那覇から松山への空路は初めての経験だった。
松山から那覇へ飛び立った時間帯はあいにくの曇りで、
眼下にどういう景色があったのか知る由もなかった。
どちらも揺れずに快適な乗り心地だったのだが、地上が
見えるのと見えないのとではまるで違うのは当然のこと。
で、復路で見下ろした地上の景色が最高だった。
「平島・諏訪之浦島・中之島・口之島・口永良部島・
屋久島・種子島・硫黄島・黒島」が見えたのだ。
そして、開聞岳・池田湖・鹿児島市・霧島連峰と続く。
佐田岬先端から右に旋回を開始し、伊方原発近くまで
寄り、猫の島で知られる青島の真上から松山市上空に
達するのだから圧巻の景の連続なのである。
景色を堪能しながら気付いていたことがある。
もしも左側の座席に座っていたら、見える景色はまるで
違っていたことで、さぞかし詰らなかっただろう。
もしも愛媛県人が沖縄に往ったら、還りは右眼下が良く
見える座席を取るのが絶対にお得です!
ところで、私は酷い高所恐怖症である(笑)。
例えば、尾道~今治の「しまなみ海道」の橋が怖い。
それを怖がりながらも我慢して徒歩で渡っている。
考えてみるに、リアルな高さが怖いのだな。
だから高度9.000から12.000の飛行機の高さになると
怖さは消え、景色見たさで窓際席を取れるのだ。
他人からは不思議に思えるだろうが、それが実態だ。
写真の橋は那覇市・泊(とまり)埠頭に架かる橋である。
橋には立派な歩道もあって渡ればかなり近道ができる。
好天日に勇気を振り絞って挑戦したが三分の一も上ら
ないうちに引き返すことに・・・。強烈に怖いのだ!
しまなみ海道の橋を渡ったのに、全く慣れてない!
・・・ たはっ! ・・・
【写真の説明】
中央のフェリーは渡嘉敷島行き。
これに乗って島に行ったが、綺麗な海と猫の島だった。
背後の船は大東島行きのフェリーで、乗客が少ないから
小さいのだろうが、あまりにも小さ過ぎて驚いた。
船の揺れに強い私でも、ちょっと尻込みするね。