これは大変だぁ〰(^○^)
偏のバランスが、、、、
細い線が、、、
まず、筆につける墨量を『潜』と『心』より抑えましょう。
一画目の点を立ててしまうと偏全体が伸びてしまうので、横方向に書きましょう。
二画目はあまり右上がりにしないようにすれば、つられて箱が右上がりになりすぎることはないはずです。
この箱は風通し良くするために、二画目を一画目につけないように筆先効かせて書きましょう。
一画目の点の下から左払いを書きはじめたいので、箱の位置がずれないように書きましょう。
※二画目の横画と箱の間は少し空けてください
左払いを急いで書いてはいけません。
このカスレは、墨の濃さによるもので、勢いつけてカスレさせたのではないと思います。
ゆっくりと角度と方向をコントロールして書きましょう。
※左の箱に触れるぐらいに書かないと、偏のバランスが悪くなるので注意
左払いと接触する縦画は、左の箱下から書きはじめ、トメは少し大げさなぐらいに止めてください。
次の点は難関ですね。
左下から入り、すぐ右下にさがり、またすぐに右上に上がってから筆先をしならせて左下に軽くハネる、、、
文章にすると分かりづらい(^○^)
横方向の点になるように意識して、その後に書く横画4本が下がらないようにしましょう。
偏と旁はかなり接近しています。
『見』の一画目を偏に近づけて書く事が肝要です。
『見』一画目のトメを線内でキメタら、その流れで二画目に入れば、二画目転折前の波は行書風の自然な形になるはずです。
その流れは転折にもつながり、転折は角張らず、柔らかく書きましょう。
『見』三画目と四画目の横画は、その太さこそ変えますが、角度は変えません。
しかし五画目は、締める意味でも角度を少しきつめにあげています。
書きはじめの場所も、偏に着かんばかりのギリギリなポイントからです。
次の左払いは少し早めに書きます。
カスれれば良いというわけではありませんが、濃い墨のカスレはウェルカムです!
最終画の入りは、左下方向から入り、その場で回転させて頭を作り、左下方向に張り、急激に右に曲がり、アールを軽く描きながらスピードを緩めて軽くエネルギーをためて左上方向にハネます。
私は、一文字書く時、軽く息を吸って呼吸を止めるタイミングで一画目を書きはじめます。
※深呼吸じゃありませんよ
この『観』の場合は画数が多いので、偏を書き終わるまでは呼吸を止め、『見』の前でさらに軽く吸ってそのタイミングで書きはじめるようにします。
書きはじめの筆先回転エネルギーのきっかけを、呼吸で作っているのかもしれませんね。
文字には意味があるので、そこに気持ちや魂を込める事は分かりやすいポイントですが、身体や内臓を使って文字に命を吹き込む作業も、意識して学び取っていきたいものです。
この呼吸の使い方こそ、『道』を求める者にとってとても大切な項目だと私は思っているのです。