今月末まで都内で開催されている「東京文化財ウィーク」にちなみ
わが町の文化財も公開されている。
この機会にわが町の身近な文化財にふれ、歴史や文化を学んでみた
くなった。
わが町の中心にある、武蔵総社大國魂神社は大國魂の大神を武蔵の
国の護り神として御祀りした社とある。古い歴史については、難し
くてなかなか理解できないが、宝物殿を見学すれば、多少の知識が
養われると思い出かけてみた。
ここには、この時期三日間だけ公開される重要文化財の木造狛犬が
ある。檜製の寄木造、玉眼、漆塗、金箔仕上げの跡がみられるとさ
れている。
武蔵国府の杜に佇む神社は、この日は七五三のお祝いでなんとも華
やいだ雰囲気につつまれていた。境内のあちこちで、着飾った子供
を中に、盛装の若夫婦が笑顔でカメラの前でポーズを取っていた。
神社の鳥居の前にたつ御神木ケヤキは深い緑をたたえたままで、
いまだ秋の気配など感じさせない。
境内は広く風がわたり、木々がこたえるそして心が澄んでいくよう
に感じた。
四対の阿吽像に護られた大神は拝殿で祈りを捧げる人々の願いを汲
み取り叶えてくれるだろうか・・?
参拝者の絶えない拝殿門の脇に置かれた阿吽像、阿形像が子供か?
他の生き物を捕らえているのが珍しい、コケの衣も色鮮やかであった。