人々の心に優しさと感動を与えた美しい薄紅色の桜のソメイヨシノが散り、里桜が次々と
開花しています。里ザクラは、桜の園芸種の総称の事で八重咲きの美しいものが多くその
歴史は、平安時代からと言われ、その後交配などが続いて、200種以上のサトザクラが誕生
したと言われています。
🌸 カンザン(関山)八重咲き桜の代表種で、花は濃いピンク色で若葉が同時に開く
🌸 ギョイコウ(御衣黄) 花びらは厚く外側に反り返る、淡緑色で中心部に紅色の線がある。
花色は葉と似ているので見逃しやすい
🌸 ショウゲツ(松月)は、オオシマザクラ系の遅咲きの品種です。 外側の花弁は淡紅
色で内側の花弁ほど白色になり、八重咲きで花弁数は20~30枚ほど、 花びらの先端
に細かい切れ込みがある
🌸 スルガダイニオイ(駿河台匂)花に芳香がある桜、花弁が5枚で花色は白の一重咲き
🌸 ウコン(鬱金)は、淡黄緑色をした、八重咲きの花を咲かせるオオシマザクラ系の
里ザクラの園芸品種です。咲き始めは淡黄色ですぐに白っぽくなり、終わり頃にな
ると淡桃色を帯び綺麗な色に変わります。花は37~41mmくらいの大きさです
🌸 フゲンゾウ(普賢象)は、室町時代からあったといわれる古い品種。花は淡紅色です
が開花が進むほど花弁が白くなっていき、最盛期を過ぎると花の中心部が赤く染まっ
ていきます。花の中央には、葉化した雌しべが2本、この変わり葉を、普賢菩薩の乗
る 象の鼻や牙に見立てて、この名がつけられたと言われています
🌸 ヨウキヒ(楊貴妃)は4月下旬開花で古くから伝わる名木。つぼみは紅色、開花す
ると淡紅色になり、気品のある花です。花弁数は20枚内外です。豊満な八重咲き
の花姿から中国の楊貴妃(ようきひ)を連想させることから名づけられました