女の一生〈1部〉キクの場合 遠藤周作 2013年08月17日 20時54分09秒 | BOOK 「わたしが・棄てた・女」の森田ミツと、本書のキク。 どちらも作中で聖女だと言われているが、その生き方は全然違う。 キクは愛する者のために自分を犠牲にし、ミツは自分の愛も幸福もうち捨てて、聖人的行為を行なう。 キクは本質的には自分の幸福のために生きている女性であり、わたしが~のミツは自分の幸福を超えたところで生きた。 私個人としては、自分の幸福追求のために色々なものを犠牲にしたキクは、多少身勝手に思える。森田ミツ的生き方のほうが、私には聖女らしく見える。 « もえちゃう? | トップ | 日本のキリスト小説 »
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