだけどね~('∇`;)…けどやっぱ、首を切るのは怖いよ。
暫くすると左肩肩甲骨の奥深くがピンポイントで疼きだし、たまらずナースコールを押した。
起き上がれないのでロキソニンを砕いてもらい、水に溶かしたものをシリンジで口に入れてもらう。
この光景どこかで見たなぁと思ったら。。育児放棄や親と生き別れた動物の赤ちゃんが人に保護された時にミルクなんかをあげてる映像、まさにあれだね(笑)
で、安静が明けるともう20:00、
ようやく起きて「さぁご飯♪」(←1カ月に渡る入院生活ですっかり一日3食生活に慣れちゃったなぁ(((^Д^;))と思ったら、念のためにまずは歩行練習をさせられて。
で、ようやくご飯。そして就寝。
そんなイマイチな一日だった。
けどとりあえずまた1つクリアってことで☆(o^-')b
下大静脈フィルター抜去術から無事帰還(-_-)/
フィルター留置は、私の入院の知らせに家族が慌てて駆けつけ、事前にお願いしていた通りの《やんわり告知》を主治医のI医師からしてもらった直後のこと。
急遽施術が決まり、車椅子でアンギオ室に向かいながら同意書に目を通す、
そんなバタバタ状態の中で行われた。
今回は朝から術着に着替え、点滴をし、昼以降は絶飲食でひたすら呼び出しを待つのみ。
様々なリスクが浮かんでは消え…何度目だろうと、この待ち時間はいやなものだ(+Δ+)。
14:20頃に看護士さんが来て、14:40必着、14:50執刀開始を告げられた。
行きはストレッチャーで。
…そういえば開腹手術時には基本、手術室までは歩いて行くのに、血管造影はストレッチャーで、って。
なんでだろ?(・ω・)
お喋りをしながら廊下を運ばれていると、途中なじみの看護士さんやお掃除のおばちゃん、助手さんらが
『いってらっしゃい』
って声をかけてくれた。これは嬉しかったな~(*^^*)
造影室では若手の先生がメインで、そこにベテランの先生と看護士さんが付くというこじんまりとした3人編成で行われた。
《首じゃなく鼠径部からかも》とか《今回は筋肉注射と静脈麻酔を》
と、直前まで情報が錯綜していてかなりドキドキしていたんだけれど、開けてみたら穿刺は首から且つ筋注は無しってことでホッとした。
術台に自分で移動すると、早速左指に酸素計、右腕にバイタル計を装着され、点滴からは痛み止めが投与された。
痛み止めが入り始めると、刺した時点から痛かった点滴針辺りが鈍く痛み、次第に軽く頭がくらくらし始めた。
頸部広域を消毒、ゴワゴワしたシートで上半身を覆われて、エコーを使い頸静脈の位置なんかを確認し、切開位置を決めたらそこに局所麻酔を打っていよいよスタート。。
首の皮は薄いんだし、メスは一刀で《スッ》と滑らかに入るイメージだったんだけど、
実際はプラスチックかなんかの適度に硬度のあるものを、何回かに分けて切り込みを入れていく…
そんな感覚。
その様子を見ていたベテラン先生が切り込みの最中におもむろに言う。
『うん、いいんだけどね…ここで1つ、重要なアドバイスをするよ。』
みたいな。
そんなに重要なら、始める前に言っといてくれよぉぉ( ̄д ̄;)(笑)
そんなこんなで途中何度もベテラン先生の指示を仰ぐ若先生。
その一部始終を聞かされる身にもなってほしい…(笑)
でもまぁここは大学病院、
実際問題こうやって次の世代を育てていかないとね。。
ガイドワイヤーが胸のフィルター辺りに進んだ時だと思う、胸の奥にいやな痛みが走ったのは。
それは微小ながらも思わず軽く背中が浮いてしまうような痛みで、
血管の中でも痛みを感じるものなんだな
って。またもや経験値が増えちゃったかなぁ…f(^д^)
やっぱフィルター辺りの進め方が難しいらしく、私は指示の通り何度も息の吸い吐きをしたり首の角度を変えたりした。
加えて撮影とベテラン先生の指示とを挟みながらでなかなか進まない様子。
フィルターを上手く掴めなくて回収できなかったらどうしよう?
とか
途中取りこぼして変な形で詰まったまま回収不能になっちゃうんじゃないか
とか
この痛みは血管壁を傷つけてるんじゃないか
とか。
時間が経つごとに不安が募り、ごわごわシートの下で汗だくになる私。
たぶんそれほど長い時間じゃあなかったはずなんだけど、かなり長く感じられたよ。
終わりは突然やって来て、
『はい、終わりましたよ~』
先生の明るい声にようやく肩の力が抜けた。
圧迫止血の間、先生方と話てみたら
この大病院でもフィルターの抜去は月に2件ほどで、これからは首からが主流らしいよ☆
部屋へ帰るのもストレッチャーで、助手さんと談笑しながらの帰還、
そこからはベッドで4時間の安静。
首も痛いし、終わって緊張感から解かれたんだろうね、結構ぐったり。
テレビは相変わらずつまらないし、
ケータイをいじろうにも左腕に刺さった点滴針が痛くて上げてられない。
右手で打とうものならタイプミス続きで進まないし。
ただひたすら横たわってるだけ、持て余し気味の4時間の長いこと。。
ま、脳の時みたいに鼠径部から動脈に穿刺するのに比べたら天国なんだけどね~('∇`;)…けどやっぱ、首を切るのは怖いよ。
暫くすると左肩肩甲骨の奥深くがピンポイントで疼きだし、たまらずナースコールを押した。
起き上がれないのでロキソニンを砕いてもらい、水に溶かしたものをシリンジで口に入れてもらう。
この光景どこかで見たなぁと思ったら。。育児放棄や親と生き別れた動物の赤ちゃんが人に保護された時にミルクなんかをあげてる映像、まさにあれだね(笑)
で、安静が明けるともう20:00、
ようやく起きて「さぁご飯♪」(←1カ月に渡る入院生活ですっかり一日3食生活に慣れちゃったなぁ(((^Д^;))と思ったら、念のためにまずは歩行練習をさせられて。
で、ようやくご飯。そして就寝。
そんなイマイチな一日だった。
けどとりあえずまた1つクリアってことで☆(o^-')b
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